昨日の日曜日(4月9日)はそれなりに忙しい日だった
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」は近くが舞台となっているので
見なきゃいけないし、なでしこジャパンのサッカーも
新しい選手をチェックしなきゃいけないし 、、、
これらは夜の話、昼は午前中が新城市富岡ふるさと会館にて
産廃問題「輪を広げよう座談会」
午後からは「若者政策セミナー」の第二部姜尚中氏の講演への参加
数年前の自分からはとても信じられない変わりようだ
「環境を守るママの会」による産廃問題の座談会は、
3月11日に行われた勉強会に続くシリーズで、前回明らかにされた
問題点や新たな情報の共有を目的としたもの
今回も大森木材・動研というタナカ興業に隣接する企業の社長さんが
出席し現状を具体的に熱っぽく語られた
社長さんは市に、悪臭で困っているのでなんとかして欲しい
と苦情の電話を入れたが、市は「臭気指数以内ですから、、」との対応で
とうとう喧嘩腰の会話になってしまうことが続いたそうだ
市の担当者も辛い立場かもしれないが、これは普通に考えてもダメな対応
もう少し住民に寄り添う気持ちを見せて欲しい
なかなか進展が難しい産廃運動は
行政不服審査(既に実施)・世論の高まり・監視運動強化・専門レベル調査
この4つの柱に進めていくことが改めて確認された
川の向こうの出来事として捉えるのではなく、当事者としての感覚を
市民の多くが持ってもらえると良いのだが
午後からの「若者政策セミナー」のお目当ては
テレビでよく見かける人のお話を聴く、、ということで
ミーハー的な要素がなかったか、、、といえば、それは否定できない
しかし、これは聞いて正解だった
ボソボソと話す話は面白かった
姜尚中氏の話は、新城市の「若者議会」の関連して話してもらうことになっていたようだが
その内容は「若者」というある時期の人間に関することを中心に話されており
現実的な「若者議会」のシステムを理解しているかどうかは、多少疑問だ
若者というシュトルム・ウント・ドランク(疾風怒濤)の時期を迎えた人間は
どのように通過儀礼をこなしていくか
昔ならば当たり前のように存在したコミュニティが喪失した現在
自分自身の立ち位置とか存在への不安、
それでいて大きな夢に対するどうしようもない憧れと衝動
それを解決する場としての場所の設定を地元に求めた時
地域活動の一環としてこの手の(若者議会)は有効かもしれないとの指摘
当事者感覚と、外からの目を持って地域のコミュニティを考えると
若者には特別の経験が出来る という大雑把な話
若者議会が個人としての若者に、スイッチが入るきっかけを
与えることなりそうなことは容易に想像がつく
だがこのスイッチが入る瞬間は他の体験でも得られるかもしれない
(例えばお祭りの運営上の大事なポジションになったりすることで)
だから、若者が通過儀礼をする機会としてだけで若者議会の評価するのは少し間違い
ほとんどの良い大人たちは、若者に良い経験をしてほしい
それを次に活かして欲しいと思っているのではないか
若者のスイッチが入る瞬間、そして成長を促す機会はもっと頻繁にあっても良いのではないか
若者議会の経験者も、実は任務時間内での自分自身の変化が大きかった旨を述べている
この効果は確かに否定できない
ただ少し心配なのは「自分たちは特別な人間たちだ」と勘違いしてしまわないかということ
普通の若者だったら経験できない議員さんや市長と話ができて、マスコミにも出る機会を得て
そういう経験をすることになって自分が変化したとしても、それはたまたま偶然そうなっただけで
「自分が特別な人間ではない」ことを頭の何処かに入れとかないと少し危険な気がする
(ただ、偶然とは言うもののその経験をしたことは特別かもしれないが)
これは心配症なオヤジの思いつきかもしれないが、そうなってほしくないと切に思う
ところで、現在読書中の本が「サピエンス全史」上下 だが
ここに書かれていることが、姜尚中氏の講演とつながる部分がいくつかあったのは
しばしば訪れる「共時性」(偶然の一致)の現れか
さて今日は昼から例の裁判の二日目で名古屋に出かけなければならない
果たしてどのような進展があるか、、