パンセ(みたいなものを目指して)

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最高裁裁判官国民審判の判断材料

2008年09月03日 21時39分41秒 | Weblog
衆議院選挙とセットにされて行われる最高裁裁判官国民審判
前にも文句たらたら書いたが
実際のところ全然現実的でないし全くもって形骸化している

いったいどんな人か一般の人にはわからないし
その人たちの実績を表す国から配られる1枚の紙も
よく読んだところで専門的なことが書き連ねてあって
いったい何のことやらわからない

たとえわかったとしても全員一致の判断例ばかりでは
こちらの判断のしようがない

ところでジャーナリストの大谷 昭宏が司法の問題を提起しているが
(国が被告の裁判は絶対と言っていいほど勝てないことの不公平なことなど)
そんなこともあって新聞を読んでいたら
沖縄密約国賠訴訟:西山さん敗訴確定 賠償棄却、沖縄密約存在触れず--最高裁
記事が載っていた

これは沖縄返還を巡る日米交渉の密約をすっぱ抜いたことが
いつの間にか西山記者個人のモラルの問題にすり替えられ
長いこと本当に問題とすべき事柄がほっておかれた事件だ

言葉や解釈上の問題で正確に判断しなければならないのはわかっているが
それでもここまでの流れには何か政治的な意図が感じられてならない

そこで今回の裁判 裁判長は藤田宙靖氏
これは国民審判の時の判断材料にさせてもらおう

その前に自民党旧橋本派「平成研究会」(平成研)の
1億円ヤミ献金事件出の裁判では最高裁第1小法廷(泉徳治裁判長)は
村岡被告の上告を棄却する決定をした
これも素直に納得できるようなものではなく
いい加減な手打ちみたいな気がしてならなかった

つまり司法は独立していないとしか思えない
判断がされている

だから我々のできることといったら、こうしてこまめに
問題となる最高裁判断の、その時の裁判官の名をしっかり覚えておいて
好ましくない人には自信を持って、信念を持って×をつけなければならない

それにしてもここまで形骸化している国民審判
このシステムに誰もおかしいと思わないのは何故なんだろう
コメント
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