れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

クロモジ(黒文字)の花芽とウグイスカグラ(鶯神楽)とオニグルミ(鬼胡桃)の冬芽と俳句鑑賞

2022-03-12 08:40:49 | 木の実の冬芽・昆虫・俳句

クロモジ(黒文字)
<クスノキ科クロモジ属>
山地に生える落葉低木。
真ん中の葉芽は細長く赤みを帯びる。
芽鱗は2~3枚。

花芽は葉芽の横につき,たまねぎ形で柄がある。

花芽は葉芽基部に2~4個つく。
枝や冬芽は日向ほど赤い。
切り口に芳香があり、高級な爪楊枝になる。

下はウグイスカグラ

ウグイスカグラ(鶯神楽)
<スイカズラ科スイカズラ属>
山野に普通に生える落葉低木。
樹皮は縦に裂けてはがれ、灰黒色になる。


葉は対生し、本年枝の葉腋から長さ1~2センチの花柄をだして、
淡紅色の花を普通1個稀に2個下を向いて咲く。


      
                 休憩
  

ヤマコウバシ(山香ばし)
<クスノキ科クロモジ属>
冬でも葉が落ちずに枝に残る。枝を折るとよい香りがする。
   
          俳句は季語西行忌

     栞して山河集あり西行忌   高浜虚子

コメント (2)
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ニワトコ(接骨木)の冬芽とオケラ(朮)ツグミと赤いサルノコシカケ?と俳句

2022-01-29 07:27:11 | 木の実の冬芽・昆虫・俳句

ニワトコ(接骨木)の冬芽
<スイカズラ科ニワトコ属>
山地に生える落葉低木。
小枝は灰褐色で太く柔らかい。
冬芽は大きくて対生し、早春から目が膨らみ緑色を帯びる。

冬芽は球形で大きい花芽が特徴。葉芽は水滴形。

髄はスポンジ状。

(君が行き日長くなりぬ山多豆の迎へを往かむ待つには待たじ  万葉集)

下はオケラ(朮)の花の冬姿

オケラ(朮)
<キク科オケラ属>
日当たりのいい乾いた草地に生える多年草。
花を囲む苞葉が、魚の骨を並べたようだ。
この植物は根の皮をはいで薬用にされるため、
身の皮を剥がれる(無一文になることをオケラと言う。)のでこの名がある。


若芽のうちは綿毛を被つていて食用に、根は胃の薬に、
昔はいぶして湿気やカビを防いだ。

「悲しければ袖も振らむを武蔵野の宇家良(
うけら)が花の色に出なゆめ」万葉集

              休憩

地をちょんちょんと歩くツグミ
一定の距離を保てば、そんなに急いで逃げない。
私のバカチョンカメラです。

★昆虫ではなくキノコです。調べましたが解りませんでした。
赤いサルノコシカケ

          俳句は季語風花
     今生にルビ振るごとく風花す  山本 敏倖

敏倖さん、 すいません。断りも無に掲載させて戴きました。

    句集「断片以前」より
     好きな句を揚げさせていただきました(-_-;)

コメント (3)
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オニグルミ(鬼胡桃)の冬芽とミノムシと俳句

2022-01-11 07:20:56 | 木の実の冬芽・昆虫・俳句

オニグルミ(鬼胡桃)の冬芽
<クルミ科ノグルミ属>
冬芽で一番に探してしまうのが、オニグルミの冬芽だ。
人の顔に見えるのが愉しい。
是非、オニグルミの冬芽を探して、寒い冬にも
野に出て楽しんでほしいと思う。


山野に生える落葉高木。
この顔に見える部分は、葉痕。
葉痕は、大きくT字型で羊の顔に見える。


頂芽(葉芽)は大きく円錐形。
褐色の短毛が密生。
外側の葉は芽鱗の役目を果たし、脱落することもある。


極太の枝で毛が生え、髄に隔壁がある。
幹は縦に裂ける。

(羊の鼻の部分は)維管束痕で葉痕は隆起している。

  

 

               休憩

雪の中のナナカマドの実

 

★昆虫は今年はよくみかける小さなミノムシ♪


ミノムシ
ミノガ科の蛾の幼虫

     俳句は季語蓑虫(みのむし)
     鬼の子(鬼の子)とも使う。

      蓑虫の蓑あまりにもありあわせ 飯島 晴子

     
    
   

コメント (2)
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