れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

トラノオスズカケ(虎尾鈴懸)とマヤラン(摩耶蘭)とさよならオオスカシバとナガサキアゲハは蛹化

2021-09-30 05:13:36 | 野の花と昆虫

トラノオスズカケ(虎尾鈴懸)
<オオバコ科クガイソウ属>
たぶん、ここ目黒の自然園でしか見たことがない。
絶滅危惧種だそうだ。
花を見ればスズカケの実に確かに似ている。
たぶん・・トラノオは、花後の姿からだろうと私は思った。
(明確ではない)

これが、花後の姿。
もう花の時期は過ぎて、(短い)トラノオ状態の方が多かった。

茎は地表を這って伸びる。
葉は卵形~長楕円状卵形で先端は尖り、互生する。


茎は、1,5メートル程度まで伸びるようだ。


下はマヤラン

マヤラン(摩耶蘭)
<ラン科シュンラン属>
今年は、石神井公園でもよく見た。
いつも生える場所が違う。
始めはベンチの下だった。どこを探してもない・と思ったら
木道の横だった。次に行ったら笹藪の前にたくさん咲いていた。

葉のない寄生蘭。
菌類に寄生して養分を得る。光合成を必要とせず都市部の公園
にも、見られる。(こちらは目黒の自然園にて)


神戸市の摩耶山にて発見されたことで、
この名がある。

             休憩

   

       今年の最初で最後の、抹茶パフェ

    ☆ここから先は、昆虫になるので嫌いな方は要注意💛
     友人と行った目黒の自然園で出会った昆虫たち!

飛翔しているオオスカシバ


たぶん、コバネイナゴかな

ここから、要注意かな。💛


オオバナミガタエダシャク




フクラスズメの幼虫

そして・・サヨナラ私のオオスカシバ
昨日の朝、蛹を見たらいつもと様子が違っていた。
もしかしたら・・その時はすでにもぬけの殻だったかもしれない。
とにかく、いつもの黒光りした蛹が赤く色づいて、割れ目もできていた。
もうすぐ、羽化だというのは解っていたが、買い物に出た。
帰宅したら、え~~~~~!
なんで????!!!!!我が家のカーテンにオオスカシバが
止まってるの????えっ!!!私のいない隙に、
洗濯網(開げておいた。羽を痛めないようにと・・)から、
抜け出して、見たかった白い綿がついてる透けてない翅の
生まれたばかりオオスカシバに逢えずじまいだったが、
いいのだ!!元気に育ってくれて楽しませてくれてありがとう。
昨日はいい天気で窓を開けたらそのまま飛んで行った。

カーテンにいた私のオオスカシバ!
もう、立派な成虫になっていました。

さあ、行っておいで!
今日はいい天気だよ。台風も来てるようだけれど・・
そんな時は、上手に雨風を凌いでね。
ありがとう・楽しかったよ。💛

これは、殻でした。


でも、まだこれからナガサキアゲハの蛹がおります。
しっかり、育てて大空へ飛ばしたいものです。
💛今日で2日目のナガサキアゲハの蛹です。

しっかり、昆虫籠の蓋の裏にぶら下がっています。
次に画像で会える時は、ナガサキアゲハになった時です。

    俳句は季語秋の蝶で、
  秋蝶(あきちょう)とも使う。
  雨やんで庭しづかなり秋の蝶 永井 荷風

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ノササゲ(野豇豆)とヤブマメ(藪豆)と私のナガサキアゲハの蛹化とオオスカシバの割れ目

2021-09-29 08:01:18 | 野の花日記

ノササゲ(野豇豆)
<マメ科ノササゲ属>
友人に誘われておにぎり持参で、目黒の自然園迄。
途中の道で、ギンナンは拾うわ♪幼木の榎に2匹もアカボシゴマダラの幼虫

を見つけるし、オオスカシバがアベリアの花にホバリングしながら
蜜を吸ってるのを見たし、
園に入って待ってたら、
モンキアゲハをもう少しで写真にとれそうだったけど、無理だった。

たぶん、カラスアゲハクロアゲハは撮れました。(芳子ちゃん、ありがとう)

