れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

イモカタバミ(芋酢漿草)・ムラサキカタバミ(紫酢漿草)・コメツブツメクサ(米粒詰草)・ヨツモンカメノコムシ・チャバネアオカメムシ・モンキアゲハの幼虫・俳句鑑賞

2024-05-27 11:45:37 | 野の花と昆虫


イモカタバミ(芋酢漿草)
 <カタバミ科カタバミ属>
根に1センチほどの塊茎を多数つけるので、イモカタバミの名がある。
直径1,5センチほどの花は紅紫色で、中心部が赤い。



花には濃紅色の線が目立つ。
雄しべは10個のうち、5個が長く、5個短い。
雄しべの先端の葯は黄色。


ムラサキカタバミ(紫酢漿草)
 <カタバミ科カタバミ属>
夜間など、気温が低い時は花を閉じる。
花の中心は白く、雄しべの先端の葯も白い。
花を咲かせても、花粉が無いので結実せず、球根で増える。




コメツブツメクサ(米粒詰草)
 <マメ科シャジクソウ属>
荒れ地に生える黄色い小さな球形の帰化植物の花。
長さ3ミリほどの黄色い花を5~20個集めた花の塊は直径7ミリほどで小さい。


茎は、地面を這い、よく分岐する。


▲ヒナキキョウソウ(桔梗草)
 <キキョウ科ヒナキキョウソウ属>
茎は分岐せず、直立する。
葉は互生し、無柄。


丁部の花以外はほとんど閉鎖花になる。
花は茎頂部及び葉腋につき、花冠は直径1~1,3センチ。


キキョウソウ(桔梗草)
 <キキョウ科キキョウソウ属>
花が段々咲きあがるので、ダンダンギキョウとも呼ばれる。
花は葉腋に1~3個付く。


柄の無い葉は1センチほどの幅広の円形で、
茎を抱いて互生する。
雄しべが花粉を出した後に雌しべが開く。
一人時間差性転換を行う。


八重のドクダミ(蕺草)
 <ドクダミ科ドクダミ属>


▲ヘラオオバコ(箆大葉子)
 <オオバコ科オオバコ属>
道端や荒れ地、河原に増加しているヨーロッパ産の帰化植物。




チリアヤメ(智利菖蒲)
 <アヤメ科ハーバーテア属>

※昆虫コーナー


※もしかして?セモンジンガサハムシの交尾?
これも、ヨツモンカメノコハムシの交尾だと、
    ヘムレンさんより教えて頂きました。
          ありがとうございます。


▲ヨツモンカメノコハムシ「会いたかったよぉ~~~♪」

※ヘムレンさんから、ジンガサハムシではなく、
   ヨツモンカメノコハムシとの事、教えて頂きました💛


ジンガサハムシはユウガオの葉にいる事が多い。
ワンコの顔みたいです♪

※ヨツモンカメノコハムシと、ヘムレンさんより、
教えて頂きました。
本当にわんこ顔!



▲こっちが貌の表面なの?ジンガサハムシ君
触覚もあつて、かっこいい~~~

※ヨツモンカメノコハムシだそうです(#^.^#)
      ヘムレンさん、ありがとうござます。


※チャバネアオカメムシ


※アオバハゴロモの幼虫


※ヒメジョオンにカミキリモドキ


※バッタ?


※カタツムリにどなた?
      
  《俳句鑑賞は夏の季語蠛蠓(まくなぎ)》
 めまとい・糠蚊(ぬかか)などと使う。

  画像はまったく、関係ないが、先日の夕焼け

     まくなぎを払ひて車虎次郎  岸田 稚魚

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ヤセウツボ(痩靭)・ギンラン(銀蘭)・キンラン(金蘭)・ミズキ(水木)・カゲロウの幼虫・その他・俳句鑑賞

