クサギ(臭木)の花
<クマツヅラ科・クサギ属>
山野の林縁や川岸などの日当たりの良いところにふつうに生える落葉小高木。
樹皮は灰色でまるい皮目が多い。
葉は対生し、脈状に軟毛が生えることがある。
夏に、赤色の萼と白色の花冠とを管状5裂の花を開く。
果実はそれはきれいなブルーで、下部に星状に開いた紅紫色の宿存萼があり、
古くは染料に使われれたそうだ。
若葉は食用にもなる。
花はいい香りだが、
茎や葉に悪臭があると言うが、
私はそうも思わない~。
<俳句歳時記>秋
臭木の花(くさぎのはな)
<常山木の花(くさぎのはな)>
川舟へ臭木花咲く坂よけれ 波田野爽波
つい霽れぬ空のにごりや花臭木 角田 独峰
墳山(つかやま)のつぎに墳山花常山木 斎藤 実規