すぷりんぐぶろぐ

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スクラムに身体が同調して

2019年10月14日 | 雑記帳
 「にわかファン」とも呼べないほどの興味だが、昨夜のラクビ―は目を離せなかった。いや正確に言うと、一度チャンネルを替えた。それは見ていて肩に力が入って疲れを感じたからだ。スポーツ観戦は好きとはいえ実際にあまり見る機会はなく、TVのLIVEが主だ。これほど力が入ったことはそんなに記憶にない。


 ラクビ―にあるタックルやスクラムという動きは、身を入れて見ると同調してしまうのだろうか。例えば好きな大相撲だと同じように踏ん張って応援してもたかが数秒から数十秒だ。これが数分、数十分になると明らかに自分の力みが身体を覆ってくる。特にノーサイドまでの十数分は圧巻だったし、息を詰めて見た。


 そのせいか、ベッドに入ってもなかなか寝付かれない。仕方なく改めてラクビ―あれこれの思いを巡らす。私の世代で言えばラクビ―は、夏木陽介主演の『青春とはなんだ』という、いわゆる青春学園ドラマの先駆けとなる作品で出会っているはずだ。これに続くドラマでも、サッカーと交互に取り上げられたと思う。


 高校の部活動が舞台になっていて、当時は夢中になってみた。今検索してみると原作が某元都知事なのがしゃくだが(笑)。青春とは情熱、希望、友情そして、流れる汗と真っすぐな恋だと照れずに見せつけてくれたドラマだ。汗の象徴は言うまでもなくスポーツ、それはラクビ―かサッカー。ラクビ―がよりハードだ。


 体育で教えられた経験はサッカーが早い。ラグビーは高校で一度二度あったかという記憶しかない。それだけルールが難しい。TV観戦で親切に解説がついてもまだ覚えられずにいる。それにしても肉体をもろにぶつけ合うこの競技が人々を虜にするならば、ひ弱なこの国の空気を少し揺さぶってくれる期待を持つ。