正法眼蔵の現代語訳の文庫を買ったは
よいものの、いまだ読み進めずに
脇道から、それてばかりで、
本文を読み進めてはおりません。
気持をいれかえて、
立ち戻ることにします。
さてっと、水野弥穂子訳「正法眼蔵随聞記」(ちくま学芸文庫)
に、学道という箇所がありました。
「学道の縁もまたかくのごとし。・・・・
古人云ク、『光陰虚シくわたる事なかれ。』ト。
今問フ、時光はをしむによりてとどまるか、
をしめどもとどまらざるか。
また問フ、時光虚シクわたらず、
人虚シく渡るカ。
時光をいたづらに過ゴす事なく
学道せよと云フなり。・・・」(p285)
正法眼蔵はひらいてないので、
ここでは、
曹洞宗のお題目本「修証義」から
「光陰」が出てくる箇所。
「光陰は矢よりも迅(すみや)かなり、
身命は露よりも脆し・・・」
もう一箇所。
「命は光陰に移されて暫くも停(とど)め難し、
紅顔いずくえか去りにし、
尋ねんとするに蹤跡(しょうせき)なし」
あらためて「正法眼蔵」を
読みはじめます。
うん。そういえば、
「修証義」のCDを買ったのに、
いまだ聞いておりませんでした。