パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

悪いのはどっち?

2006年10月21日 22時06分01秒 | Weblog
昔は自分らの町では、家に鍵なんてかけなかった
誰もいなくても盗まれることなどは少なく
反対に誰か近所の人が野菜やら
作り過ぎたおはぎやお寿司を置いていったりしていた

ところが今は鍵をかけないと
危険でしょうがない状態になっている
かけ忘れて盗難にあったときには
かけなかったから悪いのだ
と被害にあった人が責められてしまう

しかし、本当に悪いのはかけ忘れた人ではなく
人の物を勝手に持っていく人のほうだ

こうした当たり前のことが案外軽く考えられてないだろうか
防犯や被害防止のための方法論を
現実的に行うことが最善と思っているらしいけれど
実は、悪いことをしてはいけないとか
悪いことをすると、どこか気持ち悪くなるように
教育することのほうがより現実的なのではないだろうか

武器を持って戦いの抑止力とするより
戦い自体が悪いものだと教えるほうが
夢想家のジョン・レノンじゃないけれど
より賢い方法ではないだろうか

対処療法より予防
このほうがコスト的にも少なくてすむと思うのだが
さすがにこれでは少しばかり甘すぎるかな?
コメント
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