ノササゲ


別名キツネササゲ
本当は何と言っても、この花の実の紫がたまらない。
まず初めに載せてしまうが、本当は秋も深くなってから紫色に熟す。

これが見たくて・・探しに行くのです。
まずはさておき、ノササゲの花に戻ります。



食用のササゲに似て野に生えるのでノササゲ。
別名のキツネのササゲは、キツネノ化かされたように似て見えることから。


小葉3枚の複葉が茎に互生する。
葉腋から、長さ,1,5~2センチの淡黄色の蝶形花が集まる花序がぶら下がる。


秋に美しい紫色に熟して目立ち、
鞘が割れると中から濃藍色の種子が出てくるのも魅力的です。

しばらく、おめにかかってないなぁ~。

 

ヤブマメ(藪豆)
<マメ科ヤブマメ属>

通常の花のほかに地下に花弁が開かない閉鎖花をつける。
(見たことは無いが・・・)
花は、長さ1,5~2センチの蝶形花。
上の大きな花弁は紫色、それ以外は白っぽい。


葉は3枚に分かれ、小葉は丸みがあり、葉の両面に毛がある。

茎にも下向きの毛が生える。

              休憩

カラスアゲハさんですか?
芳子ちゃん、ありがとう。(#^.^#)
やっぱり、クロアゲハみたいです。


       拾ったギンナンは私達が食べる分だけ

    

   
   ☆今日の私のナガサキアゲハの幼虫は、蛹化成功しました!(#^.^#)
  蓋の裏に身体を結び付けて、周りに薄い糸が見えました。
  もう、深い眠りについているかもしれません。

これは蓋を裏返した状態なので、普通はこの蓋が閉められた状態で
ぶら下がっています。
暫くは見守りたいと思っています。


脱皮した殻の後だと思われます。



☆そこで気になったのが、私のオオスカシバの蛹です!
もう、羽化してもいいかもしれない・・と、昨日の段階では、
ただのゴキブリの卵にしか見えなかったつるつるでコロコロの
黒い蛹が・・なんと!少し割れてる!
それに、頭の先が、赤くなってるのに気が付いた。
今日なのか?明日なのか?
羽化する日に白い粉のついたままの翅のオオスカシバに逢いたい!!
その時は近づいていると思う!!(#^.^#)


割れているのが見えます。

頭の方が少し赤くなってツノみたいなものも見えています。
今は、少し溶液みたいなものがしみだしていました。
さて・・どうなるのでしょう。私は見たことも体験したことも
無い事をしているのです。つづく

   俳句は季語蜉蝣(かげろう)で、
   
   かげろふやひらがなでもの考える  大槻 久美

  

 

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カラスノゴマ(烏胡麻)とキツネノマゴ(狐孫)とナガサキアゲハは、蛹化へ。

2021-09-28 06:37:13 | 風景

カラスノゴマ(烏胡麻)
<アオイ科カラスノゴマ属>
花の時期だと意味が解らず、キツネノマゴと言い間違えることが多い。
種の時に食べられない(よく似てるがそうではないことを

植物ではイヌやカラスと命名することが多い)
小さな種子をカラスのゴマに例えた。


葉腋から1つずつ咲く黄色い花は直径1,5~1,8センチ。
5本の長い仮雄しべの根元に、短い雄しべがある。


果実には小さな種子がたくさん入っている。

いつも花ばかり撮っているので、今度は種子を撮ってきましょう。


下はよく言い間違えるキツネノマゴ


キツネノマゴ(狐孫)
<キツネノマゴ科キツネノマゴ属>
枝先の花序が狐の尾に似て、小さい事から、この名がある。

長い時期咲いてくれて、どこにでもあるのでよく見られる花です。
そしてよく昆虫が利用しています。

長さ8ミリほどの淡紅紫色の花の茎の先端が穂状につく。

花は唇形で下唇の基部に白い模様がある。
葉は長さ対生し、茎や葉には短い毛が生えている。

         休憩は、マコモの花

水をきれいにしてくれます。


菌がつくと太った茎は食用となります。

   ☆私のナガサキアゲハの幼虫は、今朝は籠の蓋の裏にいました。
 蛹化が始まったようで、もう昨日取ってきた新しい葉は食べませんでした。
 

籠の蓋の上にいます。
身体は縮んで、4センチほどになりました。
始めは、蓋の上まで来ていたのが・
体が落ちないように糸で自分の体と籠の蓋とを留めてありました。
この、ブログを書いている間に身体も丸めるようになりました。