2024-05-04 06:17:05 | 野の花と昆虫


ヤセウツボ(痩靭)
 <ハマウツボ科ハマウツボ属>
    ※前回の昭和記念公園の続きです。

寄生植物でマメ科に多く寄生する。
牧草の混入で、侵入した帰化植物。
多様な植物に寄生し、土壌の種類も問わない。


公園や草地に生え、葉は無く、草丈は20~40センチ。




▲ギンラン(銀蘭)

 <ラン科キンラン属>
昭和記念公園の「こもれびの里」の小山を登っていくと、
ギンランやキンラン、イカリソウやジュウニヒトエに会えます。

雑木林の中に生え、草丈20~40センチ。
葉は細く、先端がとがる長楕円形で3~6個付き、基部は茎を抱く。


茎の先端に1センチほどの白い半開き、またはほとんど開かない花を

数個つける。花には短い距がある。


キンラン(金蘭)
 <ラン科キンラン属>
直立した茎の先に鮮やかな黄色い花が3~10個つく。
草丈40~80センチ。半開きの状態で咲き、
花色を金に見立てて名前が付けられた。

花は半開きの状態で咲き、花色を金に見立てて名前が付けられた。


ジュウニヒトエ(十二単)
 <シソ科キランソウ属>


▲イカリソウ(錨草)
 <メギ科イカリソウ属>



「原っぱ広場」には大好きなネモフイラハナビシソウヤグルマギクが咲いていました。




ここから、砂川出口から出て多摩川散歩をしました。

※昆虫コーナー

※カゲロウ
砂川口から出て、一駅多摩川駅まで歩く。


さすが、多摩川べりの道にはカゲロウの幼虫がいっぱいいました。


節足動物門・
昆虫の中ではじめに翅を獲得したグループの一つ。


榎を巻く


もしかしてハナグモさん?


もしかして?
ハナグモがカゲロウをとらえている



やっぱり榎にいたイモちゃん。


家に持って帰った榎にいたふとつちょイモムシのオオシマカラスヨトウ



3匹目のゴマダラチョウはあまり食欲は無く、
とっくに飛び立ったゴマダラチョウと一緒に育てたのに、
目覚めも遅く、成長も遅いので頑張って欲しい!


この触覚がかっこいい貴方はどなた?


小さなでした。調べてもよく解りませんでした。

多摩川駅まで歩いて、夕飯を兼ねて飲み屋で、美味しい焼き鳥と、筍とこごみの煮つけ、
アスパラ肉巻きなど食べて、(こういう時、車で無い事に主人はほくそ笑む)
多摩モノレールに乗って北立川駅まで行って帰宅した。



                  《俳句鑑賞は夏(なつ)》
       

                                                     

              わが夏帽どこまでころべども故郷   寺山 修司 

                   
        

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オオカモメヅル・白花と紫(大鴎蔓)コバノカモメヅル(小葉鴎蔓)ツルギキョウ(蔓桔梗)シロオビクロナミシャク・今朝のナミアゲハ・俳句鑑賞

2022-09-16 07:54:35 | 野の花と昆虫

オオカモメヅル(大鴎蔓)
 <キョウチクトウ科カモメヅル属>
ごく小さな花なのに・オオカモメヅルと大がつく。
林の縁に絡まってついて咲く。
葉は対生し、長さ(2.5)5~12㎝の三角状広披針形、
先が長く尖り、基部は浅いU字形の心形~切形。
葉柄は長さ(0.5)1~3㎝。上部の葉は小さい。

花序は葉腋につき、花序が基部の葉よりかなり小さい。
萼は5裂し、裂片は三角形。
花冠は直径4~6㎜、暗紫褐色~淡紫褐色、5深裂し、裂片は長さ約2㎜、
三角状惰円形、先が鈍頭、花冠の内面には白色の毛がある。
副花冠は暗紫褐色、やや光沢があって微毛があり、5裂し、
裂片は上から見ると惰円形、星形に開出する。



白のオオカモメヅル(白大鴎蔓)
 <キョウチクトウ科カモメズル属>
オオカモメヅルは葉が大きく、花序が短く、花冠の表面に綿毛があり、
副花冠が大きくて目立つ。

 


