れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

クサギの花

2011-07-31 04:35:41 | 野の花日記

クサギ(臭木)の花
<クマツヅラ科・クサギ属>

山野の林縁や川岸などの日当たりの良いところにふつうに生える落葉小高木。
樹皮は灰色でまるい皮目が多い。

葉は対生し、脈状に軟毛が生えることがある。

夏に、赤色の萼と白色の花冠とを管状5裂の花を開く。

果実はそれはきれいなブルーで、下部に星状に開いた紅紫色の宿存萼があり、
古くは染料に使われれたそうだ。

若葉は食用にもなる。

花はいい香りだが、
茎や葉に悪臭があると言うが、
私はそうも思わない~。

<俳句歳時記>秋
臭木の花(くさぎのはな)
<常山木の花(くさぎのはな)>

 川舟へ臭木花咲く坂よけれ        波田野爽波

 つい霽れぬ空のにごりや花臭木     角田 独峰

 墳山(つかやま)のつぎに墳山花常山木 斎藤 実規

 

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ジュズダマ

2011-07-30 06:14:10 | 野の花日記

ジュズダマ(数珠玉)
<イネ科ジュズダマ属>

アジア原産のイネ科の多年草。
よく群生する。
幅の広い葉の腋から花穂をだす。

果実が熟すと糸でつないで数珠にして遊んだものだ。

<俳句歳時記>秋
数珠玉(じゅずだま)
<すずこ>
  
 数珠玉や歩いていけば日暮れあり    森 澄雄

 数珠玉の数珠つなぎつつ子が眠し    上野さち子

 数珠玉や小さく乾く母のもの         古賀まり子

 とりためて数珠玉の掌にあたたかし     西山 誠

 

 

 

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イヌホウズキの実

2011-07-29 05:34:47 | 野の花日記

イヌホウズキの実
<ナス科・ナス属>

都会の空き地などにもよく生える1年草。
よく枝分かれする。

葉は卵形、花のつく枝は節の間から出て、
花は小さな白色。↓

花が終わると、
柄は下を向き、球形の実をつける。
実は緑色から黒になる。

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キササゲ

2011-07-28 07:20:37 | 野の花日記

キササゲ(木大角豆)
<ノウゼンカツラ科・キササゲ属>

古くから栽培されて、川岸などに野生化している落葉高木。
樹皮は灰褐色で縦に割れ目がある。

葉は対生し広卵形で、三浅裂する。

6~7月、
枝先に円錐花序をだし、内側が暗紫色の斑点のある淡黄色の花を開く。

果実は細長い花で長さは30センチほどある。

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ダイコンソウ

2011-07-27 06:00:17 | 野の花日記

ダイコンソウ
<バラ科・ダイコンソウ属>

山野に生える多年草。
群れて咲いていたりする。

黄色い5弁の花を咲かせる。

大根の葉ににていることからダイコンソウと言われるそうだが・
花はキンポゲと間違えそうだ。

今は、園芸品種などが出ている。

 

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カヤツリグサ

2011-07-26 07:18:47 | 野の花日記

カヤツリグサ
<カヤツリグサ科・カヤツリグサ属>

田畑のあぜや道端に生える一年草。

三角で節の無い茎を、両端から裂き、
蚊帳を吊ったような四角を作って遊んだものだ。

<俳句歳時記>夏
 
 かやつり草のその先の街消しに行く   五十嵐 播水

 かやつり草もおぼおぼと花大暑越す   古沢 太穂

 脛痒く蚊帳吊草の中にゐる         中原 道夫

 旅の野の蚊帳吊草をすいと割く       入江 朝子

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榧(かや)の実

2011-07-25 07:11:09 | 野の花日記

榧(かや)の実
<イチイ科・カヤ属>
山地に生える常緑高木。
樹皮は青灰色。

葉は線形で先がとがる。
雌雄異株

果実は楕円形で肉質の仮種皮が種子を包み、
翌年の10月に紫褐色に熟して裂ける。

<俳句歳時記>秋
榧の実(かやのみ)

 てのひらは野にあり榧の実う鬼や    金子 皆子

 榧の木山に榧を降らして小さい祖母    間庭とよ子

 山寺や干して榧の実胡桃の実        山崎ひさを

  榧の実落つひとつひとつの行末に     山上樹実雄



色づいた榧の実
(9月はじめ)

 

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茗荷の花

2011-07-24 04:33:13 | 野の花日記

茗荷(みょうが)の花
<ショウガ科・ショウガ属>

陰湿地などで、野生化しているのもあるが栽培して食用にする。

特有の香りがあり、
披針形の葉を互生する。

花は淡黄色で一日で萎む。

ここずっと・
茗荷を見つけると・もう花の咲く時期だと思い・

茎の下の土を観察していたがなかなか見つからなかった。
昨日のお散歩途中で、
やっと花を見つけた。

<俳句歳時記>
茗荷竹(みょうがたけ)春
茗荷の子(めうがのこ)茗荷汁は、夏の季語
茗荷の花は秋の季語だ

茗荷の花(みょうがのはな)
<茗荷咲く>

 この家のみむきもされぬ花茗荷   伊藤 音江

 あかつきの井の水さはに花茗荷   鷲谷七菜子

 花茗荷土の湿りに腰つけば      藤木久倶子

 

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サンジソウ(ハゼラン)

2011-07-23 04:55:54 | 野の花日記

サンジソウ(三時草)
<スベリヒユ科 ハゼラン属>

東京でも、道端や、空き地によくみられる。

三時ごろ、茎の先に小さなピンクの花を開かせる。

ちなみに4時過ぎに開くのは、オシロイバナだ。

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夾竹桃(キョウチクトウ)

2011-07-22 04:37:55 | 野の花日記

夾竹桃(キョウチクトウ)
<キョウチクトウ科・キョウチクトウ属>

インド原産の公害に強い花として、
緑化に広く植えられている常緑低木。

葉はふつう三個が輪生し、線状披針形、質は厚く光沢がある。

花は6月~9月と長く、枝の先に集散花序をだし、直径4~5センチの花を多数つける。
花冠は筒状で先は5裂する。

花の色は変化が多く、淡紅色のほか紅色や白、薄黄色、八重などがある。

<俳句歳時記>夏
夾竹桃(けふちくたう)

   夾竹桃日暮れは街のよごれどき    福永 耕二

   ひろしまの弔花夾竹桃の白       居升 白炎

   夾竹桃夜は霊魂の一朶かな      田原 千暈
  
   背泳ぎのしぶきの向こう夾竹桃    河野 葛子

 

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