パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

GODZILLA(ゴジラ)

2014年08月06日 20時09分27秒 | 徒然なるままに
随分乱暴な映画だった
破壊シーンが多いからというのではなく
作り方自体が大雑把というか雑な作り
エンタメの荒唐無稽なストーリーだから多少の変な箇所は
さておいても、少しばかり頭をひねる部分が多過ぎた

日本の風景がでてくるがどうも変な日本
家の形が日本のそれとは違う
欧米人には中国も韓国も日本もいっしょに見えるのかもしれない

映画にはよく見られる傾向だが
距離の関係がとてもいい加減
凄く離れていてそこまで行くのに大変な時間がかかるというのに
途中はカット、すぐに現場に到着している
本当はこの長い時間が焦る気持ちを煽るような気がするが、、

これと反対なのが爆発物の煙のスピードの遅さ
ドラマチックにするための、これでもか!
といったハラハラドキドキを狙ったものだろうが
これも定番過ぎてイマイチ

ゴジラともう一つの怪獣が街を破壊しているというのに
慌てる雰囲気が全然感じられない
人は走り出して一見パニックのようでも
熱と言うか、雰囲気が全然リアルではない

ビルの破壊もあんなに簡単には壊れないのではないか
鉄骨が入っているし、少しづつ壊れていく方が現実感がありそう

それにしても前回のハリウッド版ゴジラもそうだったが
どうしても恐竜のイメージから抜けきれないキャラクターの設定
今回のゴジラはいいとしても、敵となる巨大生物は恐竜そのもの

原子爆弾の爆発範囲の小さすぎるのも御都合主義だし
ゴジラが巨大生物と闘うのもその理由がよくわからない

ゴジラの英語のつづりがGODZILLA
GOD 神に関係していそうとタイトルを見た時に感じたが
巨大生物の破壊活動をストップしたのがゴジラ
その意味ではGODの存在だったという事か

それにしても、いろんなものを破壊したものだ
もっともこの映画に限らず予告編は火薬を使って
爆破シーンや、カーアクション、それと戦いのシーンのオンパレード
何をそんなに壊したがるのだろうか?
と思ってしまう

結局今回のゴジラはゴジラのキャラクターが登場しただけ
何か破壊しただけ
それだけの話、
恐くも何ともないし、家族の絆のエピソードも深くないし
少しばかりガッカリというところ

それにしても最近の映画はハズレが多い
相棒、春を背負って、ゴジラ
どうもイマイチ
もっとも何かを期待するより2時間涼めただけでも
良いのかもしれないが
コメント
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