れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

キツネノボタン

2012-04-28 04:55:06 | 野の花日記

キツネノボタン
<キンポウゲ科・キンポウゲ属>

溝のそばや田の畔、湿り気のある道端などに生える越年草で、
有毒植物。
茎は中空、
葉は3出複葉で、両面に伏葉がある。
根生葉には長い柄があり
小葉は2裂または3裂し、不規則な鋸歯がある。
茎葉は互生し、柄は短い。

花は
春から秋にかけて咲き、
黄色の5弁花で多数の雄蕊、雌蕊がある。
そう果は楕円形。

和名は狐の牡丹


 

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クヌギ(櫟)の花

2012-04-27 07:11:53 | 野の花日記

クヌギ(櫟)の花
(櫟・椚・橡)
<ブナ科・コナラ属>

山地に生える落葉高木。
樹皮は灰褐色で厚く縦に不規則な裂け目がある。
葉は互生し
長楕円状披針形で、ふちには針状の鋸歯がある。
4~5月、
本年度の枝の下部から黄褐色の長い雄花序を垂らし、
上部の葉脈に雌花序をつける。
堅果は
翌年の秋に成熟し直径2センチと大形で、
下半部は殻斗に包まれる。



 

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シダレヤナギ(枝垂れ柳)

2012-04-26 05:08:38 | 野の花日記

シダレヤナギ(枝垂柳)
ヤナギ科・ヤナギ属>
奈良時代に朝鮮を経て渡来した落葉高木。
細い枝がしだれる。
樹皮は暗灰色で縦に裂ける。
葉は被針形でしだいに細くなりとがる。
裏面は粉白色。
3~5月
尾状花序をだす。

<俳句歳時記>春
柳(やなぎ)
<青柳(あおやぎ)糸柳(いとやなぎ)>

 
わが遠近(おちこち)青柳青し龍やさし   安部 完一

 おしゃべりに柳の夜のうすまりぬ       伊東 達夫

 橋の名は薄るるばかり糸柳          鈴木 鷹夫

 すかし見て星にさびしきやなぎ哉       擩 良

 やなぎから日の暮れかゝる野道かな      蕪村

 

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ミツガシワ

2012-04-25 06:17:43 | 野の花日記

ミツガシワ
<リンドウ科・ミツガシワ属>

湿原に生える多年草。
地下茎は肥厚して横にのびる。
葉は3枚の小葉からなり質は厚い。
根生葉の間から花茎をだし、
先端に白色または淡紫色を帯びた花を総状につける。
花冠の裂片の内側に毛がある。
和名は
3枚の小葉がカシの葉に似ていることからだと言う。

    ☆石神井公園三宝寺池にて
             ミツガシワが満開です。

 

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ノビル(野蒜)

2012-04-24 06:58:23 | 野の花日記

ビル(野蒜)
<ユリ科・ネギ属>

人里近くの土手や野原など、
いたるところに普通にはえる多年草。
りん茎は球形。
葉は線形で長く中空。
花は白色、またはわずかに紅色を帯びる。
花の一部が(珠芽)ムカゴになる。


りん茎は酢味噌などで食する。
ただし・
ここまでするのに手間がかかる割には・・
好みの問題だが・美味しいとはいえない~♪


<俳句歳時記>春
野蒜(のびる)
ひる・野蒜摘む・>

☆ちなみに韮の花は夏の季語

 ニラと小鳥の声入りの雑炊です     茂木 岳彦

 摘みたきもの空にもありて野蒜摘む  能村 登四郎

 籠いっぱい野蒜を摘みて才女ならず  鈴木 真砂女

 頬に触る風やはらかに野蒜摘む    前原 三千代

 

 

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キイチゴの花

2012-04-23 05:24:13 | 野の花日記

キイチゴの花
<バラ科・キイチゴ属>

庭に植えられることが多い。
一般にキイチゴと呼ぶがカジイチゴのようだ。
葉はややあつくて光沢があり掌状に3~7裂する。
4~5月、
冬芽から伸びた枝の先に白い花を咲かす。
果実は淡黄色で熟すと食べられる。

<俳句歳時記>春
木苺の花(きいちごの花)
もみじ苺の花・
粟苺の花(あはいちごのはな)

★ちなみに木苺は、夏の季語

 木苺の花白ければ妻を恋ふ    河野 南畦

 木苺の花山あひに谷あいに    中嶋 秀子

 木いちごの大きな花群あしたです 金子 皆子 

 なかんづく木苺の花旅ゆけり    伊藤 敬子
 
 


 

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ジュウニヒトエ

2012-04-22 10:34:18 | 野の花日記

ジュウニヒトエ
<シソ科キランソウ属>
この花の重なっていく様子を
たとえて十二単と見立てた名だそうだ。
農道のふちや下刈りされた林の中に生える多年草。
高さ10~25センチで
全体が白い毛で覆われている。
花は茎の先に何段も輪生し穂状に付く。
花冠は唇形で、
上段は小さく下段は幅広く深く三裂する。

★ただしこの画像は・
たぶん野生化しているものセイヨウジュウニヒトエだと思われる。

↓が「ジュウニヒトエ」

 

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キランソウ

2012-04-21 08:22:43 | 野の花日記

キランソウ
<シソ科・キランソウ属>
(別名ジゴクノカマノフタ)

人里の空き地などに生える多年草。
全体に縮れた毛が生える。
茎は地面をはってひろがり、直立せず。
ロゼット葉は放射状につき倒披針形。
茎葉は対生する。
春に
葉のわきから濃紫色の花をつける。


 

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ヒトリシズカ

2012-04-20 06:33:52 | 野の花日記

ヒトリシズカ
<センリョウ科・センリョウ属>
山地の林下や日の当たる草地にはえる多年草。

頂に楕円形の4葉を輪状につける。
早春、
白色の細花穂を、1本つける。
別名マユハキグサ・ヨシノシズカ。
漢名は及己

本当は、
赤紫色の若葉の間から白い花穂をつけるのが美しい。
これはだいぶ咲ききってしまっている状態です。

<俳句歳時記>
一人静(ひとりしづか)
<吉野静・まゆはき草>

   一人静ゼノンの静止の内にたつ   加藤 郁乎

   一人静静の里の相思仏        佐崎 和子

   一人静ひるの鶏声かすれたり    鍵和田 袖子

    雨降るや一人静を花の名に     有働 亮

 

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ヤマブキソウ

2012-04-19 10:19:03 | 野の花日記

ヤマブキソウ
<ケシ科・クサノオウ属>
山麓や平地の林の下に群生する多年草。
和名は山吹草で、
花は山吹に似ている。

全体が柔らかく、
黄色の汁を含む。
根生葉は長い柄のある羽状複葉で、5~7枚の小葉からなる。
ふちは不規則に切れ込み、鋸歯がある。

上部の葉の脇に黄色で4~5センチの4弁花をつける。
花は円柱形。

<俳句歳時記>春
山吹草(やまぶきそう)

  薮中や日の斑とゆらぐ山吹草    金尾梅の門

  薪小屋へ雪崩咲きたる山吹草    勝又 一透

  西から来て山吹草と出会いけり   宮崎 重作

  山吹草ねむりぐすりの利き具合   松澤 雅世
  

  山吹草身だしなみなど気にせずに  伊東 幸子

 

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