シロバナは、副花冠の紫色が目立つ。

 


高尾山にてやっと出会う。花が小さいので見過ごし易い。

 


コバノカモメズル(木葉鴎蔓)
 <キョウチクトウ科カモメズル属>

コバノカモメヅルは花序が短く、
花冠の裂片が長くて花が大きい、葉の基部が普通、切形。


暗紫色花冠裂片が細長い。
(花の裂け方がオオカモメズルより深い。)





ツルギキョウ(蔓桔梗)
 <キキョウ科ツルギキョウ属>
つる性の多年草。
葉は狭卵形で粉つぽい白色を帯びる。

花は葉のわきに一つずつつき、垂れ下がる。
花冠は広い鐘形で、先端は鋭く5裂してその裂片は反り返る。



ツルニンジン(蔓人参)
 <キキョウ科ツルニンジン属>
   残念ながらまだ蕾でした。


(2年前の高尾にて)
ツルニンジン又はジイソブとも言う。

 
             休憩

残念!ツルリンドウはこれからでした!




以前に高尾で撮ったもの。
ツルギキョウの青い花が咲いているものと赤い実が一緒に
なっている写真が撮りたかった。

※昆虫コーナーは高尾山で今回であった
シロホソオビクロシャク🦋

黒地白い帯模様がある。
昼行性で、低山地から山地の湿った林縁に生息している。

従来、北海道産のものは、白帯が太く別亜種(latifasciata)とされていたが、
白帯が細い個体も見つかっており、
逆に本土産でも白帯が太い個体も見つかっていることから、
あくまで地域変異的な傾向であり、亜種は使用しないことが妥当と考えられている。


カシワバハグマシロホソオビクロシャク

 

今朝のあと1匹のナミアゲハの蛹2日目



籠の上部に逆さまになって、たった1本の糸
身体を繋いでいる。
生きるのに・けなげだなぁ‥と思う。

         俳句秋の季語木の実(このみ)

    木の実(きのみ)(木の実落つ・木の実降る
  木の実雨・
木の実独楽(このみごま)などと使う。

   百年は童話の寸時木の実降る 山田 諒子

   私が初めて俳句に出会った時の先生。何もわからない私を
    導いて下さった大好きな先生です。 

      都合により、明日はお休みいたします。

 

 

 

 

 

 

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ミズタマソウ(水玉草)アレチウリ(荒地瓜)コバノカモメズル(小葉鴎蔓)ヒメジャノメ・キタテハの夏型・今朝のナミアゲハは蛹化と蛹の色が変わってきていました!俳句鑑賞

2022-09-15 07:46:07 | 野の花と昆虫

ミズタマソウ(水玉草)
 <アカバナ科ミズタマソウ属>
和名の水玉草(みずたまそう)は、白い毛のある果実を水玉に見立てたもの。
茎には毛が生える。
葉は長さ5~13センチほどで、長い葉柄で茎に対生する。


花弁は2個で白または淡紅色。


果実は卵形でかぎ状の白い毛が密生する。



アレチウリ(荒地瓜)
 <ウリ科アレチウリ属>
河原の土手などに大群生する。
北アメリカ原産で帰化植物で巻きひげで絡みつく。
雌雄同株


葉のわきから花序を出し、雄花と雌花をつける。





秋になると、このイガイガで、星形の刺が生えた実がなる。

             休憩

大好きなコバノカモメヅル(小葉鴎蔓)
   <ガガイモ科カモメヅル属>
野川で出会う花の楽しみの一つです。少し、時期が遅れました。
明日は高尾で出会ったオオカモメズルのシロバナを紹介いたします。 


※昆虫コーナーは、キタテハの夏型?

