てっきりチケットは買っていたと思いきや、2カ月くらい前にそうではないことに気づき、あわてて購入したら、最終的には「完売」となっていた。
過去2回(鍵盤楽器、アンコールなし(2))は最前列で聴いていたのに、今回は後方席となってしまったが、ホールのつくりが優秀で、音の響きは満足いくものだった。
チェンバロで聴くパルティータはこれが初めてだが、それにしても特に第1番のメロディーは芸術として完璧である。
これに肩を並べるのは、「ゴルトベルク変奏曲」くらいではないだろうか?
さて、「パルティ―タ」という曲は、私見では、比較的ピアノ向きの曲であるように思う。
コンサートの後で、アンジェラ・ヒューイットのピアノ版を聴いてみたが、チェンバロ演奏と比較して「劣る」という印象は受けなかった。
「平均律」との大きな違いというべきか。