Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

沈黙の世話人&奔走人

2023年09月28日 06時30分00秒 | Weblog
 「青木氏は動画内で「某テレビ局」と濁していたが、その文脈からはテレビ朝日のことを指していることは明らかで「幹部から聞いた話」として、それまでジャニーズタレントしか出していない音楽番組があり、その番組に初めてジャニーズタレント以外の男性アイドルを起用することに。
 その男性アイドルを起用するにあたり、局の担当者がジャニーズ事務所、さらに言えばジュリー氏にその件を通告したという。これを受け、ジュリー氏は「今回はしょうがないと思いますけど、これがずっと続くようだったら対応を考えます」と、圧力や脅迫とも取れるような発言をしていたというエピソードを明かしていた。

 テレビ局が次々と「手のひら返し」をしている。
 なんと、あの「見せしめ」会見を放送したFテレビですらそうである。
 そんな中で、最後まで沈黙していた、あるいは忖度を保っていたテレビ局があった。
 
 「篠塚浩社長は「当社の受け止めに関してはすでにリリースした」と前置きした上で、「特に調査報告書に記載のメディアの沈黙などについて、なぜ当時、報じなかったのか、当時の報道局のスタッフに聞き取り調査を行った」と、社内でヒアリングを行ったことを報告。  
 その結果、「芸能関係報道の民事裁判は日頃からニュースにしていなかったことから、人権侵害に当たるとは気付かなかった」という。「当時、私も仕事をしていたが、このような重大な人権侵害とは気がつかなかった」と私見を述べ、「性被害への意識が著しく低かったと反省しています」と謝罪した。

 この「沈黙」の理由は、十年前からネットに出ていた動画(「全ての関係は、十数年前の、この兄弟盃からはじまった」、「ジャニー喜多川、生前の肉声付き映像」で検索すると出て来る)をみれば一目瞭然である。
 なにしろ、某歌番組のMCが所属する大手芸能事務所社長の還暦祝いにおいて、 このテレビ局の取締役/編成制作局長(故人)が「世話人」、編成制作局のプロデューサー(現役)が「奔走人」となって、「媒酌人」であるJ氏や広告代理店幹部らと「兄弟盃」を交わしていたのだから。
 つまり、テレビ局、芸能事務所、広告代理店の「鉄のトライアングル」が確立されていたのだ。
 まるで「政・官・財」のトライアングルの相似形を見るような気がする。
 おそらくエンタメ業界でも、政・官・財界でも、「兄弟」に対して手のひら返しをしたりすれば、後でどんな目に遭うか分からないのだ。
コメント
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