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れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ナンキンハゼ(南京櫨)の実・マユミ(真弓)の実・カンアオイ(寒葵)の花・日記・俳句鑑賞

2023-12-06 08:14:07 | 木の実


ナンキンハゼ(南京黄
 <ナンキンハゼ科トウダイグサ属>
落葉高木。
樹皮は灰褐色。葉は互生し、長さ4~9センチの菱形状広卵形で先は急に尖る。


紅葉は美しい。


真っ赤に紅葉した葉とまだ青い実や黒い実が割れて、
白い蝋(ロウ)質に包まれた種子から、
蝋や油を取った。





▲マユミ(真弓)の実
 <ニシキギ科ニシキギ属>
落葉低高木。雌雄異株。
樹皮は老木になると縦に少し裂ける。
若枝は緑色。


葉は長さ5~15センチの楕円形または倒卵状楕円形で先は鋭く尖り、
縁には細かい鋸歯がある。


淡紅色に熟して4つに深く裂けると、赤い仮種皮に包まれた種子が現れる。
昔、この材で弓を作つたことから真弓の名がある。


カンアオイ(寒葵)の花
 <ウマノスズクサ科カンアオイ属>
まだ黄色い感じの咲き始めたばかりの花です。


ナンテンハギ(南天萩)の種
  <マメ科マメ属>
または、フタバハギ(双葉萩)とも言う。
葉は2枚の小葉からなる。葉の形が南天にも似るのでナンテンハギの名がある。
豆果は、茶褐色で鞘状に熟し、種子は球状で3~7個入っていて黒色。



上は花です。

  

       《俳句鑑賞は冬の季語初時雨(はつしぐれ)》

          
        
      
     旅人と我名(わがな)よばれん初時雨(はつしぐれ) 松尾 芭蕉



 

 

 

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ギンバイカ(銀梅花)の実

2022-12-18 07:18:29 | 木の実

ギンバイカ(銀梅花)の実
 <フトモモ科ギンバイカ属>
ギンバイカは地中海沿岸が原産地。
ブルーベリーのような黒褐色の実をつけます。


但し、生の状態では苦みが強いので、地中海やヨーロッパでは、

リキュールにして楽しむのが一般的。


常緑樹で庭木などに使われる。
3か月ほど漬けると琥珀色になり、リキュールとして楽しめる。


花は白く梅の花のようなので銀梅花の名がある。
本来のヨーロッパではマートルと呼ばれ、
マートルの花は美の女神の象徴とも言われ、花嫁のブーケや結婚式の装飾、
寄せ植えなどに人気がある。

<日記>
日曜日のブログはやめにしようと思ったが、
なんとなく気になるので、一つだけ掲載。
昨日は、咳が出てとまらず苦しかったので、
病院へ検査に行く。検査結果は1週間後。
今日は今年最後の句会。
ゲームと軽食で散開。

 

 

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キンカン(金柑)の実とヒメシャラ(姫沙羅)の実と雪の中のセツブンソウと・・(節分草)と

2022-02-14 04:58:29 | 木の実

キンカン(金柑)の実
<ミカン科キンカン属>
常緑低木。
この頃のキンカンは以前のように渋い酸っぱさが無くて、

ずいぶんと美味しくなったので、そのままでも食べられるようになった。
私が年を重ねたから?若い時はまずくて食べられなかったものだ。



常緑低木。
棘はあってもごく短い。
葉は互生し、長さ5~7センチの長楕円状披針形で、革質。
裏面は乾くといぼ状の腺点が目立つ。


初夏から秋にかけて2~3回、直径約2センチの白い花をつける。
花弁は5個。

果実は直径2~3センチの球形で橙黄色に熟す。
果皮に甘味と香気があり、美味しい。


下はヒメシャラ(姫沙羅)の実

ヒメシャラ(姫沙羅)の実
<ツバキ科ナツツバキ属>
山地に生える落葉高木。
樹皮は淡赤褐色で薄く剥がれる。
葉は互生し、6~7月に白い花を開く。


蒴果は木質で長さ,1,5~2センチのとがつた長卵形で、熟すと5裂する。

 

