高校(豊橋)の同級生に「井伊」という名字の人物がいた
直ぐに頭に浮かんだのは「井伊直弼」で、試しにその家系なのかと尋ねたところ
あっさり「そうだ」との答え
井伊直弼の城は彦根なのに、なんでこの地区に井伊さんがいるのだろうか?
と不思議に思ったが、長いことそのままでいた
井伊家の先祖が、井伊谷にあると知ったのはそれからだいぶ経ってからのこと
今年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」は舞台が地元新城から近いということと
その同級生のこともあって、珍しく欠かさずに見ている
最初は戦国時代の話と言うよりは、マンガにありそうな子供時代を引きづった
ラブストーリーのように思えたが、さすがに回を重ねてくると、そのムダのような
エピソードがドラマの背景とか心理描写を深いものにしている
小野但馬守政次の死を扱った回は、ドラマの上のことだが少し落ち込んでしまった
そして言外の意味を伝えようとする駆け引きや役者さんの表情は
わかり易すぎる演技とは違って想像力を掻き立てられてプロの演技者とはすごいものだなと思ったものだ
昨日のこと、この直虎に関する後援会が新城市の文化会館であった
浜松市博物館の久野正博氏の「井伊直虎から直政へ」(新城図書館30周年企画の一つ)
歴史で困るのは登場人物が多くて名前が覚えられないことだが、ドラマを見ているおかげで
講演のなかで出てくる名前についていけていた
それに話の内容もドラマを再確認するようで、すんなり頭に入っていった
ドラマはフィクションだがまるっきり作り物ではなくて、時系列や史実はそのままだ
ところが、話を聞いて「しまった!」と思うこともあった
それは直虎の最期がいつの頃で、どのような状態だったかがわかってしまったことだ
こればっかりは結果を知って見るのではなく、ドラマのなかで感情移入しながら見るほうが
良さそうだなと思えるだけに知らないほうが良かったかも
それにしても、「井伊家伝記」とか各種資料を基に、一年間に及ぶドラマを創造する脚本家というのは
すごいものだなと改めて感心してしまう
見てる方は幼稚とか、嘘っぽいとか、簡単に批判してしまうが、
創造する人はやはり特別な能力の人なんだろうな
(でもどうしても好き嫌いはあるけど)
ところで、同級生の井伊さん、下の名前には「直」の文字が使われていた
井伊家にとっては「直」の文字は特別大切なものだったんだ
同級生はご先祖さんのお話、欠かさず見てるだろうな、、
※ 今日は横着して、あちらからのコピペ