パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

それも奇跡の一つ?

2008年09月18日 21時51分58秒 | Weblog
昨日、たまたま見たテレビ番組で
動物好きの夫婦が、捨てられたり、怪我をした動物を
大事に保護して、野生に帰すべきものは頃合いを見計らって帰していて
そんなとき動物たちは何回か振り返って
まるでお礼を言っているような、感謝してるような
そぶりを見せたりするので、とても自分たちにとっても
感動的な経験をさせてもらっている
そんな内容のことをオンエアされていた

こうしたことは以前新聞の投書でも多少ニュアンスは違うが載っていた
それは確か中学生くらいの女の子の話だった
彼女の家で飼っていた犬が
病気になって、どうにも助からない状態になってしまったのだが
それでも彼女は誠心誠意必死に看病した(つもりだったらしい)
残念ながらその犬は看病のかいもなく逝ってしまったが
数日後彼女の夢の中にその犬が現れて
「ありがとう」
とお礼を言いにきたのだそうだ
それは単に夢の中でのことではあるけれど
彼女にとっては間違いなく愛犬がお礼を言いにきたと
確信したのだそうだ

これらの話は確かに当人たちの単なる都合の良い錯覚かもしれない
しかし、そんな風に思えるということはなんとすばらしいことだろう
そして、そんな風に思えるような錯覚を与えられただけでも
それはまさに奇跡と言っていいのではないだろうか

世の中には証明できるとか、
できないだけでは判断できない事柄が存在する
正確な判断というよりは思い込みに近いが、
それでも強い力を持った感情が受け入れる事実の方が
当人たちにとって意味あるものになる

それにしても彼らに、そのタイミングで
その深い経験を味あわせることは、
やはり小さな奇跡と言っていいのではないだろうか?




コメント
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