             休憩

雪の中のセツブンソウ(節分草)

セツブンソウは、もう少し経ったら車で、
わんこと一緒に、群生地に出かける予定でいます。

多分・・最後になるかもしれない(免許返還するので・)
その時には、セツブンソウを、たくさん掲載するつもりでいます。

★昆虫コーナー(嫌いな方は避けて下さいね)
先日の雪の降ったあと、晴れ間をぬって、
重い腰を上げて牧野庭園と石神井公園まで行った。


竹林倉庫の前のブルーのトタンに・
ジャコウアゲハの蛹のお菊虫(お菊さん)を見つけた。
このまま蛹で春を待つのか?
中でもう果てているのか?は、私には解らなかったが、
出合えて嬉しかった。
なんで?ジャコウアゲハの蛹はこんな格好を選んだのだろう?
蛹でも色々あるけれど・・
ちょっと、ユニークな蛹の形です。
いつか・ジャコウアゲハの卵から育ててみたい。


         俳句は季語春景色

     山繭の中おそろしき春景色     豊口 陽子

     わらび山に腹這いうろこ愛でるかな 豊口 陽子

<勝手に俳句鑑賞>

    山繭には何回か出会ったことがある。
    繭は緑色で美しい。
    ヤママユガは大きくてちょっと不気味と思うかもしれないし、
    神々しくて威厳があると思うのは私の感想だ。
    このおそろしい”は、おそろしく美しい春景色”と、
    私は捉えるけれど・不気味な恐ろしさととってもいい。

    わらび山の句は結構私の好きな句のひとつです。
    蕨山で、自分はいつのまにか蛇になってしまっている
    という感覚が好きだ。
      

 

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アセビ(馬酔木)の実とヒドリガモとナミテントウ(二紋型)と俳句

2022-01-28 06:58:19 | 木の実

アセビ(馬酔木)の実
<ツツジ科アセビ属>
やや乾燥した山地に生える常緑低木。

葉は互生し長さ3~8センチで細長く、厚い革質。

アセビの成熟した実。


まだ蕾だったが、3月頃、枝先に白い花を多数垂れ下がつて咲かせる。


去年の2月には咲いていた!(場所は異なる)

磯の上に生ふる馬酔木を手打らめと見すべき君が在りといはなくに
                         大伯皇女

             休憩

うまく撮れてないけれど、翅の色が美しいわね。ヒドリガモ

★昆虫コーナー
ナミテントウ二紋型

こんな寒い時期でも、日差しの当たるところには出てきてくれる。

<日記のようなもの>
姪っ子の子供が私が買う事になった
愛犬との小さなお墓にイラストを描いてくれた。
まだ決定ではないが、上向き横向きで目が入っていない。
私は実は今の犬の前に太郎と言う雄の大型犬を飼っていた。
私も若かったので北海道から九州まで、アルプスにも登れるところまで一緒に
登ったり、テントで寝たりした思い出がある子だ。
最後は、寝たきりが長かったが、目を入れない事は、
太郎とまりの二匹が連想されていいアイデアだと思った。
この線でいつて見ようと思う。

        俳句は季語
   結氷・氷結・氷壁・氷点下などとも使う。

    ほうと氷りぬ白桃も肉体も    柿本 多映
    春山に手を差し入れて曇りけり  柿本 多映

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フヨウ(芙蓉)の枯れ姿とヒラタグモのクモの巣とエビグモ(?)俳句

2022-01-19 07:34:32 | 木の実

枯れフヨウ(芙蓉)
<アオイ科フヨウ属>
枯芙蓉(かれふよう)は、フヨウの花後の実のことを言い、
実も割れて種も飛び散って冬姿になったような状態で、
冬の季語にもなっています。
それなりの風情があります。


