ニワトコ(庭床・接骨木)
<スイカズラ科ニワトコ属>
各地の山野に生える落葉低木。
若い枝は淡緑色~淡褐色。
古い枝は樹皮が縦に裂けて、灰褐色になる。
花芽は大きく丸い。
球形で丸い(混芽)が特徴。
正面から見える芽鱗は4~5枚。
葉芽は細い水滴形。
頂芽は発達しない。
枝は太く緑色~緑色がかった褐色。
髄はスポンジ状で白くまたは淡褐色で、
植物実験のピスを作る材料になる。
幹は樹皮に厚いコルク層があり、
縦にひび割れる。
上はニワトコの実。
上はニワトコの花。
ニワトコ(庭床・接骨木)
<スイカズラ科ニワトコ属>
各地の山野に生える落葉低木。
若い枝は淡緑色~淡褐色。
古い枝は樹皮が縦に裂けて、灰褐色になる。
花芽は大きく丸い。
球形で丸い(混芽)が特徴。
正面から見える芽鱗は4~5枚。
葉芽は細い水滴形。
頂芽は発達しない。
枝は太く緑色~緑色がかった褐色。
髄はスポンジ状で白くまたは淡褐色で、
植物実験のピスを作る材料になる。
幹は樹皮に厚いコルク層があり、
縦にひび割れる。
上はニワトコの実。
上はニワトコの花。
ユキワリイチゲ(雪割一華)
<キンポウゲ科イチリンソウ属>
日本固有種で、
山麓の林の縁や渓流沿いに生える多年草。
根茎は太く多肉質で横に這い、
しばしば紫色を帯びる。
根生葉は3小葉からなり、
小葉は三角状卵形で鋸歯がある。
表面には白い斑紋があり、
裏面は紫色を帯びる。
(ミツバの葉に似ている)
茎葉は3枚が輪生する。
花は淡紫色で径3~3,5センチ。
花びら状の萼片が12~22個ある。
(花弁のように見えるのは萼片。)
牧野庭園にて。
フラサバソウ
<ゴマノハグサ科クワガタソウ属>
ワンコとお散歩途中、
グリーンベルトのツツジの木の下に生えているのを見つけました。
ヨーロッパ原産で、広く世界に帰化している越年生草本。
全体に白い軟毛が目立ちます。
茎は基部で分岐し、匍匐する。
葉は短い柄を持ち茎の基部を除き互生、縁に鋸歯がある。
春、葉腋に5ミリより小さい淡青紫色の花を咲かす。
花は、小さいので気を付けて見つけて下さいね。
幕末に日本で植物採集したフランス人のP.SaVatierと、
その採集品を研究したA.Franchetの共著の「日本植物誌」に
長崎産品が記載され、
両氏を記念した和名がつけられた。
現在では、冬の畑雑草として問題になっているそうだが・
私は見つけると嬉しくなる小さな花です。
別名は
ツタバイヌノフグリ。
ネコヤナギ(猫柳)
<ヤナギ科ヤナギ属>
各地の山野の川辺に生えるる落葉高木。
よく分岐し枝は弓状に曲がり斜上する。
これは雄木で、赤い花の先に黄色い花粉がある。
冬芽は灰白色の軟毛が密生し、
帽子状の赤褐色の1個の麟片に覆われている。
葉は互生し、長楕円形で先は尖る。
葉が出る前に長楕円形の雄花花序をつける。
雄花序は長さ3~6センチ。
雄花の雄しべは2個が合着して1個になっている。
葯は始め紅色で、黄色の花粉を出した後黒くなる。
ふわふわの綿毛は暖かそうで可愛い。
ロドレイア又は、シャクナゲモドキ(石楠花擬)
<マンサク科ロドレイア属>
常緑花木。
葉は光沢があり革質。
シャクナゲに似ています。
花は枝先に集まって咲きます。
中国原産で、強健で栽培しやすい。
お散歩道では、これを2本庭に植えてあるのを見つけました。
まだ、咲きだしたばかりです。
サンシュユ(山茱萸)
<ミズキ科ミズキ属>
享保年間(1720年頃)に渡来。
落葉小高低木。
