ヤハズソウ(矢筈草)
<マメ科ヤハズソウ属>
ヤハズソウもメドハギもまだ時期が早く、
目の前のスキー場の草地に踏み場もないほど生えていたのに、
花が咲いてるものがほとんどなかった。
メドハギも、まだ少し早すぎて花が少ない画像になってしまった。
それにしても・ヤハズソウ(矢筈草)もメドハギ(蓍萩)も、
漢字で書くのが難解だが、それで名前の由来が解る。
日当たりのよい野原や道端に生える。
まだ、咲き始めたばかりで回りにいっぱい生えてはいるのだが、
花をつけてるのを探すのに苦労した。
葉は長倒卵形の3小葉を持つ複葉で、小葉の先は丸いかややへこむ。
花は淡紅色の小さな蝶形花。
和名の矢筈草(やはずそう)は、葉をちぎると
矢の弓の弦に当たる部分の矢筈の形になることから。
ちょっと休憩
メドハギ(蓍萩)
<マメ科ハギ属>
メドハギも花には早すぎた。
本当だと枝にいっぱい花がつくのだが・・。
これにはキタキチョウが卵を産む食草だ。
見事な蛹の黄色は、まるでメドハギの葉っぱそっくりだ。
茎の高さは1メートル近くになるものもある。
よく枝分かれして低木状になる。葉は3小葉を持つ複葉で密に互生する。
花は、葉のわきに2~4個集まってつく。
白黄色で紫色の線がある。メドハギ(蓍萩)は
ゼイチク(筮竹)占いに使った。茎を筮(めどぎ)に使ったので
この名がある。
メドハギは、キタキチョウの食草
メドハギに産んだキタキチョウの卵(少し細長い)
元気なキタキチョウの幼虫
キタキチョウの蛹
(きれいな黄色で目立ちそうだが実際は葉っぱに同化している)
キタキチョウ
キタキチョウ
俳句は季語秋の蝶で
秋蝶(秋蝶)とも使う。
秋の蝶山に私を置き去りぬ 阿部 みどり女