シロバナツタバウンラン(白花蔦葉海蘭)
<オオバコ科ツタバウンラン属>
ツタバウンランはよく見るが、
シロバナツタバウンランが群れているのはとても綺麗です。
全国に帰化していて、
ほふく性で道端にもよく見られるがシロバナは少ない。
名前は葉がツタに似て、
花の形がウンランに似ていることによる。
花の長さは7~9ミリで普通は薄青紫に暗い紫色の
筋が入るが、シロバナツタバウンランは、
白い花に黄色い筋が入る。
花は上下に分かれ、花の後ろに距があり、
蜜がたまる。
下は普通のツタバウンラン
シロバナツタバウンラン(白花蔦葉海蘭)
<オオバコ科ツタバウンラン属>
ツタバウンランはよく見るが、
シロバナツタバウンランが群れているのはとても綺麗です。
全国に帰化していて、
ほふく性で道端にもよく見られるがシロバナは少ない。
名前は葉がツタに似て、
花の形がウンランに似ていることによる。
花の長さは7~9ミリで普通は薄青紫に暗い紫色の
筋が入るが、シロバナツタバウンランは、
白い花に黄色い筋が入る。
花は上下に分かれ、花の後ろに距があり、
蜜がたまる。
下は普通のツタバウンラン
マツバウンラン(松葉海蘭)
<ゴマノハグサ科ウンラン属>
北アメリカ原産の帰化植物で1~2年草。
全国的に広がっている。
茎は細くて無毛、束生し高さ20~60センチになる。
葉は幅1~2ミリの線形で互生する。
青紫色の唇形の花は2~4ミリの柄があり、
穂のようにつく。
ヒトツバタゴ(一葉田子)
<モクセイ科ヒトツバタゴ属>
別名ナンジャモンジャ
落葉高木。
樹皮は灰褐色。
葉は対生し長さ4~10センチの
長楕円形。
本年度の先の円錐花序に白い花を多数つける。
雌雄異株。
花冠は4深裂し、裂片は長さ1、5~2センチの線形。
果実は長さ1センチの楕円形で黒く熟す。
フタリシズカ(二人静)
<センリョウ科チャラン属>
白い雄しべの花序は二人とは限らない。
静御前の亡霊が出てくる能の「二人静」が名前の由来。
山野の林の中に生え、
ヒトリシズカより遅れて咲く。
葉には光沢が無く、対生して2~3対つき、
鋸歯がある。
草丈は30~60センチ。
花序は2本のものが多いが、1本や3~5本ほどつくものもある。
花弁や萼が無い地味な花で、
短い花糸が雄しべを包んでいる。
ちなみに、上は(一人静)ヒトリシズカ
株立ちするので一人では咲きません♪
チョウジソウ(丁字草)
<キョウチクトウ科チョウジソウ属>
湿った草地に生える60センチ内外の多年草。
葉は互生し披針形で先は尖る。
茎の先に多数の花をつける。
花冠は青紫色で下部は筒となる。
薄青色の5つに裂ける花が、
とても爽やかです。
名前は花を横から見た形が漢字の丁に似ているからと
るが???あまり私には思えない・・。
一説には、江戸時代のオランダから輸入していた
香料になる乾燥丁子を横から見た形が漢字の丁に
似ていた事からとか。
ツルカノコソウ(蔓鹿子草)
<オミナエシ科カノコソウ属>
花を始めて見た時、
なぜ?この花の名前がツルカノコソウなのかと思ったが、
蔓状に枝を出して繁殖することによるのと、
蕾の状態が鹿の子絞りの模様に見立てた事を知った。
山地や丘陵の谷に沿った日陰の湿地によく群生する。
茎はやわらかくみずみずしい。
花の色は白い。
草丈は20~40センチ。
花後に地面を這うように長いつる状の枝をだし繁殖する。
葉は羽状複葉で、茎に対生し、
葉の縁は鋸歯をもつ。
4,5月頃茎の頂に散房花序をだし、
漏斗状の白い小花を多数つける。
花冠は5裂し、花径は2ミリほど。
高尾山にて。
ギンラン(銀蘭)
<ラン科キンラン属>
黄色いランの花を金、白いランの花を銀に例えた名前。
(19日にキンランを掲載した。)
いつも、よく行っている公園なのに、
まさかキンラン、ギンランが咲くとは思っていなかった。
キンランは生えているとは聞いていたが、
斜面に小さなギンランがたくさん、
咲きだしていたので、感激してしまった!
私が毎年、楽しみに見に行くのは千葉だったのだが、
いつも、キンランは豪勢に黄色が目立って咲いているのに、
ギンランは探さないと見つかりにくいほどでした。
だから、ギンランの方がナイーブな感じがしていたが、
まさかこんな近場で出会えるなんて、思いもよらない事でした。
それも、キンランは3輪しかなかったのに、
ギンランは斜面にたくさん生えていたのでした。
雑木林の中に生え、草丈20~40センチとあるが、
もっと草丈は低かった。
ササバギンランより小さく、
葉は細く先端が尖る長楕円形で3~6個つく。
基部は茎を抱く。
ギンランの花は殆ど開かない。
花のつけ根にある小さな葉(苞)がほとんどない。
花の下の黄色い部分は蜜がつまった距と呼ばれる部分。
茎の先に1センチほどの白い半開き、
またはほとんど開かない花を数個つける。
ヤマウツボ(山靭)
<ハマウツボ科ヤマウツボ属>
落葉樹林内のやや湿り気のある場所に生える寄生植物。
私はヤセウツボは知っていたが、
ヤマウツボは初めてだったので、
始めはサイハイランなのかと思った。
山によく登っている方から、
ヤマウツボだと教えて頂いた。
全体は白色であるが、
やや紫色を帯びる。
花茎は高さ10~20センチで
上部に白色で長さ1,2センチほどの多数の花を開く。
高尾山のヤマウツボはやや紫色を帯びたものでした。
近くに、
アミガサタケも見つけた。
高級食材だそうだ。
カスマグサ(カス間草)
<マメ科ソラマメ属>
カラスノエンドウとスズメノエンドウ(前日に掲載)の
間の大きさなのでこの名がある。
明るい林や草地にはえる。
花茎の先に1~3個、
淡青紫色の花をつける。
葉は3~6対の小葉からなる羽状複葉。
小葉は線状楕円形で長さ1,2~1,7センチ。
豆果は楕円形で長さ1~1,5センチあり、
3~6個の種子が入っている。
スズメノエンドウ(雀豌豆)
<マメ科ソラマメ属>
カラスノエンドウと比べて、
花も葉も小さいことから、カラスに対して
スズメをあてた名前。
葉腋から細長い花茎を伸ばし
マメ科独特の蝶形花を3~7個咲かせる。
花は長さ5ミリ程度で白にほんの少し
紫がかっている。
豆果は楕円形で1センチほど。
葉は12~14個の小葉からなり、
先端にある巻き髭で周りの植物に絡みつき
立ち上がる。
草丈は30~60センチ。
人家の周りの草地や野原などに生える。
明日はカラスノエンドウと、
スズメノエンドウの間位の、
淡青紫色のカスマグサを紹介したいと思います。