パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

想定外(人の想定は信じられるか?)

2014年08月10日 18時45分01秒 | あれこれ考えること
311の大震災以降様々な記録が
あっさり抜かれている様に感じる

地震の規模、大雨の量(ゲリラ降雨)、大雪、最高気温、竜巻、季節外れのひょう
そして台風

人間の今まで経験上からすれば考えられない事柄、想定外
その想定外を予想して(何を基準に?)安全基準を作り上げたが
やはり想定外は想定外
人間の想像を超えていることが多過ぎて
人間が想定すること自体がそれ程妥当性のある事では
ない様にさえ思えてくる

こんな状態で原発の安全性を審査したところで
それが頼りになるかどうかは実は分からないのではないか?

また福島原発事故が起きた時の国民、住民、メディアの
原発に対する知識の無さは本当に情けないものだったが
これが今現在クリアされているとは思わない
つまり、原発事故の内容、現状を専門家が説明しても
分からないということ
それは住民たち、国民がどう対応していいか分からない事を
示している

リスクは物理的なリスクだけじゃない
人間リスク、誰かにお任せの責任がどこにあるのか
分からないシステムのなかで、物事が上手く進んでいくのか

避難経路にしたって実際はお粗末なものという報告もある
道は一本だけ、30分以内に避難できないとか
避難勧告をどうやって全員に知らせるのかとか
そうしたものが完全にできて安全が少し確保されたと言えそう

しかし、先ほどの想定外を考えると
やっぱり自然はどんなに人間が考えても
想定外の事を起こしてしまうような気がする

想定内に治まるという仮定自体がが
そもそも不遜な気がしてならないのは少し不安症名だけで、
決して非科学的な考え方ではないと思うのだが、、、
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする