今日は朝から雨。
午後も時々小雨。
筑摩書房の現代日本文学大系37に
「里見・久保田万太郎集」あり。
ちょうど、手元にあったので、
そこに入っている
久保田万太郎の句集「流寓抄」を
ひらくと、その最後の方に、
10月9日、久生十蘭告別式、
鎌倉におもむく。
秋しぐれ茫乎と海のくらかりき
句集の次にも秋しぐれ
秋しぐれいつもの親子すずめかな
羊羹の三色(しき)五色(しょく)秋しぐれ
ついでに、
「流寓抄」のおしまいの句2つも引用。
秋場所の初日、検査役に抗議したる
式守伊之助に
正直にものいひて秋ふかきかな
月今宵いささか風のつよきかな
句集「流寓抄」には、はじまりに
作者の言葉がありました。
「・・すなはち、ぼくは、
七十回目の誕生日をむかへるにあたり、
何か一トくぎりつけたく、この句集を
編んだ。
昭和三十三年十一月
久保田万太郎 」
午後も時々小雨。
筑摩書房の現代日本文学大系37に
「里見・久保田万太郎集」あり。
ちょうど、手元にあったので、
そこに入っている
久保田万太郎の句集「流寓抄」を
ひらくと、その最後の方に、
10月9日、久生十蘭告別式、
鎌倉におもむく。
秋しぐれ茫乎と海のくらかりき
句集の次にも秋しぐれ
秋しぐれいつもの親子すずめかな
羊羹の三色(しき)五色(しょく)秋しぐれ
ついでに、
「流寓抄」のおしまいの句2つも引用。
秋場所の初日、検査役に抗議したる
式守伊之助に
正直にものいひて秋ふかきかな
月今宵いささか風のつよきかな
句集「流寓抄」には、はじまりに
作者の言葉がありました。
「・・すなはち、ぼくは、
七十回目の誕生日をむかへるにあたり、
何か一トくぎりつけたく、この句集を
編んだ。
昭和三十三年十一月
久保田万太郎 」