昨日のフンには、体の中のものを全部出し切ったあとが残っていました。

     俳句は季語稲刈(いねかり)
    稲刈り・田刈・鎌はじめなどと使う。

    稲刈の畔に絵本を読む子かな  早坂 チエ子

 

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サクラタデ(桜蓼)とボントクタデ(凡篤蓼)とハシカグサ(麻疹草)とジャコウアゲハの蛹(お菊虫)と今日のナガサキアゲハの幼虫

2021-09-27 05:00:12 | 野の花日記

サクラタデ(桜蓼)
<タデ科タデ属>
何と言っても、タデ科は多く色々あり、同定も難しいものが多いが、
サクラタデは、華やかで優し気で目立つ花だ。
野草好きなら、心惹かれるタデ科の花だ。


水辺を好むというが、日当たりのよい場所でも元気に咲く。
枝を分けて増え、茎は直立し、高さ50~100センチになる。

葉は披針形で、鞘状(さやじょう)の托葉(托葉)は短い筒形。
花穂は細長く、やや密に花をつけ、上部は垂れ下がる。


萼は深く5裂し、長さ5~6ミリで淡紅色を帯びる。

下はボントクタデ

ボントクタデ(凡篤蓼)
<タデ科タデ属>
水辺、湿地に生える1年草。
和名のボントクはボンツク(愚鈍者)の意味で、
本来は辛みがあるのにこちらは辛みが無いのでこの名がある。

葉は広披針形で長さ5~19センチ、両面の脈上に伏毛があり、
表面に黒斑がでる。
花穂は垂れてまばらに花をつける。

下はハシカグサ

ハシカグサ(麻疹草)
<アカネ科フタバムグラ属>
前回、ハシカグサを探したのだが、見つからなかった。
もう、花の時期が終っていたみたいだったが、
今年はまだ取り上げてなかったので、花後でも掲載しておく。

薄暗い林の下を這う1年草。
本来は夏が終わるころ、葉のわきに3~4ミリの4弁花の白花を
1個ずつつける。


ハシカグサの名前は葉が乾くと赤く変わるので、その様子が、
ハシカの発疹が赤から褐色に代わる症状に似ているのでこの名がある。

 

               休憩
ふるさと文化館で「思い出のとしまえん」をやっていたので
ちょっと寄ってみる。常設展より。



☆ここから、虫類になります。

ジャコウアゲハの蛹のオキクムシに数個、出会った。

いつ見ても愛らしい(#^.^#)



ネムノキの葉裏にキタキチョウの蛹

     ☆今朝のナガサキアゲハの幼虫

今朝は、なんだか静かなので、あまり触ってもいけない感じだった。
いつも、シートを替えてあげる時、様子を見るのだが
なんだか元気がないのが心配だ。
携帯写真でも、なんとなく情けない貌をしている。

フンは結構しているので、安心したがそれに細かいフンが混じっているのが
気になるのだが・・。
茎をかじると、細かいフンになるのかもしれないし、
私は、食用の葉をやる時、一度洗ってから拭いて与えているが・
何か他の寄生者がいるのかもしれないと・心配している。
心配に終わればいいと思うのだが・・
今朝はあの元気なカリカリと葉や枝を齧る音がせず、動かない。
暫くそっと見守ろう。

 

    俳句は季語秋夕焼(あきゆやけ)で、
      秋の夕焼けとも使う。

    秋夕焼指切りしましょまたあした 浅井 恵子

 

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ユウガギク(柚香菊)とクサギ(臭木)の実とナガサキアゲハの幼虫

