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かつての町並みが再現されています(昭和5年当時)。道路の両側に青果商などが並び、賑わいを見せていました。市場は京成線の南側に集約された大きな敷地に移り、戦災では壊滅的になりました。その後、家主が変わったり、代替わりなどしてずいぶんと街の様子も変わりました。それでも、何代も続いて残っている店も、まだまだあるようです。
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現在の建物にやっちゃば当時の店名が掲げられています。家主は同じでも違う商売になっていることや他の方の店舗等になっているのも多い。
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「千住青物市場創立三百三十年祭紀念碑」(河原稲荷神社境内。明治39年建設)。
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ついでに猫をパチリ。
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やっちゃば(街道沿い)にある「千住宿歴史プチテラス」。
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その全景。
この蔵は 平成4年に、足立区へ千住四丁目の元地漉紙屋を営んでいた横山家より1830(天保元)年の土蔵が寄与されました。歴史の生きる町づくりのために千住の旧道沿いに移築し、蔵の内部をギャラリーに、周囲には趣のある前庭・内庭を造成。この蔵には江戸末期から明治・大正にかけての生活用具が保存され、貴重な資料となっています・・・(「足立立区生涯学習情報」より)
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その入り口にある芭蕉の句碑。「鮎の子のしら魚送る別哉」。「奥の細道」に旅立つ芭蕉と曾良を白魚に、千住まで見送りに来た門弟達を鮎に見立てたもの。
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五代目が経営する蒟蒻問屋さん。市場に関係する商店も多くあるようです。
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帰り際、千住大橋駅・京成線の高架下で見かけた郵便ポスト? 「千住河原町23-7 京成高架下」とありました。針金で金網に結びつけられています。投函された手紙類をどうやって回収するのでしょう。
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京成線「千住大橋」駅南。道路整備や区画整理が進んでいます。広大な敷地が残されています。隅田川左岸付近。