キツネノボタン
<キンポウゲ科・キンポウゲ属>
溝のそばや田の畔、湿り気のある道端などに生える越年草で、
有毒植物。
茎は中空、
葉は3出複葉で、両面に伏葉がある。
根生葉には長い柄があり
小葉は2裂または3裂し、不規則な鋸歯がある。
茎葉は互生し、柄は短い。
花は
春から秋にかけて咲き、
黄色の5弁花で多数の雄蕊、雌蕊がある。
そう果は楕円形。
★和名は狐の牡丹
キツネノボタン
<キンポウゲ科・キンポウゲ属>
溝のそばや田の畔、湿り気のある道端などに生える越年草で、
有毒植物。
茎は中空、
葉は3出複葉で、両面に伏葉がある。
根生葉には長い柄があり
小葉は2裂または3裂し、不規則な鋸歯がある。
茎葉は互生し、柄は短い。
花は
春から秋にかけて咲き、
黄色の5弁花で多数の雄蕊、雌蕊がある。
そう果は楕円形。
★和名は狐の牡丹
クヌギ(櫟)の花
(櫟・椚・橡)
<ブナ科・コナラ属>
山地に生える落葉高木。
樹皮は灰褐色で厚く縦に不規則な裂け目がある。
葉は互生し
長楕円状披針形で、ふちには針状の鋸歯がある。
4~5月、
本年度の枝の下部から黄褐色の長い雄花序を垂らし、
上部の葉脈に雌花序をつける。
堅果は
翌年の秋に成熟し直径2センチと大形で、
下半部は殻斗に包まれる。
シダレヤナギ(枝垂柳)
<ヤナギ科・ヤナギ属>
奈良時代に朝鮮を経て渡来した落葉高木。
細い枝がしだれる。
樹皮は暗灰色で縦に裂ける。
葉は被針形でしだいに細くなりとがる。
裏面は粉白色。
3~5月
尾状花序をだす。
<俳句歳時記>春
柳(やなぎ)
<青柳(あおやぎ)糸柳(いとやなぎ)>
わが遠近(おちこち)青柳青し龍やさし 安部 完一
おしゃべりに柳の夜のうすまりぬ 伊東 達夫
橋の名は薄るるばかり糸柳 鈴木 鷹夫
すかし見て星にさびしきやなぎ哉 擩 良
やなぎから日の暮れかゝる野道かな 蕪村
ミツガシワ
<リンドウ科・ミツガシワ属>
湿原に生える多年草。
地下茎は肥厚して横にのびる。
葉は3枚の小葉からなり質は厚い。
根生葉の間から花茎をだし、
先端に白色または淡紫色を帯びた花を総状につける。
花冠の裂片の内側に毛がある。
和名は
3枚の小葉がカシの葉に似ていることからだと言う。
☆石神井公園三宝寺池にて
ミツガシワが満開です。
ノビル(野蒜)
<ユリ科・ネギ属>
人里近くの土手や野原など、
いたるところに普通にはえる多年草。
りん茎は球形。
葉は線形で長く中空。
花は白色、またはわずかに紅色を帯びる。
花の一部が(珠芽)ムカゴになる。
りん茎は酢味噌などで食する。
ただし・
ここまでするのに手間がかかる割には・・
好みの問題だが・美味しいとはいえない~♪
<俳句歳時記>春
野蒜(のびる)
<ひる・野蒜摘む・>
☆ちなみに韮の花は夏の季語
ニラと小鳥の声入りの雑炊です 茂木 岳彦
摘みたきもの空にもありて野蒜摘む 能村 登四郎
籠いっぱい野蒜を摘みて才女ならず 鈴木 真砂女
頬に触る風やはらかに野蒜摘む 前原 三千代
キイチゴの花
<バラ科・キイチゴ属>
庭に植えられることが多い。
一般にキイチゴと呼ぶがカジイチゴのようだ。
葉はややあつくて光沢があり掌状に3~7裂する。
4~5月、
冬芽から伸びた枝の先に白い花を咲かす。
果実は淡黄色で熟すと食べられる。
<俳句歳時記>春
木苺の花(きいちごの花)
もみじ苺の花・粟苺の花(あはいちごのはな)
★ちなみに木苺は、夏の季語
木苺の花白ければ妻を恋ふ 河野 南畦
木苺の花山あひに谷あいに 中嶋 秀子
木いちごの大きな花群あしたです 金子 皆子
なかんづく木苺の花旅ゆけり 伊藤 敬子
ジュウニヒトエ
<シソ科キランソウ属>
この花の重なっていく様子を
たとえて十二単と見立てた名だそうだ。
農道のふちや下刈りされた林の中に生える多年草。
高さ10~25センチで
全体が白い毛で覆われている。
花は茎の先に何段も輪生し穂状に付く。
花冠は唇形で、
上段は小さく下段は幅広く深く三裂する。
★ただしこの画像は・
たぶん野生化しているものセイヨウジュウニヒトエだと思われる。
↓が「ジュウニヒトエ」
キランソウ
<シソ科・キランソウ属>
(別名ジゴクノカマノフタ)
人里の空き地などに生える多年草。
全体に縮れた毛が生える。
茎は地面をはってひろがり、直立せず。
ロゼット葉は放射状につき倒披針形。
茎葉は対生する。
春に
葉のわきから濃紫色の花をつける。
ヒトリシズカ
<センリョウ科・センリョウ属>
山地の林下や日の当たる草地にはえる多年草。
頂に楕円形の4葉を輪状につける。
早春、
白色の細花穂を、1本つける。
別名マユハキグサ・ヨシノシズカ。
漢名は及己
本当は、
赤紫色の若葉の間から白い花穂をつけるのが美しい。
これはだいぶ咲ききってしまっている状態です。
<俳句歳時記>春
一人静(ひとりしづか)
<吉野静・まゆはき草>
一人静ゼノンの静止の内にたつ 加藤 郁乎
一人静静の里の相思仏 佐崎 和子
一人静ひるの鶏声かすれたり 鍵和田 袖子
雨降るや一人静を花の名に 有働 亮
ヤマブキソウ
<ケシ科・クサノオウ属>
山麓や平地の林の下に群生する多年草。
和名は山吹草で、
花は山吹に似ている。
全体が柔らかく、
黄色の汁を含む。
根生葉は長い柄のある羽状複葉で、5~7枚の小葉からなる。
ふちは不規則に切れ込み、鋸歯がある。
上部の葉の脇に黄色で4~5センチの4弁花をつける。
花は円柱形。
<俳句歳時記>春
山吹草(やまぶきそう)
薮中や日の斑とゆらぐ山吹草 金尾梅の門
薪小屋へ雪崩咲きたる山吹草 勝又 一透
西から来て山吹草と出会いけり 宮崎 重作
山吹草ねむりぐすりの利き具合 松澤 雅世
山吹草身だしなみなど気にせずに 伊東 幸子