以前、渡部昇一氏の本を読んでいる時に、
繰り返して語ることの大切さを指摘されていたことがあったなあ。
基本的なことを、繰り返すことの大切さ。
さてっと、
平川祐弘著「日本人に生まれて、まあよかった」(新潮新書)の
第二章で語られているのを、私は繰り返したくなりました。
ということで、引用。
「・・このようなタブーのある
不自由な言論空間こそが
日本非難を生みやすい土壌になっているのです。
戦後の日中友好運動は
日本側に中国批判は言わせないが、
中国側に日本を不当に非難する者がいても
それを咎(とが)めることはしないような運動でした。
言論の不自由な中国ですが、日本の悪口はいえる。
その自由だけはいくらでもあります。
日中関係が悪化すると
親日派と思われたくないためもあってのことか、
魯迅の親族の中からも日本人の悪口を言う
者が出て来ます。・・」(p115~116)
「日中関係で議論するのは気楽ではありません。
タブーが多いからです。
実はその種のタブーが強かったために、
日中の相違を実感している人も
表立って口を開かない時期が長く続きました。
しかしそのことは裏返して言うと、
私たち日本人は、自分たちが
現在享受している言論の自由や人権や
民主主義的権利の尊さを積極的に評価していない、
ということになりかねません。」(p117)
「私自身は中国大陸で数回にわたり
数カ月ずつ暮した者ですが、
短期の旅行者のみならず長期の滞在者でも
日中近代化の比較論はまだしも、
日本と中国の政治体制の相違に由来する
価値観の相違を積極的に大きな声で論じる人は
存外少なかった。
これは一つには日本人のいま述べたような
遠慮に由来しますが、
二つにはかなり多くの日本人はその相違について
無自覚だからだと思いました。
日本人自身がそのように鈍感であるとすれば、
一般西洋人が日本と中国の相違について
きちんと認知しないのは当然でしょう。」(p117~118)
第二章の最後は
夫婦で笑う箇所がありましたので、
引用しておきます。
「大陸にもいい中国人は大勢います。
好意は好意を呼ぶものです。
片言の中国語を話す私と妻は、二昔前、
北京でタクシーの純朴な運転手に
『あなた方はいい人だから日本のような
悪い国に帰らないで中国に住み着け』と
真顔でいわれました。
『年老いた母がいる』といったら
『お母さんもこちらへ連れてこい』というから、
そのときは家内と笑いましたが、
このような日本悪玉イメージの刷り込みが
続いているのかと思うと心配です。
しかし、日本を仮想敵国に仕立てることによって
十三億の中国人民の結集をはかっているのが
習政権ではないでしょうか。」(p120)
以上、第二章だけを、読んだので
すこし引用させていただきました。
読んでは、すぐに忘れる私ですが、
繰り返しておきたくなります。
繰り返して語ることの大切さを指摘されていたことがあったなあ。
基本的なことを、繰り返すことの大切さ。
さてっと、
平川祐弘著「日本人に生まれて、まあよかった」(新潮新書)の
第二章で語られているのを、私は繰り返したくなりました。
ということで、引用。
「・・このようなタブーのある
不自由な言論空間こそが
日本非難を生みやすい土壌になっているのです。
戦後の日中友好運動は
日本側に中国批判は言わせないが、
中国側に日本を不当に非難する者がいても
それを咎(とが)めることはしないような運動でした。
言論の不自由な中国ですが、日本の悪口はいえる。
その自由だけはいくらでもあります。
日中関係が悪化すると
親日派と思われたくないためもあってのことか、
魯迅の親族の中からも日本人の悪口を言う
者が出て来ます。・・」(p115~116)
「日中関係で議論するのは気楽ではありません。
タブーが多いからです。
実はその種のタブーが強かったために、
日中の相違を実感している人も
表立って口を開かない時期が長く続きました。
しかしそのことは裏返して言うと、
私たち日本人は、自分たちが
現在享受している言論の自由や人権や
民主主義的権利の尊さを積極的に評価していない、
ということになりかねません。」(p117)
「私自身は中国大陸で数回にわたり
数カ月ずつ暮した者ですが、
短期の旅行者のみならず長期の滞在者でも
日中近代化の比較論はまだしも、
日本と中国の政治体制の相違に由来する
価値観の相違を積極的に大きな声で論じる人は
存外少なかった。
これは一つには日本人のいま述べたような
遠慮に由来しますが、
二つにはかなり多くの日本人はその相違について
無自覚だからだと思いました。
日本人自身がそのように鈍感であるとすれば、
一般西洋人が日本と中国の相違について
きちんと認知しないのは当然でしょう。」(p117~118)
第二章の最後は
夫婦で笑う箇所がありましたので、
引用しておきます。
「大陸にもいい中国人は大勢います。
好意は好意を呼ぶものです。
片言の中国語を話す私と妻は、二昔前、
北京でタクシーの純朴な運転手に
『あなた方はいい人だから日本のような
悪い国に帰らないで中国に住み着け』と
真顔でいわれました。
『年老いた母がいる』といったら
『お母さんもこちらへ連れてこい』というから、
そのときは家内と笑いましたが、
このような日本悪玉イメージの刷り込みが
続いているのかと思うと心配です。
しかし、日本を仮想敵国に仕立てることによって
十三億の中国人民の結集をはかっているのが
習政権ではないでしょうか。」(p120)
以上、第二章だけを、読んだので
すこし引用させていただきました。
読んでは、すぐに忘れる私ですが、
繰り返しておきたくなります。