ヒメジャノメ

※himesijimiさんから、ヒカゲチョウ♀
         と教えて戴きました♪

※今朝のナミアゲハ

昨日から蛹化が始まり、
今朝は立派な蛹になっていました。
(画像には無いけれど脱皮殻が残っていました)


蛹化から(9月6日、午後)9日目
もう、いつ羽化してもおかしくない状態です。

追加!9時過ぎ、羽化致しました!


現在、ウイキョウの枝に留めてやりました!
ちょっと秋めいて・・風が心地よいけれど、羽化したての
ナミちゃんには風が強い感じでフラフラしています。
そのうち、飛んでいくでしょう♪
ばいばい!愉しかったよ。元気でね。(#^.^#)
♀かしら?卵、たくさん産んで💛。🦋 🦋

      俳句季語新涼(しんりょう)
     涼新た(りょうあらた)・秋涼(しゅうりょう)・秋涼し
        などと使う。

         新涼やさらりと乾く足の裏  日野 草城

 

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チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)エンゼルトランペット(木立朝鮮朝顔)マメアサガオ(豆朝顔)ニホンミツバチ・イチモンジセセリ・今朝のナミアゲハ・俳句鑑賞

2022-09-10 08:47:31 | 野の花と昆虫

チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)
 <ナス科チョウセンアサガオ属>
空き地に生えていたものなのだが、普通は真っ白の花が多いが、
まん中の紫色が綺麗だと思って画像にしておいた。
インド原産で江戸時代に薬用として栽培された。
茎は直立し、枝分かれする。
葉は互生するがしばしば対生状になり、長い柄を持ち卵形から広卵形で

先は尖り、深い切れ込みがある。

葉のわきに短い花柄を持つた大きな白い花を咲かす。
学は長い筒型で先は5裂し、花冠はロート状で5本の雄しべと1本の雌しべを持つ。


葉も種子も、有毒成分が有るので要注意。

▲エンゼルトランペット(木立朝鮮朝顔)
<ナス科キダチチョウセンアサガオ属>
園芸品でダチュラの名も使われる。
下向きに垂れ下がった10~15センチほどの白色・ピンク・赤・黄色
の花をつける。

こちらも植物全体に毒性があるので口にしないように気を付けて下さい。


マメアサガオ(豆朝顔)
 <ヒルガオ科サツマイモ属>
北アメリカ原産の1年草。
道端にややふつうに見られる小さな白い朝顔。


他物によく巻き付き、葉は先のとがつた長卵形で長い葉柄があり、
互生する。


 

               休憩

お散歩モーニング「私にも頂戴♪」

 

※昆虫コーナーは、ニホンミツバチと、セセリチョウ🐝

ニホンミツバチ会議中?


セセリチョウ

※今日のナミアゲハ

しっかり蛹中5日目


やっぱり、やわらかい葉が好き♪
青虫まだ3センチほど。

          俳句秋の季語残暑
    秋暑(しゅうしょ)・秋暑し・秋の暑さ(残暑見舞い)
     などと使う。
      一言で足る今日のこと秋暑し  長橋 寿美枝

 

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アキノノゲシ(秋野罌粟)ゲンノショウコ(現証拠)クサフジ(草藤)アキノタムラソウ(秋田村草)変な蜘蛛・今朝のナミアゲハ・俳句鑑賞

2022-09-05 04:37:25 | 野の花と昆虫

アキノノゲシ(秋野罌粟)
 <キク科チシャ属>
舌状花が綺麗に並んだクリーム色の花が、アキノノゲシだ。

霧ヶ峰に咲いていた。
草丈は1~2メートル。
茎の上部に楕円形の葉がつき株は羽状に裂けるが変異が多い。


葉は互生し、基部は
ノゲシと異なり茎を抱かない。
茎や葉を傷つけると白い乳液が出る。


茎は枝分かれして、上部に直径2センチほどの花をつける。

日当たりのよい草むらや土手、道端でもよく見られる。




ゲンノショウコ(現証拠)
 <フウロソウ科フウロソウ属>
霧ヶ峰のゲンノショウコはすべて白色でした。
関東では白い花が多いと言うが、この頃東京の植物園などには
両方、咲いています。


