れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ヤブジラミ(藪虱)

2017-06-30 05:53:12 | 野の花日記

ヤブジラミ(藪虱)
<セリ科ヤブジラミ属>
野原に多く生える越年草。

茎は直立して枝分かれし、
高さ30~80センチになる。



葉は2~3回羽状複葉で、
羽片は細かく分裂し、両面に荒い毛がある。

複数形花序を多数だし、
さらに小散形花序をつくり、小さな白い花をやや密に開く。
花弁は5個で内側に曲がる。
花序の外側のものが大きい。




花の根元に鉤爪の実が準備中。



長さ3ミリほどの果実には、全体に鉤爪があり
服によく引っ付く。
褐色になった実はよく引っ付くので、
その形からシラミにたとえられた名前です。
里山を歩くと必ず靴や靴下、ズボンにひっついてきて、
なかなか取れません。

 






 

 

 

 

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モミジバフウ(紅葉葉楓)

2017-06-29 07:37:55 | 木の実

モミジバフウ(紅葉葉楓)
<マンサク科フウ属>

大正時代に渡来した落葉高木。
多湿な肥沃地を好み高く育つ。


樹皮は淡紅褐色で、
若枝は淡褐色でコルク質の翼ができる。



葉は長さ、幅とも12~18センチで掌状に
5~7裂する。
質は薄い。


花期は4月頃で、雄花序は長さ5~8センチ。

雌花序は帯緑色の球形で1個が垂れさがってつく。



集合果は径3~4の球形で最初は緑色だが
さび色に熟す。


 




 

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トモエソウ(巴草)

2017-06-28 06:08:21 | 野の花日記

トモエソウ(巴草)
<オトギリソウ科オトギリソウ属>
山地の日当たりのよい草地に生える多年草。


茎は高さ50~130センチになる。
葉は対生し茎を抱く。



径5センチほどの大きな花はねじれて、
扇風機の羽根のようだ。



この形から巴草の名がある。

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オカトラノオ(岡虎尾)

2017-06-27 06:45:50 | 野の花日記

オカトラノオ(岡虎尾)
<サクラソウ科オカトラノオ属>

日当たりのよい丘陵や草地に生える。
横に垂れ、小花の径は1センチ程度で、
沢山の花が下から開き長さは30センチほどになる。


白く小さな花が集まった花序が伸びて、
同じ方向を向いて咲いていた。

花穂が虎の尾のようなので、
この名がある。


白くたくさん花をつけて垂れ下がる穂が美しい。


行儀よく、同じ方向を向いている。



 

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ハエドクソウ(蠅毒草)

2017-06-26 06:11:08 | 野の花日記

ハエドクソウ(蠅毒草)
<ハエドクソウ科ハエドクソウ属>

1属1種。
花は筒状で、5~6ミリと小さい。
花冠は唇形で上下に分かれ、上部は反り、
下部は平らで大きい。



花は白~淡紅色で、蕾は上を向いているが、
開花すると横を向く。


実になると下を向く。


草丈は15~70センチで、低山の林床などに生える。

全体に殺虫成分があり、
根を煮詰めた汁で蠅取り紙を作ったことから
この名がある。

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ボダイジュ(菩提樹)

2017-06-25 06:09:25 | 木の花

ボダイジュ(菩提樹)
<シナノキ科シナノキ属>

寺院の境内などによく植えられる落葉高木。
樹皮は帯紫色で浅く裂ける。


葉は互生し、長さ5~10センチの三角状広卵形で、
裏面や葉柄には灰白色の細かい毛が密生する。



葉脈から散房状の集散花序を下向きに出し、
淡黄色の香りのよい花を開く。


花弁と萼片は5個。
雄しべは多数。花序の柄にはへら状の葉状の柄が1個ある。
果実は7~8ミリの球状で、淡灰褐色の毛が密生する。



 

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ヤマモモ(山桃)の実

2017-06-24 05:38:01 | 野の花日記

ヤマモモ(山桃)の実
<ヤマモモ科ヤマモモ属>

この頃、公園等でよく見る常緑高木。
赤く熟すのを楽しみにしている間に、
公園のヤマモモはすっかり枝払いされて、
赤い実は一つも残っていなかった。
この頃、よくそういうことが多い。


葉は互生し倒披針形。
雌雄異株。



果実は径1~2センチの卵形で赤く熟す。

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フトイ(太蘭または莞)

2017-06-23 05:19:17 | 野の花日記

フトイ(太蘭または莞)
<カヤツリグサ科ホタルイ属>

池や沼のなかに群生する大形の多年草。
涼し気です。


根茎は長く地中を這い、
節から径1~2センチの太くて丸い茎を立て
高く80センチ~2メートルになる。



葉は発達せず鞘状で、茎の先から
散房状に花序の枝をだし、
小穂を数個または1個つける。


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コバノカモメズル(小葉の鴎蔓)

2017-06-22 04:25:40 | 野の花日記

コバノカモメズル(小葉の鴎蔓)
<ガガイモ科カモメズル属>

つる性で、他の草などに巻きつき、
2~3メートルになる。
(画像が上手く撮れず初めの写真は野川の看板を写したものです。)


葉は柄があり披針形または広披針形で先は尖る。
花は葉のわきからでる花柄の先にまばらにつく。



花冠は暗紫色で6~8ミリの星形の花をつける。



花が終わるとガガイモ科特有の袋果(実)をつける。
秋に袋果が割れ、種髪(毛束)をつけた種子がはじける。
(野川公園6月11日)



 

 

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アゼナルコ(畦鳴子)

2017-06-21 06:24:28 | 野の花日記

アゼナルコ(畦鳴子)
<カヤツリグサ科スゲ属>

平地や河原の湿地に生える多年草。
似たものにテキリスゲと言うのがあります。
和名は田の畔に生え、小穂が鳴子のように並んで
垂れ下がることに寄ります。


茎の上部に5~6の小穂をつける。
上部の2~4個は先端が雌花、基部に雄花をつけ、
下部の小穂は雌性である。(?)



雌花のりん片は先がへこみ、その中央がざらつく。



テキリスゲに似るが山地が生育地なので、
アゼナルコだと思った。


 

 

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