オオセンナリ(大千成)
<ナス科オオセンナリ属>
ペリー原産で世界各地で雑草化している。
よく分岐し、葉は先の尖った卵形で、
縁には不規則な鋸歯があり、互生する。
果実は肥大したガクに包まれる。
有毒なので食べられない。
夏から秋にかけて、淡紫色で径5センチほどの
花を葉対生の一に着ける。
夕方には花は萎む。
帰化植物。
オオセンナリ(大千成)
<ナス科オオセンナリ属>
ペリー原産で世界各地で雑草化している。
よく分岐し、葉は先の尖った卵形で、
縁には不規則な鋸歯があり、互生する。
果実は肥大したガクに包まれる。
有毒なので食べられない。
夏から秋にかけて、淡紫色で径5センチほどの
花を葉対生の一に着ける。
夕方には花は萎む。
帰化植物。
キツネのカミソリ(狐の剃刀)
<ヒガンバナ科ヒガンバナ属>
丘陵や山野の肥沃な土地に生える。
葉の形を剃刀に例えて名付けられたが
花が咲くときには葉は枯れて見られない。
花茎を30~50センチ伸ばして、
3~5個の黄赤色の花をつける。
花被片は6枚でヒガンバナのようには
反り返らない。
ヒガンバナやナツズイセンは実を結ばないが、
キツネのカミソリは、結実し
径5ミリほどの黒い種子を作る。
地下に鱗茎がある。
ジュズサンゴ(数珠珊瑚)
<ヤマゴボウ科ジュズサンゴ属>
熱帯アメリカ原産の小低木。
茎は緑色で小枝を多数分岐。
葉は互生、卵状披針形、先はとがる。
総状花序で多数の小花をつける。
花弁はなく4個の萼片が従事状に開く。
果実は球状で径5ミリほどで、
鮮紅色で艶があり、房状に果実がつく。
果実が落ちると、
たくさん苗が生えるので増えすぎに注意。
赤い実は目立って綺麗だ。
ナツズイセン(夏水仙)
<ヒガンバナ科ヒガンバナ属>
人里近くの山野に野生化する多年草。
もう咲いている頃かな?と思って
見に行った。
他の場所で増えていた。
リン茎は広卵形で大形。
我が家も球根を頂いたのだが、
まだ咲いていない。
ヒガンバナと同じで春に線形の葉を広げ、
夏に葉が枯れたあとで、
花茎を伸ばし、淡紅紫色の花をつける。
花はラッパ状。
ヤマジノホトトギス(山路杜鵑)
<ユリ科ホトトギス属>
山地の林の下などにはえる30~60センチになる。
葉は互生、楕円形で先端が尖る。
基部は茎を抱く。
茎の先端と葉のわきに毛の生えた花柄をだし
白色で斑点のある花を1~3個咲かす。
花被片は6個、披針形で平開する。
下は、ヤマホトトギス(山杜鵑)
<ユリ科ホトトギス属>
花被片が強く反り返るのが
特徴。
クルマバナ(車花)
<シソ科トウバナ属>
草原などに生える20~80センチの多年草。
茎は四角で枝分かれする。
葉は対生し柄があり、
卵形または長卵形で2~4センチ。
ふちに鋸歯がある。
枝先の花穂に紅紫色の花を
数段に輪生する。
車花(クルマバナ)の名は
花が輪生することによる。
センナリホウズキ(千成酸漿)
<ナス科センナリホウズキ属>
茎は直立し、のちに横に枝を広げ
高さ20~60センチになる。
夕方は、萎んでいることが多い。
葉は互生し卵形。
花は葉腋に単生し、短い柄があり、
花冠は杯形で径6~8ミリ。
似たものにショクヨウホウズキがある。
花は葉の陰で目立たない。
小さな緑色をしたホウズキがたくさんなる。
ヒオウギ(桧扇)
<アヤメ科ヒオウギ属>
山地の草原に生える多年草。
葉は広い剣状で扇子形に並んでいる。
葉っぱの形がへら状の苞葉がつき、
扇のように広がるのがよくわかる。裏が白っぽい。
花は径4~6センチ、
花被片は6個で黄赤色で内側に濃い暗紅点が多数ある。
種子は光沢のある黒色で、
ぬば玉と呼ばれる。
名前の桧扇(ひおうぎ)は、
葉の並び方が桧扇に似ることによる。
オニドコロ(鬼野老)
<ヤマノイモ科ヤマノイモ属>
野山に見られるつる性の多年草。
葉は互生し5~12センチのハート形で
先がとがる。
花は雌雄異株。
小さな雄花序は薄緑色で上向きにつく。
雌花は下向きにつく。
果実は3つのひれがある。
もう少し膨らんでくると、
幼い頃に、天狗の鼻と呼んで、
唾をつけて鼻の上にくっつけてよく遊んだものだ。
よく似ているものにヤマノイモがあり、
ヤマノイモは葉が対生、食用になるが
オニドコロの根茎は食べられず零余子(むかご)
もできない。
3方向に伸びる翼がもう少し
広がってくると鼻につけて遊べる。
シロモジ(白文字)の青い実
<クスノキ科シロモジ属>
山地に生える落葉小高木。
樹皮は灰褐色で皮目が多い。
葉は長さ6~12センチで中部まで3裂、
たまに5裂する。
3脈が目立ち、裏面は有毛。
花は4月初旬、
葉に先立って黄色い花が1~4個集まって咲く。
雌雄異株。
花はアブラチャンに似ている。
果実は1~1,2センチの球形で
秋には緑黄色に熟すと裂ける。