昔から、胃腸病の特効薬で、これを飲めばすぐに治まるので、
「現の証拠」と言う名前がついた。
花の直径は1~1,5センチほど。
山野の道端に見られ、茎や葉に毛がある。



葉は手を広げたような形で若いうちは黒紫色の斑点がある。



濃い紅紫色のゲンノショウコ(高尾山にて)




クサフジ(草藤)
 <マメ科ソラマメ属>
日当たりのよい草地や山麓に生える。
葉は互生し8~13対の羽状複葉で、先端は長く伸びて分岐する巻きひげになる。


茎の上部の葉のわきから長さ3~10センチの総状花序を出し、
青紫色で蝶形の花を多数つける。




                休憩
    

    ▲タムラソウ(田村草)
     <キク科タムラソウ属>
 アザミの花なのにいつも不思議に思う。
タマムラソウの転訛。「タマ」は丸い頭花のことで、「ムラ」は、
群れであり、「多くの玉のついた草」と言う意味だそうだ。


昆虫コーナーは🕷蜘蛛ですが、
 よく写ってない上に名前もよく解りません。

オニグモの種類かなぁ~~~?
※himesijimiさ~~~ん💘
教えて下さ~~~い! SOS!

ハナグモの♂だそうです。 ^^) _旦~~

何かの花後の実の上にいます。

※今朝のナミアゲハの幼虫と青虫🐝

ちっこちゃんは、
大分、幼虫らしくなってきました。


青虫はなぜか昆虫籠の上部に登ってきていました。
フンは、大量。今日も元気そうだ!

実は朝、を探したが、どうしても見つからない。
確かに葉の上にはいないので・・
暫くはそのままの状態で置いておくつもりだ・・。

        俳句の季語
   たましひのたとへば秋のほたるかな  飯田 蛇笏

 

 
                       
 

 

 

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イケマ(牛皮消)ガガイモ(蘿藦 )ミズタマソウ(水玉草)イチモンジセセリ・今朝のナミアゲハ・俳句鑑賞

2022-09-03 06:49:44 | 野の花と昆虫

イケマ(牛皮消)
 <キョウチクトウ科カモメズル属>
私たちが泊った霧ヶ峰の犬も泊まれるペンション付近や草原でも、
このイケマの花が真っ盛りでした。
そして、なぜか必ずと言っていいほどアカハナカミキリが花の上に載っていました。

イケマは(牛皮消)と書きます。どうしたって、イケマとは読めませんよね。
アイヌ語 で「それの足」を意味する「イ・ケマ」に由来する。
この場合の「それ」は カムイ (神)を婉曲に指した言葉である。.
アイヌ は本種を古くから呪術用、薬用、食用に用いられていた。
(詳細を知りたい方はウィキペデアで検索してください。)


山地や林内の日当たりのよい場所に生えるガガイモ科のつる性植物。
アイヌ語名も「イケマ」と言う。
白く小さな花が丸くまとまって咲きます。


アカハナカミキリは、イケマの花が大好きのようで、
何度も見かけました。


ついでの、アカ花カミキリの幼虫は、イケマの葉裏にうじゃうじゃいました。
これでも、逃げられた後の画像です。


アルカロイドと言う毒が根には含まれるが、焼いたり煮たりして、
食すこともあり、頭痛の薬や打ち身、血止めなど効果があるようです。


イケマのまだ青い実がなっていました。


▲ガガイモ(蘿藦)
 <ガガイモ科ガガイモ属>
今年は、我が家のはめ殺し窓に這わせてみました。
多年生のつる草。
横に這う地下茎で繁茂し、茎は切ると白い乳液が出る。


