パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

才能

2014年05月14日 16時44分43秒 | サッカー
才能と協調性(和)だったかな
とにかくザッケローニ監督は最終メンバーを選ぶ基準で
最初にこう答えた

才能、そんなものはあのレベルになれば誰にでも
独自のものがあるというのは客観的な意見
しかし、世の中には明らかに才能と言う言葉でしか
表現できないようなモノがあるのも事実

そしてそれは我々のような素人がたまに見るだけでは
わからないものかもしれない
その才能の発揮の仕方が効果的だったり
コンスタントかどうかはなかなか難しいのが
世界中の常のようだが
多くの指導者の関心を集め、そのポテンシャルを開花させたい
なんとかスーパーな選手に育ててみたい
と思わせる選手が柿谷曜一朗ではないだろうか

確かに大迫、大久保、本田、香川、長友などと比べると
なんで彼が選ばれたか(昨年良い成績を残したが)
疑問に思う人がいても不思議では無いかもしれない
自分でも時にイラッとすることがある

しかし、あの柔らかいボールタッチと
思いつきのように見せるプレーは
まだ完成の域ではないだけになんとかもっと伸ばしてみたい
と思ってしまう

ザッケローニ監督の最初のミッションは
ワールドカップ予選の突破と教育だったか育成
その後者の部分で関わりたいと思ったのではないか

柿谷は代名詞にトラップがあげられるが
自分が一番最初に驚いたのがキックの正確さ
今シーズンは枠に行かないが当時はシュートがほとんど
枠にいっていた

それからまじめに見るようになると
確かに他の選手と明らかに何かが違う
この違いは多分あまりサッカーを見ていない人には
わかりにくいかもしれない

たくさん献身的に走るわけでもないし守備も緩い
だが可能性、鬼ごっこで捕まらない奇妙な印象は
大柄な屈強なDFを相手にしても
まともな楔の受け方ではなく何か別の方法で
相手を困らせる事になるのではと思ったりする

この点では豊田とか大迫のほうが一般的に想像しやすいが
よいDFと対峙した時のイメージがやられっぱなしみたいな姿しか浮かばない
(お二人さんごめんなさい)
柿谷も同じことになるかもしれないが
何かをしそうと言う感じが、いや出来るはず、
こうした経験をさせてみたいというのがサッカー指導者を
続けてきた人の思いかも知れない

柿谷は24歳
まだ伸びしろがありそう
できる事なら自分で何か感じ取れる
良い経験をさせてやりたい
と思うのは勝負だけではないワールドカップの見方
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音楽の聴き方

2014年05月14日 16時15分22秒 | 音楽
今日は「音楽の聴き方」と言う本の話
ではなくて常々思っていることの再確認

時々思うこと、それは自分は音楽を聴いているのか
それとも演奏を聴いているのか
どっちなんだろうと考えてみる

実際の話、演奏されなければそこに音楽は実在しない
のだから、演奏を聴いていることになる
そしてその演奏というものは楽譜が同じものであっても
演奏によって随分印象が異なる
それは、もしかしたら作曲者が想像した以上の世界を
演奏家が生み出すかもしれない
作曲者は曲の一部分しかその良さを自覚しておらず
演奏家と言われる人によって初めて多面的なチェックがなされ
その曲に命が吹き込まれることになるのかもしれない

しかし、ここまでの話は頭の中で振り返ってみただけのこと
実際には音楽を聴いていて思い浮かぶことが
曲よりなのか演奏の違いよりなのか
その多く浮かぶ方を聴いていることになる

初めて聴く曲は、演奏を聴いているというより
曲自体の印象をあれこれ考えたり想像することが多い
たくさんの演奏を聴いていないので比較対象できないからだが
それでも多く聴いた曲でも曲を中心にあれこれ思い浮かぶこともある

第1回目のラ・フォル・ジュルネで
ベートーヴェンのエロイカを聴いた時に
この曲を作り上げた時ベートーヴェンは嬉しかったんだろうな
と感じたし、それ時の思いを今の今でも覚えている

初めて聴く曲は作曲者のメンタリティ、音楽の言わんとする事に
どうしても関心がいく
だからそんな時はメシアンのような現代音楽でもそれほど抵抗感なく
聴くことができる
だが音楽をより楽しむにはやっぱり多くの種類の演奏を聴いて
比較できたほうが良い
そうすることによって曲自体への理解にも繋がりそうだ

曲の理解とは何だ
との定義付けはさておいて
より楽しむには多くを聴いたほうがいいということ

しかし、聴くときはニュートラルな精神状態で聴いて
演奏の比較ばかりに関心を持たず
その音楽の流れる空間に身を任せ
頭に浮かぶ想像、妄想に浸るのが幸せなこと
それが自分の音楽の聴き方
(これはクラシック分野の話、
 ロックやジャズはも少し違った聴き方をするかも知れない)

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