2021-09-26 05:38:36 | 野の花日記

ユウガギク(柚香菊)
<キク科シオン属>
こんなにも身近な野の花なのに、漢字で柚香菊と書くとは、
知らず、再認識してしまった。
それに・以前はヨメナ属だったはず。
ぼろぼろの毎朝、開く私の植物図鑑は1985年版で第7刷だ。
もう、ずいぶんお世話になっているが、新しいのを欲しいとも思わない。
山渓の、本当に調べやすく、ほとんど載っている私の愛読書だ。

葉は薄く下部の葉は羽状に浅く、あるいは深く裂ける。
茎の上部で細長い枝を四方に伸ばし、

枝先に3センチほどの白紫色の花を咲かせる。

       


 

クサギ(臭木)の実
<クマツヅラ科クサギ属>

落葉小高木。
臭木と書くが、花は甘いいい匂いだ。
私ならカリガネソウの方美しいがよっぽど臭いと思う。
それに、この実の色合いが何とも言えない。

葉は倒卵形で先が尖り、匂う。(臭い)
弁明させてもらえば、白い花はいい香りで、遠くからでも匂う。


果実は球形で光沢のある藍色。
果実をわらの灰汁で煮だした液で布を染めると
あさぎいろになるそうだ。いつも一度やってみたいと思いながら
終わってしまう。



              休憩  

       ★今日のナガサキアゲハの幼虫

しっかりした貌つきになった。
ちょっと、赤いツノを出させようと刺激したが、今日は動じない。
新しい葉を入れてやったのに、以前の葉を食べていた。
芯をコリコリ齧るのが好きな子なのだが、今朝はおとなしい。

でも、昨日のフンがたくさんあった。
まだ、蛹になる様子は見られないが、静かにしている朝です。

 

俳句季語瓢(ひさご)で、
    (さっきまでNHKの俳句でやっていたものです)
瓢(ふくべ)・瓢箪(ひょうたん)・青瓢・青瓢箪などと使う。

                    青空を少し残して
瓢棚 吉村喜子

   ☆ Marikoさん、ありがとう。直させていただきました。

               M

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クロホウズキ(黒酸漿)とマルバルコウソウ(丸葉縷紅草)とナガサキアゲハか?

2021-09-25 05:51:41 | 野の花日記

クロホウズキ(黒酸漿)
<ナス科ニカンドラ属>
またの名はニカンドラともいう。
紫色の花が奇麗だ。
ニカンドラと言うオオセンナリの園芸品種らしい。

紫黒色の縁どりのある、ホウズキに似た5枚の萼片に包まれた形。
けれど、ホウズキ属に入らずニカンドラ属になる。


花や実が美しいので花材やフラワーアレンジ用の切り花として
流通している。

 

マルバルコウソウ

マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)
熱帯アメリカ原産で、江戸末期に渡来、観賞用が野に逃げたもの。
何処に行っても、よく見る。


つる性の1年草。
葉は心形で長い柄がある。星形に開いた橙色の花を数個付ける。
花冠は,1,5センチ、花筒は約センチ。雄蕊と雌蕊は花の外に出る。


下はモミジバルコウソウ

モミジバルコウソウ(紅葉葉縷紅草)
<ヒルガオ科ルコウソウ属>
熱帯アメリカ原産の帰化植物。
園芸用に栽培されている。

葉がモミジのように切れ込みがあり、花には切れ込みがなく
朝顔のように咲く。

白花もある。



              休憩

アキアカネかな?

☆ずっと今まで、クロアゲハと思って育ててきたのだが、昆虫好きの
himeさんの助言でもしかして?
ナガサキアゲハかもしれないと教わった。
え~~~っ!そう言われて検索してみたら、ナガサキアゲハの幼虫
そっくりだった。
育て方は?
どうしたらいいんだろう・・。
こんな小さな昆虫籠で、昨日はなんか変な虫がいて・・
(早速、駆除したけれど・・大丈夫かなぁ・・。)

ずいぶん大きく立派になったけれど、蛹化がうまくできるかどうか
問題の課題は大きい。
せめて、新しい葉(なるべく洗って拭いているのだが。それでも何かが
ついてきていた。)
段ボールで高さを出し、透明な部分もつけて蓋をして、
洗濯袋でかこって、後は静かにしておくことにした。
(まだ蛹化しないので、洗濯袋は開いて置く。)