落葉低木で葉は互生し掌状に浅く3~7裂し、
7~10月、淡い紅色の花を咲かす。


             

             休憩

樹上にとまっているヒヨドリが可愛かった。

★昆虫コーナーは、たぶん・・ヒラタグモの巣

テント状の巣を作る。



エビグモの仲間アサヒエビグモかもしれませんとの事。

himesijimiさんより、ご教授頂きました。💛


         俳句は冬の季語枯芙蓉
          芙蓉の実とも使う。

      夕影の散らばつてくる枯芙蓉  岸田 稚魚

 

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雪の中のフジ(藤)の実と俳句

2022-01-13 08:21:49 | 木の実

フジ(藤)の実
<マメ科フジ属>
フジの木のことは、落葉樹とは言わない・
落葉藤本と特殊な言い方があるのを初めて知った。



豆果は、長さ12~19センチほどになり、細毛に覆われている。


種子は平たい円形で乾燥するとくるりと回って、
中の種子を飛ばすのが面白い。


      
             休憩

  
    
     雪のシラカバ林を行く

 

         俳句は季語北風

     蒴風(さくふう)・大北風(おおぎた)北吹く
     冬の風・寒風などと使う。

     北風の孔雀は人と歩みだす 只野 柯舟

      
   遠い昔に、野の花の名前を教えてもらった。
    

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ヤドリギ(寄生木)とホザキヤドリギ(穂咲寄生木)と俳句

2022-01-10 06:16:55 | 木の実

ヤドリギ(寄生木)
<ヤドリギ科ヤドリギ属>
ヤドリギ(寄生木)の漢字の通り、
エノキ、ケヤキ、ブナ、ミズナラ、クリ、サクラなどに、
寄生する。
八ヶ岳自然園には、落葉樹の大木が多く遠くからもこんもりとした
ヤドリギが、寄生しているのが良く見えた。

宿主の幹に食い込んだ寄生根から養分や水分を吸い取る。
こんもりと丸くなる。
ヤドリギは、常緑なので、冬になつて宿主の葉が落ちると
よく目立つ。

葉は対生し倒披針形で厚い革質。
雌雄異株。
半寄生で葉があり、光合成は自身で行う。
宿主からは主にミネラルを吸収している。



果実は直径6ミリほどの球形で淡黄色や、果実が橙黄色に熟す
アカミヤドリギがある。

ヤドリギは古くから縁起木とされ、
枝や葉は漢方で婦人病薬にする。

ホザキヤドリギ(穂咲寄生木)
<ヤドリギ科ヤドリギ属>

ミズナラ、ハンノキ、クリなどに寄生する。

名前のように穂状花序に実がつくのが特徴。

果実は長さ5~6ミリの楕円形で淡黄色に熟し、垂れさがる。

                 休憩
  
 

         俳句は季語冬の夜
   冬夜(とうや)・夜半(よわ)の冬・寒夜(かんや)
   などと使う。

     ダンサーになろか凍夜の駅間歩く 鈴木 しづ子

     ★鈴木しづ子は、俳句界では異端の女性です。
     娼婦とか・言われたり、自由奔放の女性でした。
       その後の消息は不明のままです。

     秋の夜やカタカタプクン魚眠る  れんげ

     

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ツノハシバミ(角榛)の実とたぶん・フユシャク蛾の♂と俳句

2022-01-07 07:18:37 | 木の実

ツノハシバミ(角榛)の実
八ヶ岳の麓の「犬も泊まれるペンション」にて。
久しぶりに見つけた、ツノハシバミの実。


ツノハシバミ(角榛)の実
<カバノキ科ハシバミ属>
山地に生える落葉低木。
葉は互生し、長さ5~11センチの卵形または、広倒卵形で、
基部は円形。
若葉はよく紫斑がでる。


果実は堅果で、長さ1~1,5センチの円錐形。
先がくちばし状の筒になり、
刺毛の密生した総苞に包まれる。

果実は9月から10月に熟す。

果実は食べられる。

                 休憩

  八ヶ岳美術館はまだ休館だったが、懐かしく庭を散策した。

★昆虫はこの寒さでは見つからなかったのだが、
  これは、たぶん・・フユシャク蛾の雄♂かな?と思われる。

ウスバフユシャク?
(談合坂サービスエリアにて。)
関東では12月下旬から2月中旬までよく見られる。

       俳句は季語七草
    七草・七草打つ・薺うつ。七草粥などと使う。
      七草粥笑い薬を少しまぜ  岸本 マチ子
  お節も飽きて、胃に優しい七草粥。
   笑い薬など少々。かな?

