「鬼滅の刃」で鬼が注目されている(ちょいと古いか!)
鬼に関する本、確かどこかにあったぞ!と引っ張りだしたのが
「鬼の研究」馬場あき子著だ
この本は途中で挫折した記憶がある
今なら読み終えられるかも、、と再挑戦してみた
ところが結果は前回と大して変わらず
やはり途中で投げ出したくなった
というのは難しい内容と言うよりは、そこに出てくる紹介の例を(今昔物語とかその他)
全く知らないので、それを前提に進められる話はついていけないのだ
この本は初心者向けにわかりやすく書かれた本ではない
むしろある程度の知識のある人向けの専門書とか学術文献みたいなものだ
それでも悔しいので最後のページまでめくるように頑張った
そこで実感したのは、世の中には知らないことが腐るほどある
そして専門的に時間をかけてずっと追求してる人には勝てないな、、という思いだ
これは少し前に読んだ本も同じだった
「平安京の下級役人」倉本一宏著
歴史は政治的に上の人たちの出来事で書かれているが
この本は実務を司る人々の出来事を中心に書かれている
すると、いつの時代も同じだな、、と思えるような
しょうもない狡さとか横着さとか意地だとか、、いろいろ紹介されている
ところが、この本も先の本と同じで、エピソードがたくさん出てくるのはいいいが
その登場人物の名前は覚えられないし、地位の重さも名前の読み方はわからないし
つまりは実態としての出来事をしっかり把握できるまでにはいっていないのだ
著者はおもしろい内容を紹介しているつもりでも、
これもまたある程度の知識がないと楽しむまでにはいかない
最近はこのような経験が続いた
ついに途中で諦めたのがこの二冊
ロールズの本だ
有名なのは「正義論」だが、いきなりそれに挑戦するのは無茶な話なので
入門編用にこれらを手にした
ところが出てくる引用がさっぱりわからない
「リヴァイアサン」とか「社会契約論」とか、その手の古典を読みこなしている人を
前提に話を進めているので、それらを読んでいない自分は全くお手上げだ
それでも悔しいので想像力で補ってどうにかしようとしたが、、
ついにこれ以上は無理だと積ん読状態にすることにした
(紹介されている「リヴァイアサン」には挑戦するつもり)
それにしてもここ最近の本は、記憶にも感情にも残らないような本ばかりで
自分自身の力量に落ち込みそうになる