ヤブジラミ(藪虱)
<セリ科ヤブジラミ属>
野原に多く生える越年草。
茎は直立して枝分かれし、
高さ30~80センチになる。
葉は2~3回羽状複葉で、
羽片は細かく分裂し、両面に荒い毛がある。
複数形花序を多数だし、
さらに小散形花序をつくり、小さな白い花をやや密に開く。
花弁は5個で内側に曲がる。
花序の外側のものが大きい。
花の根元に鉤爪の実が準備中。
長さ3ミリほどの果実には、全体に鉤爪があり
服によく引っ付く。
褐色になった実はよく引っ付くので、
その形からシラミにたとえられた名前です。
里山を歩くと必ず靴や靴下、ズボンにひっついてきて、
なかなか取れません。