すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

読書の巨人のキニナルキ

2018年10月15日 | 読書
 日本一の読書人といってもいい松岡正剛が、BSプレミアムの『推しボン!』という番組に登場していた。

 6万冊以上という蔵書のある研究所が撮影場所で、三人のゲストが登場し、自分の「本棚」(つまりは読書歴)を語っていく内容である。
 三人は小説家、漫画家、冒険家であり、それぞれに実に面白く興味深く視聴した。

 それと同時に、ぽつりと語る松岡の一言が実に含蓄があったので「キニナルキ」として、ここで拾っておきたい。


Volume121-1
 「本棚は頭の中のクローゼット」

 似たようなことを内田樹氏も語っていたと思う。つまり書棚を見ると、思考や嗜好は明らかになるし、食べ物や着る物と似ている。
 それにしても整理は大事(反省!)


Volume.121-2
 「本は人に贈るのがいい」

 あまり実行できていないな。どこか「考えの押しつけ」のように思ってしまうのだろうか。自信のなさか…。そう言えば私の頂いた経験から語ると、くださった方はみんな一流の方である。


Volume.121-3
 「本は路地の飲み屋」

 これは面白い。読み始めないとどんな中身かわからないという比喩だろう。ぱっと路地を見渡し、店名だけ見ても実際はずいぶんとイメージと違うこともある。とにかくそういう発見、驚きは路地に入ってみないとできないことだ。


Volume.121-4
 「昔は、本屋に薬も置かれていた。」

 本屋は、人の心身に働きかける存在でありたい。
 通販ばかり使っちゃいかんぞ!と再び猛省。