大切なバラの木に繁茂していますが、
実がなるまでちょっとバラには我慢してもらっています。
葉は対生し長卵状心形で長さ5~10センチ、幅3~6センチある。

葉のわきから長い花柄を出し、淡紫色の花を総状花序に咲かせる。
花冠は5裂し、裂片の先は反り返る。


袋果は長さ8~10センチほどある。
この実がなるのが楽しみです。


冬には枯れた実の中に折りたたまれた綿毛に種がついていて、

風が吹くたびに飛んでいきます。
これが見たくて、今年はガガイモの苗を里山からもらってきて植えました。
(実は・・だんだん里山には行けなくなるからです。)
そう・・出来ることで楽しんでいこうと思っています(#^.^#)
植物園にもよく植えてあるので、利用しましょう。


▲ミズタマソウ(水玉草)
 <アカバナ科ミズタマソウ属>
山野の林下に生える多年草。
和名は白い毛のある果実を水玉に見立てたもの。
茎には毛が生える。
葉は対生し、長さ3~8センチで葉柄を持つ。


花弁は2個で、白または淡紅色。
(私は高尾でも野川でも白色しか見たことが無い)
果実は卵形でかぎ状の白い毛が密生する。

                休憩

 

           小川の丸太橋でひとやすみ


※昆虫コーナーはイチモンジセセリ🦋


翅の開き具合がちょうどいいでしょ?(#^.^#)

  我が家のガガイモにも遊びに来てくれました。

※今朝の我が家のナミアゲハ🦋

青虫になって3日目
食欲ありです💛

ちっこちゃんは、なんだか籠の上に登ります。
その間にシートと新しい若芽の新鮮な葉を入れてあげましょう。

         俳句秋の季語芋(いも)
      里芋・子芋・八つ頭・芋掘る・芋洗ふ
     芋嵐(いもあらし)・芋の秋などと使う。
    芋の葉に日はとどまりて海遠し  角川 源義

 

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アキノウナギツカミ(秋鰻掴)ノコギリソウ(鋸草)ウメバチソウ(梅鉢草)アケビ(木通)の実・アシアカカメムシ・今朝のナミアゲハ・俳句鑑賞

2022-09-02 08:04:53 | 野の花と昆虫

▲アキノウナギツカミ(秋鰻掴)
 <タデ科タデ属>
タデ科は色々あって難しいので、今回は草原で
アキノウナギツカミに出会ったので、掲載するが、
もう少し経ったらタデ科関係をまとめてみたいと思っています。
水辺や湿地に生える1年草。
茎はよく枝分かれして、下部は地に伏し、上部は立ち上がって、
他のものに絡み長く伸びる。

葉は披針形で長さ5~10センチ。
基部はやじり形となる。
私が一番、解り易い方法は茎を葉が抱く事で同定しています。


花は枝先に数個が集まる。
淡紅色のものが多い。
茎に下向きの短い刺があり、「ぬるぬるしたウナギでもつかめる」と言う
例えから名前がついた。

花はママコノシリヌグイにそっくり。
ママコノシリヌグイも茎に鋭い刺があるので間違えやすい。

 


ノコギリソウ(鋸草)
 <キク科ノコギリソウ属>
多年草。
葉は羽状に深裂し、裂片には鋭い鋸歯がある。


花は密な散房花序を作る。
白色で長さ,3,5~4,5ミリある。
和名は葉のギザギザの感じに由来する。


ウメバチソウ(梅鉢草)
 <ユキノシタ科ウメバチソウ属>
帰りの踊り場湿原を散策しているときに、たった1輪だけ見つけた。
ずいぶんご無沙汰した花だった。
山地や山麓の湿り気のある日当たりのよい所に生える多年草。
根生葉は長い柄があり、数枚が固まっている。
葉は円形または腎形で基部は心形となる。

高さ10~40センチのの花茎を直立して1枚の葉と1個の花をつける。
花茎につく葉は柄が無く、茎を抱く。
花は白色で径2~2,5センチ。
梅の花に似ている。和名の梅鉢(うめばち)は梅鉢の紋を連想してつけられた      

        
              休憩
あけび(木通)の実

※昆虫コーナーは、ツマジロカメムシ🐝アシアカカメムシでした(-_-メ)

