おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

世襲制。家業としての政治家商売。

2012-10-02 21:11:59 | つぶやき
中川秀直氏、引退へ 元自民幹事長、次期衆院選出馬せず(朝日新聞) - goo ニュース
 もうこうなると、社会現象です。自民党議員の引退宣言。福田さんもこの方も、他の方も後任は、実の息子たち。形式的には「公募」などとうそぶいているが、内実は、この通り。自民党の総裁候補者たちも5人とも二世、三世。ますますその傾向に拍車がかかる。かの森さんは不幸にも壮年の息子さんが亡くなって、気の毒ですら。民主党にも何人もいそうだし・・・。共産党と公明党くらいですか、世襲でないのは。
 実業界だけでなく、TV界でもスポーツ界も親子何代というのが目立ちます。けっして「売り家と唐様で書く三代目」にだけはならないように。
 「唐様で」云々は、このブログ三回目の登場。
 苦労知らずの三代目のお坊ちゃん。初代が苦労して築き上げた財産・信用をすっかり忘れ(二代目までは何とか親の苦労が分かっている)、贅沢三昧、芸事や遊び事にうつつをぬかし、家業をないがしろにし(こういうときに厳しく小言を言う番頭もすでになく、「お友達」ばかり集まってくる)、そのうち財産をすっかり使い果たして、ついには家・屋敷を手放すはめに。が、「売り家」の文字は見事な「唐様」で書くというプライド(「教養」なんてものじゃない)だけはすごい!
 アベお坊ちゃまも危ない、危ない。3,500円の特注の「カツカレー」を召し上がって選挙に臨んだ「お大尽」。これだって自分の分だけ払ったんのではなくて、一族郎党の分までおごった(はず)。学生時代、お坊ちゃまの家庭教師だったらしい平沢さん、ここで何とか忠告して下さい。
 この際、いっそのこと、古典芸能の歌舞伎や落語界のように(あるいは古い商店のように)「襲名制」にし、「三代目岸信介」とか「三代目鳩山一郎」とかにすれば、ご本人も自覚し、名前負けしないよう努力するかも知れない(悪いイメージが強すぎて、かえってダメ!)。
 歌舞伎役者や落語家は襲名することで、俄然、芸に磨きがかかることがほとんど。なかには ? なのもいますが・・・。かの世界、若くして才能のある人物を養子縁組にしたり、師匠が徹底して弟子を訓育するなど、跡を絶やさぬように自他共に並々ならぬ努力をしています。それに比べて政治家家業は、せいぜいおやじの秘書を付け焼き刃でするくらい、これではどうしようもない。橋下さんではないが、それでいっぱしの「玄人」気取りなのが、一番、国民にとっての不幸。
コメント
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