れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

イチイとキャラボクの実

2011-10-31 08:38:18 | 野の花日記

 

イチイの実&キャラボクの実

イチイの実
<イチイ科・イチイ属>
(一位)別名(オンコ・アララギ)
深山にはえる落葉高木
樹皮は赤褐色で 縦に深くさける。
葉は線形で、らせん状につくが、
横に伸びた枝では左右に二列に並ぶ
春、
葉の付け根に花がつく雌雄異株。
雄花は淡黄色で雌花は緑色で
秋に熟すと肉質の赤い種皮が種を覆い、
先端が開いている。
種皮は食べられる。

キャラボクの実
<イチイ科・イチイ属>
(伽羅木)
高山や深山に自生し庭木としてもつかわれる落葉低木
下部から枝分かれして横に広がる。
葉は線形でイチイに似ているが、
イチイのように二列にならず、輪生状に並ぶ
花もイチイに似ている。
実の形もイチイにそっくりです。

<俳句歳時記>秋
一位の実(いちゐのみ)
<あららぎの実・おんこの実> 

 手にのせて火種のごとし一位の実    飴山 實

  いちいの実老馬ひずめの音ばかり   伊藤 淳子 

 喪服二人の離れ立つ一位の実      桜井 博道 

 

                                                                 

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イタヤカエデ

2011-10-30 05:31:06 | 野の花日記

イタヤカエデ(板屋楓)
<カエデ科・カエデ属>

山地に生える落葉高木。

樹皮は暗灰色で老木になると浅く裂ける。

葉は対生し扁平形の5~7中裂または浅く裂ける。

春、
葉の開く前に本年度の枝先に散房花序の黄緑色の花を開く。

翼果は長さ2~3センチで褐色に熟す。

樹液は煙草の香料に使うそうだ。

 

 

 

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マルバアキグミ

2011-10-29 05:19:31 | 野の花日記

マルバアキグミ(丸葉秋茱茰)
<グミ科・グミ属>

アキグミの変種で、枝はやや太い落葉低木。

葉は互生し倒卵形または卵形で先は丸く、
アキグミより大きく質も厚い。

春に
白から黄色に変わる花を咲かせる。

果実は球形~広楕円形でアキグミより大きい。
赤く熟し食べられる。

↓はアキグミの実                                                                                 ↓は、今咲いているナワシログミの花
                                  
<俳句歳時記>秋
茱茰(ぐみ)
(あきぐみ)

ぐみの木の下にしゃがんで他力つく  飯島 晴子

川波見て船酔いのごと茱茰かめば  大橋 嶺夫

茱茰灯し尼の眼の裏水びたし     嵯峨 柚子
                             


                                                   

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モチノキの実

2011-10-28 04:58:54 | 野の花日記

モチノキ〈黐の木)の実
<モチノキ科・モチノミ属>

常緑高木。

葉は互生し倒卵状楕円形で革質。

4月頃
葉脈に黄緑色の小さな花を密につける。
雌雄異株

果実は直径1センチの球形で赤く熟し、
鳥がよく食べる。

樹皮から染料や鳥もちを作るそうだ。

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サルトリイバラの実

2011-10-27 04:21:34 | 野の花日記

サルトリイバラの実(猿捕茨)
<ユリ科・シオデ属>

各地の山野にはえる落葉つる植物。

茎は固く、節ごとに屈曲し、まばらに刺がある。

葉は互生し、円形または楕円形。
質は厚くて光沢があり両側が翼状になり、1対の長い巻きひげがある。

春に散形花序をだし、黄緑色の花を多数つける。雌雄異株

果実は球形の液果で真っ赤に熟す。


まだ青いサルトリイバラの実


俳句歳時記では、山帰来〈サンキライ)
サルトリイバラの花が春の季語に使われる。

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アキニレの実

2011-10-26 13:53:57 | 野の花日記

アキニレ(秋楡)の実
<ニレ科・ニレ属>
山野に生える落葉高木。

葉は長さ2~6センチの倒卵形、または長楕円形で革質。
表面は光沢があり、ざらつく。

9月頃、
本年枝の葉脈に淡黄色の花をつける。

翼果は、淡緑から11月頃淡褐色に熟し
楕円形の実をつける。

種子は真ん中にある。


樹皮は灰褐色で小さな皮目があり
鱗片状にはがれてまだらに斑紋が残る。

 

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イイギリの実

2011-10-25 06:24:23 | 野の花日記

イイギリ〈飯桐)の実
<イイギリ科・イイギリ属>

山地に生える落葉高木。

太い枝を車輪状に広げる。

樹皮は灰白色。

葉は互生し卵円形で裏面が白っぽい。

春、枝先に20~30センチの円錐花序を出す。
雌雄異株。

花弁が無く、萼片が5個で緑黄色。

なんといっても実がきれい。
果実は赤く熟し球形でぶら下がる。

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モッコク(木斛)の実

2011-10-24 06:29:52 | 野の花日記

モッコク(木斛)の実
<ツバキ科・モッコク属>
常緑高木。

樹皮は帯黒褐灰色でなめらか。

葉は狭倒卵形で、厚くて光沢がある。

6~7月、直径1,5センチほどの白い花を下向きに咲かす。

果実は1,5センチほどの球形で、
熟すと厚い果皮が裂けて中から赤い種子をだす。

は、まだ割れていない果実

 

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サネカズラの実

2011-10-23 06:37:21 | 野の花日記

サネカズラの実
モクレン科・サネカズラ属
<実蔓>別名ビナンカツラ

山野に生える常緑のつる性植物。
葉は互生し、長楕円形または長卵形でやわらかい。

裏葉は紫がかっているものもある。

夏に直径1,5センチの薄黄色の白い花が垂れ下がって咲く。

花弁と萼片はともに淡黄色で雌花は
花後に花床が球形に膨らみ、
球形の果実をつけてとてもきれいだ。

昔は・この樹皮の粘液を水に溶かして髪を洗った。

<俳句歳時記>秋
美男蔓(びなんかずら)
<実蔓(さねかずら)真蔓(さねかずら)南五味子(さねかずら)>

    大原の霜晴美男かづらかな       皆川 白陀

       又の名の投込み寺のさねかずら    矢島久栄

    おうすありますの吊札さねかずら    森田 峠
    
    不退寺のさればやここに真葛      森 澄雄

 

 

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ヒイラギモクセイ(柊木犀)の花

2011-10-22 06:49:28 | 野の花日記

ヒイラギモクセイ(柊木犀)の花
<モクセイ科・モクセイ属>

銀木犀と柊の雑種で、庭などによく植えられている常緑小高木。
雌雄異株で雄株だけが知られている。

幹は直立し、樹皮にはコルク質の瘤がある。

葉は対生し楕円形で、
先端がとがり、ふちには刺状の鋸歯があり厚い革質。

10月頃、葉のわきや枝の先端に芳香のある白い花を咲かせる。

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