初めは上に登ってきたが、
今朝はいつものように葉をコリコリ音立てて食べてからは、
びくとも動かない。
こんな作りでいいのかどうかも解らないのだが、
中に割りばしを入れて這わせてみたが、やはりミカンの枝の方が
落ち着くらしくもう今は枝でじっとしている状態だ。

齧る時、カリカリと音がするのが可愛い。
そして、柑橘系の香りがしてくる。
フンを4個してからは、もう静かで動かない。

やっぱり、ナガサキアゲハみたいだ。
ナミアゲハは、この前2匹ウイキョウと山椒で育てて、旅立たせたが、
訂正とお詫び
(ヘンルーダ(またはルーとも言う)ミカン科の植物の名違いでした)

それに比べると、ナガサキアゲハはもう一回りも太く大きい。
なのに・・腹ペコ青虫の時期が無かった。
フンはいつも少なめなのが、気になる。 つづく(#^.^#)

      俳句は季語秋の海
   秋の波・秋涛・秋の浜などと使う。

    少年一人秋浜に空気銃打込む  金子 兜太

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カラスウリ(烏瓜)の実とヒロハホウキギク(広葉箒菊)とあれれ・・?とクロアゲハの幼虫

2021-09-24 05:18:43 | 野の花日記

カラスウリの実
<ウリ科カラスウリ属>
この頃、滅多にカラスウリの赤い実が見られない。
あるのは、キカラスウリだ。

10年前にはそんな事では無くて・
キカラスウリの方が見つけづらかったのに。
今は何処に行ってもキカラスウリをよく見つける。

林のふちなどに蔓を絡ませ、秋に5~7センチの赤い実を
つける。

まだ青い時はウリのようでウリ坊とよばれている。


妖艶なカラスウリの花
夕方、ひっそりと咲いて朝日が当たるころには萎んでいる。

ヒロハホウキギク(広葉箒菊)
<キク科シオン属>

10年以上前から石神井公園のボート池の近くのガードレールの
コンクリートの隅によく咲いていたのを見つけて、
何の花だろうとずっと思っていた。
小さな花なので、見向きもされていないが、
結構、愛らしいので私は毎回出会えば眺めたり写真を撮っている。



アメリカからの帰化植物のホウキギクに対して葉が広いことから、
この名がついたが(決して葉は広くなく私にはただ細長い葉

にしか見えない)、ホウキギクが解らないので
何とも言えない。

頭状花が放射状であることから、
名前は、ギリシャ語の星のほうき星から、きているそうだ。


草丈は高くなり、葉は狭長楕円形。基部は楔形で茎を抱かない。
7~9ミリ程度の頭花をつけ、花色は淡桃紫色。
花後に舌状花は巻き込む。関東以西で広く帰化状態にある。

 

             
               休憩
      

   ★今朝の私のクロアゲハの幼虫の様子
実は昨日、段ボールとエアー緩衝材で部屋を広げてやったのだが、
朝、蓋の外に出ていたので、私の不器用な部屋はやめて、
元の観察籠だけにした。
新しい葉を入れてやったのに・・
そんなに食べてない。毎朝、フンのたまったシートを替えてやるとき!!!
なんだ?これは?????と思うものがいた。
そう言えば、細かなフンが大量に落ちてはいたので、
きっと、どこかにまた卵が孵っているのだろうという感はあったが・・
見つからなかったのだ。
今朝!見つけた!でも何の幼虫か解らない・・・

なんだろうか???
黄色で羽状のものがついているよ。
まぁ・・クロアゲハの幼虫としばし同居してもらうことにした。

早朝は蛍光灯の下に連れてきてシートを取り換えてやるので、
よくコリコリと音をさせて新しい葉を食べているが、
その割には静かで葉の下の潜って静かに隠れている事の方が、
多い。私としては・・モリモリ食べる時期がこの子にはないのが心配。
だって、もう6センチはあるので、
いつ、蛹になってもおかしくない気がする。(素人考え)

