野に出られず、
春を待っています。
< 俳句歳時記>冬
雪達磨(ゆきだるま)
(雪兎・雪釣)
酔い帰る教師に夜の雪だるま 新田 裕久
鶏鳴いてころんだままの雪だるま 五島 高資
雪達磨我を旅ゆく我居りて 折笠 美秋
雪達磨兄は潜水艦だった 相原 左義長
イラガの繭
小枝に付いているのは、大きさ12mm前後のイラガの繭(まゆ)です。
繭には独特の灰白地に茶色の縦縞模様がある。
分泌液によって形成され、石灰質で硬い。
繭の中は前蛹(まえさなぎ)と呼ばれる状態で、
この形で越冬。
来年の5月頃から羽化し始め成虫として出てきます。
硬い繭は上部の方に丸く弱くなった箇所が作られていて、
内部から力を加えると簡単に丸い蓋(ふた)となって開くそうです。
イラガの繭は普通カキ,ナシ,ウメ,リンゴの木で見かけます。
イラガの繭は、穴の開いた形から雀の小便担桶(スズメのしょうべんたご)ともよばれます。
☆私が見つけたものは、
ハンノキに産みつけられていました。
鳶(トビ)
<ワシタカ目・ワシタカ属>
海岸、水田地帯・河川・湖沼などに棲息する。
餌の豊かな都市のごみ投棄場や漁港などに群生する。
ゆっくりしたはばたきをしながら、
翼を水平に保ち悠々と飛翔する。
地上や水面に餌を見つけると急降下して脚でさらう。
「ピーヒョロロ」と鳴き、親しまれている。
メジナ
晩秋から初春にかけて、脂がのって美味しい。
「寒メジナ」と呼ぶそうだ。
この魚、暖かい時期にはやや磯臭い。
それが寒くなると
海藻を主に食べるせいか臭みが消えて、脂がのってくる。
この時期、皮下に脂がある。
皮をつけたまま表面を焼き、切りつけて食べる。
またに刺身にしても美味しいそうだ。