「9月に新学年が始まったフランスでは、学校内でのいじめが確定した加害者の生徒を、別の学校への転校させることが可能になった。 ・・・
これまでは被害者の要請があれば転校命令を出せたが、9月からは校長と自治体首長の判断で強制的に転校させることが可能になった。」
虐待やパワハラ、隣人紛争などのトラブルについて、世界的に最も多い解決策は、「分離」(separation)ないし「回避」(avoidance)である。
具体的には、被害者をシェルター・施設で保護する、会社を退職する、遠くに引っ越す、などというもので、殆どが「被害者を今の場所から離す」というものであった。
だが、これは究極的な解決策とはならない。
なぜなら、これだと、加害者は「魂の連続殺人」(就活うつを吹き飛ばす(2))をやめないため、次の被害者が発生してしまうからである。
そうすると、フランスのように、いじめの加害者を転校させたとしても、やはり「魂の連続殺人」は防げないのではないかという気がする。
やはり、自己愛性人格障害に対して、何らかの「治療」が行われる必要があると思うのである。