おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

80 下町不思議発見2・物見台?(番外編)

2009-06-07 20:25:26 | つぶやき
 昭和22年の航空写真(goo版)。戦災の跡がまだまだ色濃く残っています。特に下町は壊滅的で、まだまだ復興にはほど遠い風景です。
 中でも、曳舟~亀戸間の東武線沿線。この亀戸線は、駅舎もほとんど焼失していますが、奇跡的にも線路の北側はほとんど空襲の被害がない地域があります。線路が延焼を防いだとも言えるのでしょうか。
 十間橋通りと東武線が交差する地点から少し西に入った辺り。被害に遭わなかった密集した家々の間に、工場の跡地のような空間が残っています。それが、昭和38年になると、整地されて空き地のようになっています。
 そこを現在の航空写真で見ると、渦巻き状になった物見台のような工作物を発見します。
 いったい何だろう、さっそく出かけてみました。それが、この写真です。高い滑り台。それも四方に滑ることが出来る! ちょっと今までも見たことがない構造をしています。さらに、周りは原色系のペンキが塗られていますが、もう剥げかかっています。
 子ども達が何人か遊んでいます。けっこう見上げるほどの高さ。母親が心配そうに声をかけています。こちらも登って見ようと思いましたが、ちょっと場違いな感じなのであきらめました。ちょっと残念!右に見えるマンションの高さと比べてもゆうに3階以上はある感じです。
 古い家並みが立ち並んでいる中の小さな公園に、こういうユニークな遊び場があるとは思いませんでした。
 ちょっとこの辺りを歩くと、狭い道路をはさんで、少し商店が並んでいました。近くを通る亀戸線の中間駅があったような、さびれた(失礼ですが)駅前通り商店街といったような・・・、実にひなびた商店街でした。線路には、この駅の跡は発見できませんでしたが、何となく線路脇が一部広がっている感じ。昭和22年の航空写真でも、駅があるような、ないような・・・。
 それにしても、バスなども通る広い道からちょっと裏通りに入るとたん、木造家屋に囲まれて、しみじみとした下町人情が感じられそうな街並みでした。いずれ再開発されそうな・・・。
コメント
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