カラマーゾフの兄弟、フョードルを殺害したのはスメルジャコフだが
スメルジャコフは次男イワンがそそのかした(暗示した)と解釈をして
犯罪を行った
一体誰が悪いのか?
自分勝手に解釈して行動した人物が悪いのか
それとも、態度で行動を促す態度を示した人が悪いのか
これを法律で裁こうとすると、かなり面倒なことになりそうだ
(もしかしたら法的には簡単かも知れないが)
「行動を促す雰囲気」はかなり抽象的なので、それが本当なのか
第三者が判断するのは至難の技だ
そこで、この曖昧さを悪用する人達がいる
行動したのはある人物、
だが指示したのは(忖度するように匂わせたのは)別の人
時代劇では勧善懲悪、予定調和で見ている方も気持ちがスッキリする結末を迎えるが
現実の社会は、水戸黄門も遠山の金さんもいない
だからいつまでもモヤモヤした気分が残り
そのうちに「世の中なんてこんなもの、要領がいいやつの勝ち」などという風潮が
はびこることになる
今朝のこの話は敢えて曖昧にした表現にしている
さて、何のことか、、、