クサフジ(草藤)
<マメ科ソラマメ属>
日当たりのいい草地や山麓の林の縁などに生えるつる性の多年草。
葉は互生し、8~13対の羽状複葉で、
先端は長く伸びて分岐し巻きひげになる。
小葉は狭卵形で1,5~3センチ。
茎の上部の葉のわきから長さ3~10センチの総状花序をだし、
青紫色で蝶形の花を多数つける。
花の長さは10~12ミリ。
5歯のある萼をもち、下側の1歯が特に長い。
果実は長さ2~3センチ、幅5~6ミリで、
普通、5個ほどの種子ができる。
クサフジ(草藤)
<マメ科ソラマメ属>
日当たりのいい草地や山麓の林の縁などに生えるつる性の多年草。
葉は互生し、8~13対の羽状複葉で、
先端は長く伸びて分岐し巻きひげになる。
小葉は狭卵形で1,5~3センチ。
茎の上部の葉のわきから長さ3~10センチの総状花序をだし、
青紫色で蝶形の花を多数つける。
花の長さは10~12ミリ。
5歯のある萼をもち、下側の1歯が特に長い。
果実は長さ2~3センチ、幅5~6ミリで、
普通、5個ほどの種子ができる。
カワジシャ(川萵苣)
<ゴマノハグサ科クワガタソウ属>
川岸、水路、水田などに生育する越年草。
茎は直立し無毛で柔らかく、淡緑色をしている。
葉は対生し長楕円状披針形、
ふちには細かい鋸歯がある。
基部は無柄で茎を抱く。
葉のわきに細長い花序をだし、
白色で淡紫色のすじのある小さな花を咲かす。
調べていたらオオカワジシャ(大川萵苣)と言うのもあり、
もしかしたら、これがオオカワジシャかもしれません。
ムシトリナデシコ(虫捕撫子)
<ナデシコ科マンテマ属>
ヨーロッパ原産の1~越年草。
観賞用に栽培されたものが、野生化したもの。
茎は直立し高さ30~80センチになり、
花のつく節の下に粘液を分泌する。
アオスジアゲハが蜜を吸っていた。
葉は対生し、基部は茎を抱く。
集散花序の小さな花を多数咲かす。
茎の上部に粘液があり、
アリなどの昆虫に蜜や花粉を盗られないようにするためで、
粘液に小さな虫がくっついていることがあるが、
食虫植物では無い。
ナガバミズアオイ(長葉水葵)
<ミズアオイ科ポンテデリア属>
ミズアオイ属の多年草。
ミズアオイと同じ科の植物ではあるが、
別属に分類される北米原産の水生植物。
根茎から長い葉柄を伸ばして1個の剣形の葉をつける。
草丈は60~90センチ程度。
葉に強い光沢があり、先端は鋭頭。
6~10月にかけて長い茎の先に穂状花序を出し、
紫色の6弁花をつける。
↓の画像は、ミズアオイ(水葵)
<ミズアオイ科ミズアオイ属>
花期は8月~10月。
淡水に生える抽水植物の一年草。
茎は横に這う根茎で斜上し、葉は束生する。
花は一日花で、花被片は6個。
片は楕円形の青紫色。
イヌガラシ(犬芥子)
<アブラナ科イヌガラシ属>
野原や道端に生える多年草。
茎は枝分かれして8~50センチになる。
根生葉は長楕円形で羽状に分裂する。
枝先に総状花序を出し、黄色の小さな十字状花を開く。
長角果は円柱状。
果実は、棒状で上方にカーブする。
熟すと果皮がめくれて2列に並んだ小さな種子が出てくる。
イヌやカラスの名前がついた植物は、
人の役に立たないものが多い。
イヌガラシも、食用になるカラシナに似ているが、
役に立たない植物である。
イヌガラシに似ているものに、スカシタゴボウと言うのがあるが、
水田や湿った場所に生える。
スカシタゴボウの実はこん棒形なので、果実の形で見分けられる。
セイヨウムラサキ(西洋紫)
<ムラサキ科ムラサキ属>
ヨーロッパからアジアにかけての原産で、
北アメリカなどに帰化している。
牧野庭園で咲いていたが、
名札にはムラサキとあったが・本来のムラサキの花は、
