ラインに興味深い情報が入った
来月に市の文化会館で「どうする家康」で亀姫と鳥居強右衛門に扮した
タレントさんのトークショーが予定され、この急な催しの予算を承認
してもらうために臨時議会が開催されるというものだ
(ローカル新聞に報道されたようだ)
岐阜や浜松などの流行りのタレントさん絡みのイベントだが
新城は本流ではなくサイドストーリー的なところが地味な新城市らしい
直感的に面白い!と感じた
予算がどのくらい計上されるかわからない(500万円?)
入場者は1,200人を予定しているし、このイベントの波及効果を思えば、
そして亀姫も鳥居強右衛門も話題になればコストパフォーマンスは悪くないと思われる
亀姫は直近のドラマにも大きくなった女性と登場しているが
新城の城主奥平信昌の嫁さんで、新城には亀姫通りという通りがある
そして亀姫通りには彼女が建てたとされる大善寺がある
大善寺の看板の紹介文はこんな内容
ドラマでは有村架純扮する瀬名姫の娘で、母の壮絶な死の法要をここで行ったと書いてある
亀姫は母の死を命じた家康をどう思ったのだろう
その複雑な心境は想像するしかないが、仕方ないでは済まされないものと思われる
もうひとりの新城絡みの人物、鳥居強右衛門は長篠の戦いのヒーローで
武田軍との戦いで窮地に陥った状況を打破すべく、岡崎の家康のところまで
助けを求めに行った人物だ
彼は目的を果たし長篠城に戻る途中、武田方に捕まり、武田方からは
場内の仲間に抵抗をやめるように説得すれば命は助けると言われたが
彼は「もう少しで味方がやってくる」と叫んだため磔になって殺された人物だ
地元の長篠城には、褌姿でインパクトのある鳥居強右衛門の磔の大きな看板がある
この磔の絵は実は2枚あるようで、一つは武田方の落合佐平次が
強右衛門もの生き様に動かされて描いたもので、旗指し物として使われたようだ
この旗指し物は数年前に新城設楽原歴史資料館で修理されたものが公開された
もう一つは江戸時代に描かれたもので、強右衛門の墓のある信昌寺に掛け軸として
残されおり、市の文化財と指定されていたが、しばらく行方不明になっていた
その後見つかり劣化していたものを修繕された(予算は市議会にも上程されたことがあった)
ここで驚くの一枚目の磔の図を描いたのは、武田方だったことで
武士として尊敬できるものは、敵味方関係なく評価しているという事実だ
これを最近の敵のすることは何でもNO!とする風潮と比べて
とても大人のすること、人間ぽいもののように感じられる
記憶が定かでないのが情けないが、日清、日露戦争のどちらかでも
敵国が日本の海軍(だったと思うが)を評価することがあった
人口減と高齢化が急激に進む田舎の新城市
住むところとしても、観光地としても、そのポテンシャルを十分に生かしている
とは思えないのが現実だ
予定されているトークショーの単発のイベントが効果があるとは思えないが
これが何かのきっかけになるかもしれないので、ちょいと期待したい気分
ところで5月16日には、JA本館3階ホールではJA文化講座として
どうする家康絡みの話がある
この時の講師は姉の同級生で知っている方なので、とても楽しみ