「カメムシ」の本を開いても、検索をかけても
結構悩んだ。
真ん中のマークがハートに見えて、エサキモンキツノカメムシかと、
思ったり、ブチヒゲカメムシと思ったりした。
でも、たぶん・・ツマジロカメムシでいいと思ったけど、
あ~!初めに引き当てたアシアカカメムシでよかったのか!!
う~~~む・残念
himesijimiさん、いつもお世話になり、有難うございます。 ^^) _旦~~


※himesijimi師匠!同定、宜しくお願い致します。💛

※今朝のナミアゲハの幼虫

昨日、一気に青虫になっった!二日目。
しっかり、模様もできてきて新芽が美味しいらしくて
フンもたくさん出てます。

ちっこちゃんも頑張って若葉がお好みのようです。

       俳句秋の季語で秋
   三秋(さんしゅう)・九秋(きゅうしゅう)・金秋(きんしゅう)
    龍田姫(たつたひめ)などと使います。

      くろがねの秋の風鈴鳴りにけり 飯田 蛇笏
  

 

 

 

 

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マルバダケブキ(丸葉岳蕗)アケボノソウ(曙草)ゴマナ(胡麻菜)サワギキョウ(沢桔梗)キノコ・ゆみこさんのクワコのイラスト・

2022-08-31 08:28:42 | 野の花と昆虫

マルバダケブキ(丸葉岳蕗)
 <キク科メタカラコウ属>
葉は大きくて丸く、蕗の葉に似ている。
高さは1メートル以上に育つ大形の多年草。

深山のやや湿り気のある所によく見られる。


散房状につける頭花も大形で直径8センチもある。



長さ、幅とも20~40センチの丸みを持った腎円形で、
縁部には粗い鋸歯がある。

アケボノソウ(曙草)
 <リンドウ科センブリ属>
数年ぶりに出会えた花でした。
山野の湿り気のある所に生える2年草。
茎は直立して枝分かれし50~80センチになる。


根生葉は長楕円形で長い柄があり、花の頃には枯れる。

茎葉は卵状長楕円形で先が尖る。


茎の先は枝を分けて、有柄の白い花を開く。


花冠は深く5裂し、裂片には径1,5ミリの黄緑色の蜜腺溝が2個と、
濃い緑色の斑点が多数ある。

和名の曙草(あけぼのそう)は、花冠の斑点を夜明けの星空に例えたもの。
なんてロマンチック!🌸な命名🌼!


 

ゴマナ(胡麻菜)
 <キク科シオン属>
山地の日当たりのよい草原によく見られる多年草。

茎は葉とともに細かい毛がありざらつく。


葉は互生して短い柄があり、長楕円形で縁には荒い鋸歯があり、
両面に短毛がある。

茎の先に多数の小枝を分けて、小形の頭花を散房状に
多数つける。頭花は1,5センチほどで、舌状花は白く、
筒状花は黄色で、ともに冠毛を持つ。


サワギキョウ(沢桔梗)
 <キキョウ科ミゾカクシ属>
山野の湿地に生える多年草。

茎は中空で、無毛、枝分かれしない。
葉は無柄で互生し、披針形で縁には細かい鋸歯がある。

茎の上部に総状花序を作り、濃紫色で長さ3センチ内外の唇形の花をつける。
上唇は2深裂、下唇は3唇裂し、縁には長い軟毛がまばらに生える。

             休憩
 

この夏に桑の葉にクワコを見つけて、育てた。
小さな繭を作って、やがてもふもふの小さな(3センチぐらい)の
クワゴに育った!
ちょうど、兄弟だったのか?姉妹だったのか??二匹同じ葉にいたので、
毎日、桑の葉を替えてやり育てて羽化させた。
このブログでお友達になってくださった、イラストレーターの
絵ときのこと虫たちブログやぐちゆみこさんが、
それをポストカードにしてくれました(#^.^#)
親しい友人にこのカードで、残暑見舞いを出しました♪