(七草爪と言う季語もある。七草粥の中に爪をひたして切る風習で
 万病や邪気を払うと言う言い伝えによる)

    七草日スニーカーの紐固結び  れんげ
  

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ナンテン(南天)の実とビワ(枇杷)の花と俳句と日記

2021-12-31 06:43:08 | 木の実

ナンテン(南天)の実
<メギ科ナンテン属>
ナンテン(南天)は「難を転ずる」と言う事や、
お赤飯にナンテンの葉を添えて厄除けにするという
おめでたい植物とされる。


庭木としてもよく植えてある常緑低木。
茎は叢生し、葉は3出複葉で茎の上部に集まつて互生する。


茎の先に大形の円錐花序を出し、白い花を多数つける。
果実は直径6~7ミリの球形で、赤く熟し
咳止めの薬として利用される。


下はもう終わりのビワの花

ビワ(枇杷)の花
<バラ科ビワ属>
葉は枝先に集まって互生し、長さ15~20センチの高披針形で
革質。

枝先に芳香のある白い花を密に開く。
花弁は5個。
果実は翌年の6月頃に黄褐色に熟し美味しい。

もう、花も終わりだが、花弁は5個。
葉裏、花柄、苞、萼に褐色の綿毛を密生する。
冬の最後の花だといつも私は思う。

              休憩
    

 葉はすっかり枯れているのに、カラスウリ(烏瓜)の赤い実は、
 色のない冬の景色に鮮やかな色どりを添えていた。

        俳句は季語年の暮れ
     歳晩(さいばん)・歳末・年の末・年の瀬・
    年の果・年の内・年暮る・年つまる・年終わるなど。
    
    ともかくもあなたまかせの年の暮  小林 一茶

     何とも、呑気でおおらかでいい・・ね。
     そうありたいものだ。

   ★今年もお世話になりました。
    来てくださった方、ありがとうございました。
       よい年をお迎えください。(#^.^#)

 

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クチナシ(梔子)の実とオモト(万年青)と俳句

2021-12-29 07:18:45 | 木の実

クチナシ(梔子)の実
<アカネ科クチナシ属>
今年は梔子の実を見ることが少なかった。
いつも、たくさんなるクチナシの木に、一つもなってない
と言う事も多くあった。
今年は、オオスカシバを育てたので、梔子はよく見ていたが、
実になってるものが少ない。
常緑低木。
葉は対生し、長楕円形で基部に小さな托葉がある。

芳香のある白い花を咲かす。
冬、黄赤色に熟す。
中に小さな種子が多数ある。

この実を乾燥させたもの物で、栗きんとんなどの料理着色料に
使われる。


下はオモト(万年青)

オモト(万年青)

<ユリ科オモト属>
根際から出る葉は長い卵形で大きい。
葉の質は革質で分厚く艶があり、縁は波打つ。


球形の液果(水分が多く柔らかい果皮を持つ果実)で、
赤く熟す。


              休憩

フジバカマ(藤袴)のドライフラワー
乾燥するとさらにいい香り(クマリンと言う物質)がします。


          俳句は季語立春
       (春はこれからだけれど・・)
      春立つ・春来る・春に入るなどと使う。
    
      立春の夢に刃物の林立す 柿本 多映

      ちょっと、物騒な夢だけれど・・
     たぶん・・刃物はとんがった木々の芽立ちのような気がした。

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