れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

カヤ(榧)の実

2012-08-26 04:11:04 | 野の花日記

カヤ(榧)の実
<イチイ科カヤ属>

山地に生える落葉高木。
樹皮は青灰色で、
老木になると縦に薄くはがれる。

葉は長さ2~3センチの線形でかたく、
先は鋭く尖る。

4~5月に開花。
雌雄異株。
雄花は黄色の楕円形。
雌花は緑色。

果実は長さ2~4センチの楕円形で
肉質の仮種皮が楕円形の種子をつつみ、
本年度の10月に紫褐色に熟して裂ける。
脂肪分が多いので、炒ったり、粉にしたり、油を取ったり、食用にする。

☆まだ青い実です。

<俳句歳時記>秋
榧の実(かやのみ)

山寺や干して榧の実胡桃の実      山崎 ひさを

榧の実落つひとつひとつの行末へ    山上 樹実雄

てのひらは野にあり榧の実匂う鬼や   金子 皆子

榧の実を拾ひてジョギング折り返す    守谷 順子

榧の木山に榧を降らして小さい祖母    真庭 とよ子

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夕暮れのキツネノカミソリ

2012-08-25 08:35:15 | 野の花日記

夕暮れのキツネノカミソリ
<ヒガンバナ科ヒガンバナ属>

山野に生える多年草。
葉は夏には枯れその後、
花茎をのばして橙色の花が3~5個散形状の咲く。

花披片は6個、
雄蕊は花披片より短い。
有毒植物。



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ナツズイセン(夏水仙)

2012-08-24 06:24:05 | 野の花日記

ナツズイセン(夏水仙)
<ヒガンバナ科ヒガンバナ属>

人里近くの山野に野生化する多年草。
りん茎は広卵形で大形。
春に線形の茎を広げる。
夏に葉が枯れた後、花茎をのばして、
淡桃色の花をつける。
花はラッパ状で半開する。

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テウチグルミ

2012-08-23 06:45:04 | 野の花日記

テウチグルミ(手打胡桃)
<クルミ科クルミ属>

別名カシグルミ
東北や長野などで栽培されている落葉高木。
葉は奇数羽状複葉で互生する。
小葉は2~4対だが、2対のものが多く、
脈の基部に星状毛がある。
頂小葉はやや大きい。

4~5月に開花し、雌雄異株。
雄花序は前年度の枝から垂れ下がり、
雌花序は、本年度の枝に直立する。

核果は、ほぼ球形で灰緑色。
10月頃、熟す。

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サネカズラの花

2012-08-22 10:33:32 | 野の花日記

サネカズラ(実葛)の花
別名ビナンカズラ

山野に生える。
枝には粘液が多い。
葉は互生し、長楕円形または長卵形でやわらかい。
裏面は紫色のことがある。
8月、
薄黄色の厚みのある花が垂れ下がって咲き、
雌雄異株またはまれに両性花がつく。


画像は雄花


雌花は花後、
花床が球形にふくらみ、球形の赤い実をつける。

<俳句歳時記>秋
美男葛(びなんかづら)
<実葛(さねかづら)・真葛(さねかづら)>

悔い多し美男葛の実をかぞえ       小堤 香珠

実葛青年海を見て下山            蓮田 双川

おうすありますの吊札さねかずら      森田  峠

美男かずらへ急げば鳥刺しのパパゲーノ 中北 綾子

たそがれの堂拭く素足さねかずら      三木 古

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ラクウショウの青い実

2012-08-21 05:54:02 | 野の花日記

ラクウショウ(落羽松)の青い実
<スギ科ヌマスギ属>
落葉高木
沼地や湿原などでは、膝と呼ばれる気根が発達する。
樹皮は赤褐色で縦に薄くはがれる。
葉は線形で、
長枝ではらせん状に下部の短枝では羽状に互生する。
4月頃開花、
雄花序は長さ10~20センチで垂れ下がる。

球果は長さ2~3センチの卵状球形で、
10月頃成熟して暗褐色になるが、
種子のできないものが多いそうだ。

 

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ハクウンボクの実

2012-08-20 06:15:42 | 野の花日記

ハクウンボク(白雲木)の実
<エゴノキ科エゴノキ属>

山地に生える落葉高木。
若枝の表皮は縦にはがれやすい。
樹皮は灰白色。
葉は互生し円形で、ふちの上部にわずかに鋸歯がある。
5~6月
枝先に長さ10~20のセンチの総状花序をだし、
白い花を多数下垂する。
花冠は長さ約2センチで5深裂する。
雄蕊は多数。雌蕊は1個。
☆果実は直径1、4~1,7センチの球形で9月に熟す。
種子は1個ある。

☆花はエゴノキの花に似ている。

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トチ(橡)の実

2012-08-19 05:21:05 | 野の花日記

トチ(橡)の実
<トチノキ科トチノキ属>

もう、橡の実がなっていて吃驚。
熟すと三つに裂ける。
すりつぶして
トチ餅にする。



<俳句歳時記>秋
橡の実(とちのみ)
<栃の実(とちのみ)栃拾い・栃餅・栃団子>

橡の実や幾日ころげて麓まで     小林 一茶

坊の傘借りて栃の実拾ひけり      成沢 富子

栃の実にしたたたかの雨出羽山中  鷲尾 七菜子

栃の実のうしろの山のうごきけり    細川 加賀

栃の実を噛めば入り日の十字光    佐藤 鬼房

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ヒマラヤスギの実

2012-08-18 07:07:48 | 野の花日記

ヒマラヤスギの実
別名(ヒマラヤシーダ)
<マツ科ヒマラヤスギ属>

ヒマラヤ原産の常緑高木
枝が垂れ円錐状の樹形をなす。
樹皮は灰褐色で鱗片状にはがれる。
葉は多数束成し針状。
10月から11月に開花。
雄花は穂状で、雌花は円錐形で淡緑色。

球果は卵形で、
翌年の10~11月に成熟すると、
果鱗がはがれ落ち、果軸だけが残る。


雄花


 

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マテバシイの実

2012-08-17 07:05:34 | 野の花日記

マテバシイの実
<ブナ科マテバシイ属>
別名(サツマジイ・マタジイ)
常緑高木。
樹皮は暗褐青灰色でなめらか。
若い枝は無毛。
葉は互生し、倒卵状楕円形。
厚い革質で、裏面は灰緑褐色。
6月頃に開花、

堅果は長さ2~3センチの長楕円形で、
翌年の秋に成熟し、食べられる。
殻斗は皿形で総苞片が瓦状にならぶ。

<俳句歳時記>秋
椎の実(しいのみ)
<落椎・椎拾う>

いとしさの椎の実飛礫(つぶて)とどかざり   竹本 健司

椎の実降るウサギ子狐あつまって        鮫島 康子

椎の実が降るはればれと愛されよ        藤田 湘子

椎の実のころがりゆきて木と無縁         津田 清子

昏るる韻ありとせば降る椎の実の         柚木 紀子

 

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