地震・雷・火事・親父
怖いものの順位は昔も今も変わらない
昨日、午後4時少し過ぎに能登地方で大きな地震が発生した
サッカー日本代表がタイ戦を5−0で終えて、監督等のインタビューを
している最中に緊急地震速報のアラーム音がなった
このあたりは揺れなかったので、ホッとしたところに
テレビ画面は能登地方地震を伝えた
驚きはその後で、少ししたあとで何回か連続して
けたたましくにアラーム音がなった
地震が繰り返し発生しているのだ
こんなことは経験がない
やばい!かもと思うと、座っていても揺れてるのを感じる
「揺れてる」
思わず声が出るが、同居人もうなずく
地面がユサユサと大きく揺れているのを感じたのは阪神淡路大震災の時以来だった
あのときはたまたま寝床から起きた時で、足元の地面が大きく揺れているのが感じられた
そしてそれは今まで経験したことのない様なとてつもないエネルギーだと思われた
急いでテレビのある部屋に移動してニュースを見ると
高いところを走る道路が崩れ落ちているのが目に入った
そして火事の煙もあちこちで上がっている
足元で実感したエネルギーから、そのくらいの被害は残念ながら想像できたが
今も足元で体感した大きなエネルギーは記憶に刻まれている
その足元の記憶が昨日蘇ってきた
ちょっと大きいぞ!
地震速報を伝えるNHKのアナウンサーは興奮気味だ
海沿いの地区なので津波が心配で、津波の予想を伝えている
東北大震災での津波被害を思い出せば、身の危険は迫っている様に思える
NHKの女性アナウンサーは悲鳴に近いトーンで
「津波が来ます、今すぐ逃げてください」
「命を守る行動をしてください」と何度も繰り返す
そしてこの感情のこもった悲鳴に近い訴えは
この場合にはすごく適切であるように思われた
どのように伝えるか?
伝え方のプロであるアナウンサーも一人の人間
差し迫った危機に冷静沈着ばかりが最適ではない
ときには感情にダイレクトに伝わる表現をした方がいい
この時のアナウンサーの伝え方は
局内でどのような評価をくだされるか分からないが
自分はとても人間的で良いアナウンスだったと思っている
まずは伝えるべきことをストレートに伝わるために
彼女は究極の切実感をもって伝えたのだと思う
昨晩はこの地震のニュースがほとんど全局で途切れることなく放送された
2024年のスタートはこうして波乱の幕開け
自然の気まぐれは人智を超えている
誰もが臨む平穏な暮らし
せめて人間同士が自らがそれらを阻害することがないことを臨む
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