きのこ

※今朝の我が家のナミアゲハの幼虫🐝

しっかり、ミカンの葉を食べてフンもしてこれから、
成長します♪


始めは1匹だけと思ってたのに・たぶん卵でついていたのでしょう~
仕方ないなぁ~♪
貴方も育てます(#^.^#)

     俳句秋の季語新涼(しんりょう)
  涼新た(りょうあらた)・秋涼(しゅうりょう)・秋涼し
  などと使う。
    たっぷりと水を絵筆に涼新た  石野 幸子

 

コメント (4)
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ヒメマツバボタン(姫松葉牡丹)フユサンゴ(冬珊瑚)ニホントカゲ・今朝のアカボシゴマダラ・俳句鑑賞

2022-08-14 08:56:39 | 野の花と昆虫

ヒメマツバボタン(姫松葉牡丹)
 <スベリヒユ科マツバボタン属>
今年は、コンクリートの駐車場から出てきてくれなかった。
電動自転車で探しに行ったけど・去年咲いていたそこにも無かった。
すぐ目の前の空き地に去年、一叢見つけたのだが、
そこも踏み荒らされて、今年はでてこなかった。
熱帯アメリカ原産で東南アジアなどにも帰化しているそうだ。
1年生草本。(今度は種を戴いて置こうと思う)


スベリヒユみたいに葉は多肉質。
茎はよく分岐して地を這い、または斜上する。
葉は扁平な棒状で、互生し基部に白色の毛がある。


茎の先に直径1センチほどの紅紫色の5弁花数個ずつ着ける。
観賞用のマツバボタンに比べると極小。


関東地方以西で、乾燥した日当たりのよい道端などに生えます。

ちなみに、下は園芸種のマツバボタン


 



フユサンゴ(冬珊瑚)
 <ナス科ナス属>
私の「帰化植物図鑑」にはタマサンゴで載っています。
南アメリカ、ブラジル原産で鑑賞用に栽培されたのが野に逃げた。
葉は先の尖った卵形、縁は波状になり、短い柄があって互生する。


茎は無毛、または星形の毛がある。



夏から秋にかけて葉と対生して白色で、直径1センチほどの
5裂した花を数個ずつつける。

果実は直径1センチほどの球形、黄色~赤色に熟す。
野生化したものが多い。

             休憩

※きのこ🍄4兄弟
私の携帯のレンズではシロオニタケとでるが、
高尾山ではよく生えていました。

昆虫コーナーは、(💛昆虫ではないのだけれど・)
         カナヘビです。

カナヘビ
私たちの時代は・・カナヘビと言ういい方はしませんでした。
トカゲでした。
よく我が家の石垣にもいたものでした。

※himesijimiさん、ありがとう。
私の内部で、よく整理されて無い事がよく解りました。
ニホンカナヘビですね。💛

※今朝の我が家のアカボシゴマダラの幼虫

定位置の葉っぱは、もう乾燥してるのに・・
動こうとしません。
今朝は、フンがありません
(心配です)
ただし、お面がきれいに取れていて、脱皮しています。
身体の部分が見えないので・それを食したかもしれないのですが、
とにかく、フンが無い事が不思議で心配です。
何を食べてるの?
そのくせ、身体は大きく立派になっています。
新しい、榎の幼木を入れてやっても目もくれません。
やっぱり、定位置の乾燥してしまった葉の上なので、
ちょっと無理強いして新鮮な葉の上に移動させましたが・・
これがよかったかどうかは解りません。

綺麗に取れたお面です。



         俳句季語秋澄む
     澄む秋・空澄む・秋季澄むなどと使う。

      秋澄むと石垣に手をあてにけり  

  今朝のNHK俳句の句でした。
  朝のバタバタした中で見ていたので、作者がはっきりしません。
  句もこれでよかったのか自信も無いのですが、
   いい句だなと思ったので・掲載させて戴きました。
    

        

    


  
 

コメント (3)
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