季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

お宝満載

2013-01-07 20:29:21 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

朝、久しぶりの神戸行き。目当ての右端の山側の席が取れた。ラッキー!
それで山を観ながら行くのが好きです。
今日の山も美しい!東側では結構お天気でお日さまに当たって輝いてる。それが中ほどになってくるとなんと煙っていた。雪か?!
落語の阿弥陀池の「あぁ、おぉかた山は雪じゃろかい。」と言うセリフを思い出す。そうそう、それくらい寒いね。

       

クリニックに着く。いつもの彼にイの一番に会う。嬉しい。フェルトのテンガロンハットを被ってるから遠くからでもわかる。
まだお正月気分の抜け切れてない私とみんな。とにかく「明けまして…今年もよろしく…!」の挨拶を何度もする。
用意した年賀状を配る。蛇の絵柄を「蛇が新しい土地への架け橋になってくれていて、そこから渡って行くんだよ!」って言ったら「これ、俺らの事やな。酒の人生から酒のない人生へ。」って言って「その通りやね!」って話す。みんなで新しい人生を今年も一歩一歩歩んで行きましょう!

まだ実家にいたり出て来れなかったりする人たちもいて、少しこじんまりしています。
それに年末年始一人で過ごしてたりしてて「とにかく話したい」人もいるのでとにかくしゃべる。
大変だったことや楽しかったことや将来の展望、今大事に思っていることなど。

昼からは人も増えてまた話がバラエティーに富む。
クリニックの人たちからしたら、私のような「患者さんでも専門職でもない人」が来ること、一緒に過ごすことが「一般社会への窓」の働きをするらしい。そこからの風を感じる事がとても新鮮で心地よいのだそうだ。
実は私にとっても彼らと一緒に過ごすことはいろいろな世界を覗き見る事に違いない。
今日もいろいろと普通では経験できない知る事のない話をてんこ盛りに聞いた。普通だったらドン引きされるような事でもここでは「そうかー、そうやったんかー。」って抵抗なく受け入れられる。それが面白いよね、ってみんなで言いながら。
アルコール依存症って人を選ばない。お金持ちでも(まあ最後はお金は無くなるけど)高学歴でも、貧乏でも学歴がなくてもどんな職業でもなる。だから来てる人たちはいろんな経験をしているので話が面白い。
前にも書いたかもしれないけど「ここらへんに転がってる話を集めたらそこら辺の小説より面白いの出来るんちゃうかって思うねん。」って良く話す。

まあそんな話をしながらもちゃんと仕事はしてますよ。
帽子を縫う人やジャケットのボタン着けをする人やフェルトはもちろん、編み物も進んでいます。
彼女は本気でフェルトの勉強をここでしたいと言っている。それで一つずつテーマを作って彼女のリクエストでやって行っています。今日は「グラデーション」羊毛を混ぜて色の濃淡を作る作業です。
結構頭も使うし、手間と時間もかかるし大変。それでも一生懸命に取り組む彼女。
羊毛を混ぜて並べたその景色がとても美しい。

       

縮絨して美しいグラデーションができました。成功!!うれしいね。まだ少し縮絨して何かに作り直すそうです。

       

そんなこんなでハンドワークの年もめでたく明けました。一年どんな作品ができるんだろう?どんな出会いがあるんだろう?この温かい明るい空間を今年も大切に一回一回過ごしたいです。



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