かっこよくなったねぇ~♪惚れ惚れしてしまう💛

     俳句は季語烏瓜(からすうり)

    からすうり星の光を編みて咲く  伊藤 マサエ

   

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ヒガンバナ(彼岸花または曼殊沙華)とタチシオデ(立牛尾菜)とキタテハと今日の私のクロアゲハの幼虫  

2021-09-23 05:34:19 | 野の花日記

ヒガンバナ(彼岸花・曼殊沙華)
<ヒガンバナ科ヒガンバナ属>
毎年、欠かさず行く場所がある。
ただ、田園風景がひろがる土手の両脇に彼岸花が群れて咲くのだ。
誰も、特には行かない。
お弁当を持って、緑の土手の斜面でいつも少し花の時期を逸したツルボの花
を見ながら犬と一緒におにぎりを食べる。
ただそれだけの楽しい行事で、おまけは小さいけれど栗も拾ってくる。
茹でると甘くて美味しい。
目の前は本来は稲穂の波のはずが、今は休耕田になって雑草が生え放題だ。
去年の洪水で道も新しくコンクリートになった。
だから・・いつもほど曼殊沙華は咲いていないけれど、
草刈りをしている人に出会ったから、うまくすれば来年はまた、きれいに
咲き揃うかもしれない。

本当はこの先に神社があったのだが・
去年の洪水で流されてしまったのか‥取り壊されていた。
社の上の蛇の彫り物がよかったのに、
今はただ石碑が1枚残っているのみだった。
どうにかして、この社くらい残せなかったものか・・。


人里に近いところに群生する多年草。
りん茎から花茎をだし赤色の花を輪状につける。
花の後、線形の葉を出す。


何処を向いても彼岸花だらけだ。


ハラビロカマキリ?も彼岸花を見ていたのに、
急に人が来てちょっとビックリ!
☆himeちゃん、
オオカマキリ。(#^.^#)有難く、訂正させていただきます。




下はタチシオデ(立牛尾菜)の実

まだ、色づいていないので、何の実か解らなかった。
「教えてgoo」に投稿して教えてもらった。

タチシオデ(立牛尾菜)
<ユリ科シオデ属>
タチシオデの実を見たのは初めてだった。
シオデに似るが、葉は薄く光沢がなく、裏葉に粉白色を帯びる。
茎ははじめ直立するのでこの名がある。
芽吹いた姿を牛の尾に例えたのでこの名がある。


              休憩

    野川公園の自然園の中の彼岸花または、曼殊沙華

 

キタテハ


ナミアゲハの仲良し中。

   ☆今日の私のクロアゲハの幼虫
 昨日、脱皮した。もう、四齢とか五齢になるのかしら?
 脱皮の時はあまり葉を食べない。
 

 左下に脱皮殻がある。
 暫くしたら、無くなっていたので食べたのだと思う。
 静かな子だ。葉があまり新鮮でなくなったので、
 葉を食べるのが少ないのだろうか?今日はわん友の所から、
 新鮮なミカンの葉を戴いてくるから待っててね。

 

 一日のフンの量にしては少ないし、葉を食べた様子も無かった。

23日(木)朝のクロアゲハの幼虫。
白い紋が、くっきりした黒い点の入った模様に代わっている。
昨日の大きさとあまり変わらないような気がする。
今日は、新しい葉をとってくるからね。

    俳句秋の野で秋野(秋の)とも使う。
   秋の野に紡ぐ神話の第二章  荒木 洋子

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タカサブロウ(高三郎)とカヤ(榧)の実とルリタテハと今日のクロアゲハの幼虫

