和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

現代詩の子役。

2013-02-08 | 詩歌
地デジが始まる際に、どうせ液晶テレビを買うのなら、
HDD内臓のにしようと、放送開始直前で購入したのでした(笑)。すると、これズブの素人でも録画が簡単。

ということで、最近では、気になる番組はつい録画(笑)。
2月5日NHKBSプレミアムで、評判だった映画の再放送を録画しておいたのでした。森繁久弥主演の「警察日記」。その録画を見る。その時代背景(戦後の会津磐梯山)や子役の二木てるみの演技がじんわりとひろがる映像表現に堪能しておりました。

ところで、岩波文庫の新刊に自選谷川俊太郎詩集。
そうだ、現代詩の子役・谷川俊太郎
というイメージが私の中にひろがります。
その子役が、どのように年齢を重ねていったのか。
という興味がわきます。

竹内政明著「『編集手帳』の文章術」(文春新書)に
こんな箇所があったなあ。

「何年か前、いまは亡き井上ひさしさんが日本記者クラブの記者研修で講師をなさいました。記念の色紙に揮毫された言葉を覚えています。

  むずかしいことをやさしく
  やさしいことをふかく
  ふかいことをゆかいに
  ゆかいなことをまじめに
         書くこと      
              」(p32)

現代詩の17歳が、
どのように年を重ねて「書くこと」を続けてきたのか。


岩波文庫「自選谷川俊太郎詩集」(定価700円+税)。
文庫解説は山田馨で26頁。

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