樹皮は帯褐色で麟片状にはがれる。
葉は長さ3~10センチの卵状楕円形で、
先は鋭く尖る。
裏葉は有毛で、主脈の基部に褐色の毛の塊がある。
まだ、開いたばかりの花です。
葉に先立って枝一面に散形花序をつけ、
黄色の小さな花を20~30個つける。
花序の基部に褐色の総苞片が4個ある。
花弁と雄しべは4個。
本来は、このように花を開く。
上は果実で長さ1,5センチほどの楕円形で赤く熟す。
☆サンシュユの枝には乳酸菌があり、
40度に温めた牛乳に山茱萸の木の枝を浸し、
炬燵で保温放置すると、ヨーグルトができるそうですが、
細菌や黴なども考えられることから、食さない方がいいと言う事でした。
マンリョウ(万両)
<サクラソウ科ヤブコウジ属>
☆以前の植物図鑑にはヤブコウジ科とでていたが、
今はサクラソウ科になっています。
暖地の林内に自生し、
観賞用に広く栽培される。
常緑小低木。
シロミノマンリョウ
茎は直立し、上部でまばらに小枝をだし、
高さ0,3~1メートルになる。
葉は互生し、長さ4~13センチの長楕円形で、
濃緑色で、質は厚い。
7月頃、小枝の先に直径8ミリほどの花を散房状につける。
花冠は白色で5裂する。
果実は球形で赤く熟し、縁起の良い木とされている。
☆ついでに、
一両は、アリドオシ
十両は、ヤブコウジ
百両は、カラタチバナ
千両は、センリョウ
万両は、マンリョウ
億両は、ミヤマシキミ
マンサク(満作)
<マンサク科マンサク属>
早春、山では一番早く花を咲かせる。
春を告げる花。
落葉小高木。
葉は互生し、長さ5~11センチ。幅3~7センチの菱形状円形、
または広卵形で基部は左右の形が異なる。
葉に先立って黄色い花が咲く。
花弁は4個、長さ1~1,5センチの細長い線形。
雄しべは4個で短く、内側に4個の仮雄しべがある。
下はアカバナマンサク
和名は黄色い花がいっぱい咲くので、
豊年満作からと言う説と、
まず咲く”がなまったと言う説がある。
アケボノアセビ(曙馬酔木)
<ツツジ科アセビ属>
やや乾燥した山地に生える。
群生することが多い。
葉は互生し、倒披針形で厚い革質。
縁には鋸歯がある。
3~5月、
枝先に円錐花序をだし、
普通は白い花が多数垂れ下がって咲く。
花冠は壺形で、先は浅く5裂する。
アケボノアセビは花が紅色のアセビの品種で、
稀に自生する。
花の色に濃淡があり、濃紅色のものはベニバナアセビと言う。
雄しべは10個で、花糸には短毛があり、
葯には刺状の突起が2個ある。
雌しべは2個。
蒴果は径5~6センチの扁球形で上向きにつき、
秋に熟す。有毒植物。
寒牡丹と冬牡丹
<ボタン科ボタン属>
ボタン科は一属一種の落葉低木。
ボタンは中国原北西部の原産で始めは薬用として、
その後は園芸品種が作られた。
上野の東照宮の牡丹園を訪れた。
日本へは天平時代に渡来。
葉は2回3出羽状複葉で互生する。
小葉は長さ4~10センチの卵形~卵状披針形で、
普通、先端が2~3裂し、裂片の先はとがる。
「冬牡丹」と「寒牡丹」
牡丹には早春と初冬に咲く二期咲きがある。
低温で開花した冬咲きのものを「寒牡丹」。
着花率は2パーセントほどで咲かせるのが困難。
春と夏に寒冷地で開花を抑制し、
秋に温度調整して冬に開花させるという
特殊な栽培の技術を用いて咲かせたものが「冬牡丹」。
上は黄冠
上は島錦
上は扶桑司
今年伸びた枝先に大きな美しい花を1個咲かせる。
上はハイヌーン
根皮は牡丹皮と呼ばれて、
鎮痛、解熱、消炎などに用いられる。