パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

親の職業と子供の職業

2008年09月29日 21時56分23秒 | Weblog
18分の11
先日の内閣閣僚の2世議員の割合

ちなみのネットで2世議員の割合を調べてみると
 ●自民党は244議席中126議席(51.6%)
 ●民主党は176議席中 48議席(27.3%)
 ●公明党は 34議席中  3議席( 8.8%)
 ●共産党は  9議席中  2議席(22.2%)
 ●社民党は  6議席中  0議席( 0.0%)
 ●無所属の会 1議席中  1議席(100.0%)
 ●無所属は  9議席中  5議席(55.6%)
  「2世3世議員データバンク」より

閣僚だけでなく議員そのものに2世3世が多いのがわかる
多くの庶民の思いは
「そんな人たちに普通の人、庶民の感情が理解できるのか」
「ぬくぬくと育った人たちにわかるはずがない!」
そんなところだ
今回の麻生さん、お金持ちなのは彼の責任ではないが
あれだけの資産を見れば庶民のひがみも含めて
もろ手を挙げて支持とはいかないのも無理はない

ところがよくよく考えてみると親の職業を継いでいるのは
議員だけではない

医者の子供は医者に
教師の子供は教師に
公務員の子供は公務員に
タレントの子供はタレントに
つまり親の職業が子供の職業を決めてしまっている現実があるようだ

残念ながらこれは職業だけでなく
就業する会社の規模なども、親の立場に
ずいぶん左右されていそうだ

かつてセレブの女性の定義は
1部上場の会社に就職できる立場にあること
なんてのがあったが
笑い話にならないくらいありそうな話しだ

逆にワーキングプアに陥ったら、もう抜け出せない
こうなると自由主義とは言うものの結構
階級は固定化しつつあるようだ

こんな風な社会にしたのは自分たちに責任がないとは
いえなくもないが
さてそれならば変えよう!としても
これがなかなか難しそうだ

しかし、とりあえずは国政を預かる職業の人には
そんなに簡単に跡継ぎをさせてはいけないだろう

そういえば2世3世議員が多いのと同様に
官僚出身の議員の劣らずに多い
政治的な運営の上では優れているかもしれないが
かれらも果たして庶民の気持ちを理解できるか
大いに疑問とするところだ

それにしても今回ほど庶民が選挙を
やりたがっている時はないのじゃないかな

かつては
自分ひとりの力なんて!
という言葉がよく聞かれたが
今回は自分らが社会を変えるという実感を
もてる初めての機会ではないだろうか

もっとも多くの人は変化を求めない!
というような結果に終わるかもしれないが
コメント
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