2021-09-22 08:19:56 | 野の花日記

タカサブロウ(高三郎)
<キク科タカサブロウ属>
どちらかと言えば水田雑草で湿地などに生えます。
小さな白いヒマワリのような花の形です。

1年草で、葉は対生し、茎とともに毛がありざらつく。

花は1センチくらいで、白色の舌状花と筒状花からなる。

そう果は熟すとこぼれやすく、水に運ばれてふえる。
名前の由来は不明で、名づけた人が高三郎さんだったという説がある。


昨日の埼玉の里山で出会ったルリタテハ



カヤ(榧)の実
<イチイ科カヤ属>

ちょうど、実が割れて仮種皮の実が中からのぞいている。

自然にこんな風に割れて、木の下にたくさん落ちていました。

本来はこんな風に青い実がなります。
触れると人にもよりますが・私にはさわやかな香りがします。

常緑高木で、葉は線形で硬く、先が尖つているので触れると痛いです。
果実は2~4センチの楕円形で肉質の仮種皮が楕円形の種子を包み、
翌年の秋に熟して落ちる。


落ちていたカヤの実です。
炒って食べると、カシューナッツの味がします。

            休憩

本当は稲穂が見られる場所なのだけれど、今年は荒れ地の休耕田

       

     今朝のクロアゲハの幼虫
  特に変わったことはない。
  もう少し葉っぱを食べてくれるといいのだけれど、
  上品なクロアゲハは腹ペコ青虫みたいではない。
  だいぶ、大きくなった気がするのだが、
   フンはそれほど大量に出てはいない。

      大きさは3センチ5ミリほど。
   やはり5~6センチぐらいにならないと
     食欲旺盛にはならないのかもしれない。

     俳句季語天の川で、
        他に銀漢・銀河などと使う。

     荒海や佐渡によこたふ天の川 松尾 芭蕉

     うつくしや障子の穴の天の川 小林 一茶

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ヌスビトハギ(盗人萩)とアレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)とフジカンゾウ(藤甘草)とアオイトトンボと

2021-09-21 08:06:11 | 野の花日記

ヌスビトハギ(盗人萩)
<マメ科ヌスビトハギ属>
今回は、よく似ていて紛らわしいけれど、
花の大きさや色、種の形、葉っぱの形で、解りやすいので
覚えて下さいね。

まばらに葉を互生する多年草。
葉は3出複葉で小葉は卵形。

淡紅色の蝶形花をまばらにつける。

和名の盗人萩は、忍び足を思わせる足跡に節果がにていることから。


観察会などでは、よくこの節果を、(いわゆる、引っ付き虫)
ブラジャーだとか、サングラスとか言って
笑わせられる。

フジカンゾウ(藤甘草)
<マメ科ヌスビトハギ属>

高さが50~150センチにもなる。
葉は互生し、2~3枚の小葉を持つた奇数羽状複葉で、
小葉は長卵形で10センチほど。

茎の先端と葉のわきから花序をだし、淡紅色で長さ8ミリほどの
花を咲かす。

節果は2節あり、半月形で長さ1~1,2センチで、
ヌスビトハギに似るが、花も実も大きく、葉の形が違う。

アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)
<マメ科ヌスビトハギ属>


北米原産の帰化植物。
見た目にも華やかで荒れ地や道端に生えるので、
この名がある。

草丈も高くなる。
花色も鮮やかで濃紅紫色。


豆果はかぎ状の毛が生え、服や毛にひっつく。
3~6節にくびれ、バラバラに折れる。


豆果の数がヌスビトハギやフジカンゾウより多い。

            休憩
   超惜しかったのは・・コムラサキが♀だった事。
   でも、なかなか会えないので、得した感じがする(#^.^#)

  
       
間違っていたら、お教えください。
雌だけれど、美しいです。紫色が少し入っているともっとよかったけれど。

    上は、始めはアメンボウの種類かと思ったが、マツモムシ
   と言う水生昆虫でカメムシに近い種。


  アオイトトンボこれも、珍しいトンボだと思います。)

☆はい、ここからは私のクロアゲハの幼虫の成長ですので、要注意。
 でも日に日に、愛しくなってきますよ。(#^.^#)

 濃緑色に、白いVサインのように紋が出ています。

 もしかして?頭の上のは脱皮殻の残りかしら?
 この後すぐ無くなりました。食べたの???

   俳句は、秋の虹(あきのにじ)で、

  秋の虹消えたるのちも仰がるる 山田 弘子
    

コメント (2)
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