白い花だ。淡い黄色みを帯びているのは、
セイヨウムラサキだと思う。
全体に粗い短毛がありざらつく。
よく分岐して高さ1メートルになるものもある。
葉は先の尖った狭楕円形で無柄で互生する。
夏に茎の上部の葉および葉状の苞の腋に
直径5ミリほどの黄白色の5裂した花を咲かせる。
赤塚植物園にもあるので、
探してみて下さい。
古代に染料として知られたムラサキは、
花は白色だが根から紫色の染料がとれる。
テイカカズラ(定家葛)
<キョウチクトウ科テイカカズラ属>
林内に普通に生える常緑つる性。
茎は長く伸び、付着根を出して木や岩を這い上る。
葉は対生し、
長さ3~7センチの楕円形または狭楕円形。
革質で光沢がある。
枝先や上部の葉腋にまばらな集散花序を出し、
直径7~8ミリの筒状で、上半分がやや膨れて5裂している。
スクリュー状にねじれて平開する。
雄しべは5個で花筒の中部につく。
葯は黄色で花冠からわずかに出る。
果実は長さ15~25センチの線形の袋果。
2個の線形の実がくっついている果実。
本来は弓状で2個づつ吊り下がる。
熟すと縦に裂けて、種子を多数飛ばす。
種子は線形で、先端に白い冠毛がある。
エゴノキ(野茉莉)
<エゴノキ科エゴノキ属>
雑木林などに普通に生える落葉高木。
根元から株立ち状のよく目立つ樹形。
樹皮は滑らかで暗紫褐色。
葉は互生し、長さ4,5~8センチの長楕円形で先端が尖り、
基部は楔形。
今年伸びた短い側枝の先に白い小さな花を1~4個下垂する。
花冠は長さ1,5~2センチで深く5つに裂け星状毛が密生する。
雄しべは10個で花冠より短い。
花冠の裂片は普通5個だが4~8枚あったりする。
池水を流れて行くエゴの花です。
葉をよく見ると巻いた葉のオトシブミが見られます。
この中には一粒のエゴのツルクビオトシブミの卵が入っています。
果実は卵形でエゴサポニンが含まれ、石鹸の代わりにしたり、
麻酔効果があるのですりつぶして川に流し、
魚取りに使ったりする。
エゴノネコアシ(上の画像)
エゴヒゲナガゾウムシが果実に穴をあけて産卵し、
幼虫が種子の内部を食べて成長する。
よくみると上のような形の実がよく見られ、
エゴノネコアシと言われる。
探してみてね。
スイカズラ(吸葛)
<スイカズラ科スイカズラ属>
各地の山野や道端に普通にはえる半落葉性つる性。
茎は長く伸びよく分岐する。
樹皮は帯灰赤褐色。
若枝には褐色の軟毛がある。
髄は中空。
葉は対生し、長さ3~7センチの楕円形または長楕円形だが、
変異が多い。
ふちは全縁で両面に毛がある。
葉は内側に巻いて冬を越す。
枝先の葉腋に2個づつ花をつける。
花冠は長さ3~4,5センチの筒形で唇状に大きく2裂し、
上弁は先が4裂し、下弁は線形。
始め、白色でのちに黄色になる。
雄しべ5個と雌しべ1個は花冠から突き出る。
萼は長さ1~2ミリで5裂する。
苞は葉状で長さ5~19ミリの卵形。
葉や茎、花は薬用や染料にする。
液果は直径5~6の球形で2個並んでつき、黒く熟す。
中に広楕円形で褐色の種子が2個ある。
花は白色から黄色に変わるので(金銀花)キンギンカとも、
呼ばれる。
サラサウツギ(更紗空木)
<ユキノシタ科ウツギ属>
山野に生えるが生垣や庭木などにも植えられている落葉低木。
草丈は1~1,5メートル。
八重咲で白色だが花弁の裏側が淡紅色。
本種は花つきもよく、
淡いピンクと白のコントラストが優しいので
愛好家が多いそうだ。
石神井公園の三宝寺池のそばに1本見られるが、
毎年、楽しみにしている花です。
ユキノシタ科とあるが、アジサイ科になっているものも多い。
別名サクラウツギとも言う。
ほとんど白にも見える。