和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

座布団二つ。

2014-06-04 | 地域
平川祐弘著「日本人に生れて、まあよかった」(新潮新書)
のあとがきに、
「八十路にはいって評伝『竹山道雄と昭和の時代』『ダンテ「神曲」講義』・・・等の書物を続けて出しました。」(p261~262)とあったので、
それじゃ「竹山道雄と昭和の時代」の次に読むのは
「ダンテ『神曲』講義」にしよう(笑)。
というので古本で注文することに、

それが今日届く。

サンブックス(新潟県山木戸)
3000円+350円=3350円

この古本は新刊同様、頁もきれい。
平川祐弘著「ダンテ『神曲』講義」
(河出書房新社・初版2010年)には
レジの領収書がはさまっておりました。
興味深いので、引用。

 ジュンク堂書店 新潟店
 日付は、2013年5月23日
 定価は、5460円

う~ん。読もうとして買ったのでしょう、
けれど、きれいなままに古本となり、
それが、今日私の手に届いたのでした。
何だか、他人事ではないような(笑)。

さて、全503頁と索引付
第一回をひらくと、
古今和歌集・往生要集・伊勢物語・
源氏物語とか、日本人名がでてくる。
何の講義だろうと、おもしろそう。
うん。新潟店で買った人も、
そう思って5460円を払ったのかもしれないなあ。
ここまでは、他人事ではありません(笑)。


さてっと、
ちかくにあった
上原浩治著「覚悟の決め方」(PHP新書)
をもう一度手にとる。
あれれ、新書カバーの上に
カバーが重なっておりました。
重ねた表紙カバーに上原選手の写真入り。
新書の帯というのはありますが、
カバーの重ねとはすごいなあ(笑)。
せっかくなので少し引用。

「むろん、言葉の壁はあるし、
慣れない環境で戸惑うことは多い。
移動は長距離で、しかも時差が加わる。
とくに西海岸から東海岸への移動はきつく、
一時間とか三時間の時差はジャブのように
身体に効いてくる。ほとんど休みもない。
日本では週一日は試合がないけれど、
メジャーでは20連戦もめずらしくない。」(p141)

「すでに述べたように、この五年間、
私はいろいろなことを我慢してきた。
私はお酒がとても好きなのだが、
外にはまったく呑みに出かけていないし、
家でも缶ビール二本までと決めている。
外食もほとんどしていない。
毎日決まった時間に起き、
決まった時間に球場に行き、
決まったトレーニングをして、登板に備える。
試合が終われば、また軽くトレーニング
をしてまっすぐホテルに帰り、入浴と
ひとりだけの寂しい食事を済ませたら、
日課の電気治療をして、また明日に備える。
贅沢といえば、バスタブに入れる
さまざまな入浴剤くらいといってもいい。
できることなら・・・・
夜の街に繰り出して羽目を外して
騒ぎたい時もある。
でも、そうして得られる楽しさや充実感、
満足感と、野球で結果を残す楽しさ
・・・・・・
それは比較にならない。言うまでもない。
野球で結果を出すほうが、
はるかに楽しいし、充実感と満足感
も味わえる・・・
だいたい、遊びは引退してからいくらでも
できる。しかし、野球はいましかできないのだ。
そう思えば、多少の我慢はなんともなくなる。
・・・・」(p147~148)

う~ん。座布団二つ。
じゃなかった。表紙カバーを二つ
重ねた気持ちがわかるような(笑)。
コメント
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