家から5分の新城インターチェンジの
新東名高速道路を使って、始まったばかりの東山魁夷の
唐招提寺御影堂障壁画展に行ってきた
場所は豊田市美術館
ナビのお陰で初めての場所も問題なく到着
建物は思わず写真を撮ろうとするくらいスッキリして現代的
なんとなくホキ美術館を思い起こさせる
東山魁夷は気になる画家で、文章も上手く10巻となる画文集も手元にある
(そのうちの一巻は悲しい記憶とともに欠けている)
東山魁夷が好みに合うのはわかりやすい詩的な世界を表現しているから
だけでなくて、フランスではなくてドイツで絵画を学んだところが
ドイツ好きの自分には無条件に評価がゆるくなる
でも、本当はやはり絵の力
あるとき、山から流れる滝の絵を見た時、ゴーッと滝の流れる音が聞こえたような気がした
その経験以来機会があれば見るように足を運んでいる
唐招提寺の御影堂障壁画、これらの絵は以前に見たことがある
それも現場、奈良の唐招提寺の御影堂で
確か鑑真和上の命日の3日間だけこの障壁画が開放されることになっていて
ある年、休みを取って雨の中を唐招提寺まで歩いた
流石にマニアは多くて今回のように大勢の人が見れるわけではない
人の流れに押し流されるように、近くからなんとなく見たという印象しかない
それが今回はしっかり見られる
しかも自分の年令も重ねているし、、、
その一つ一つを語れるほど鑑識眼はないので、感想は心の中だけに、、
これらの絵は御影堂、鑑真和上の像のある部屋を取り囲む事になっていて、
目が見えなくなったとは言え鑑真さんは遠く故郷の風景に囲まれて嬉しかっただろうな
東山魁夷さんもすばらしい気遣いだな、、
そんな幼稚な思いが浮かんだ
よし、機会があったら桂林に行ってみたいな
次に連想したことはごく世俗的な事柄
いつか機会があったら、、、はたして機会は訪れるか、、、
それは運次第、、、 最近はそれで良いと思っている
ところで、鑑真さんの命日の3日間、御影堂を開放して公開するとしたら
6月11日までの公開期間は不思議に思えたが、解説書によると御影堂は
平成27年から改修中で現地での公開ができないためにこの様に美術館での
公開となっているようだ
普段は土産に何も買わないタイプだが
今回は厚い記念本を求めた(ケチな自分にしては珍しい)
そうだ、機会があったら長野の信濃美術館 東山魁夷館
ここにも行かねば、、、
機会があったら、、機会は、、、、あるかな