永瀬さんの敗着は、66手目の4一飛。
ここは3一歩と打っていれば、永瀬さんの勝ちだった(0:24付近~)。
アユムさんの推理では、永瀬さんはここで4三銀と打たれるのを嫌っていたのではないかということだ(4:25付近)。
後手:4三同金に、先手:3二銀と打つ変化(5:05付近)がいやらしく、この帰結を読み切れなかったのが敗因と思われる。
アユムさんの解説では、3九飛と1回王手をかけ、5九香と駒を使わせてから、4二金と上がっていれば、3一飛成、4一歩の局面で、先手に4四香と打つ手がない(受けに使ったため)ので、後手がギリギリで受け切れている。
もっとも、短時間でここまで読み切るのは大変である。
アマチュア的な直観で、「なんとなく底歩」(3一歩)としておけば勝てたのである。