れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ジンチョウゲ(シロバナジンチョウゲ)

2008-02-29 06:26:05 | 野の花日記
日本には、室町時代に渡来したそうだ。
香りがいいので、どなたもご存知の花だ。

でもまだ、蕾。
蕾のうちは香らない。
もう少しで花開くでしょう。

これはたぶん、シロバナジンチョウゲ。

ジンチョウゲの実は
いまだかって見つけたことがないのだが
まれに、実をつける事があるそうだ。
一度見つけてみたいと思ってる。

「俳句歳時記より」

沈丁花
丁子 沈丁 瑞香 芸香(りんこう)

 沈丁に帚さはりて匂いけり    高浜虚子
 
 いち早く闇脱いでゐる沈丁花   石原八束
 
 をんな等が笑ひ丁子の香をくづす 山本弦平

 深追いの恋はすまじき沈丁花   芳村うつぎ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蕗の薹

2008-02-28 05:41:15 | 野の花日記
早春の雪が消え残っている所々に、
いち早く春の訪れを告げるのが蕗の薹。

「蕗」の若い花茎が蕗の薹だ。

小林一茶の「おらが春】の鷹丸は、
春の草を積んでいて雪解けの川に落ちて死んだ。
その袂から、零れ落ちたのが蕗の薹。

遠く猿者へ風吹き蕗の薹   桂信子

見て過ぎし蕗の薹へと後戻り 古谷秀雄

この畦を祝ぎに葬りに蕗の薹 小原樗才
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネコヤナギ

2008-02-27 05:49:30 | 野の花日記
春を告げるネコヤナギに遇いたかった。

里山に出かけた時、
里の庭に朱色の福寿草を見つけた。
写真を撮っていたら、声をかけてくれた
おばあちゃんが、花なら庭にたくさん咲いてるから、
いらっしゃいと言われ、
お邪魔した。

ありがとうおばあちゃん、
パンジーやデイジーやマーガレットや
クリスマスローズが所狭しと植えてあった。

庭にはガーデニングの花が綺麗に咲いていたけど、
私が会いたかったのは、
野の花や木々だったのよね。

ネコヤナギを見つけて、
「これを撮らせて下さい」といって撮った一枚です。

銀ねずみ色の花穂はやわらかで、
猫の毛並みを連想させるから、ネコヤナギ。

「俳句歳時記」より
ゑのころやなぎ

    さみしさの一鞭鋭しや猫柳    小林康治
     
    猫やなぎ追慕の一語野にこぼす  成瀬桜桃子

    雨粒が銀をいぶせる猫柳     古屋秀雄

    この川に古き名いくつねこやなぎ 高久田橙子
    
    月夜にて花となりたる猫柳    鎌田容克
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朱色の福寿草

2008-02-26 07:10:35 | 野の花日記
里山の河原はまだ、何も咲いていなかった。
畑の隅に、福寿草を見つけた。
もう、葉が出ていて何日か咲き続けたあとのようでした。

その隣に、赤い福寿草を見つけました。
朱色・と言ったほうがあってるかもしれない。

我が家の福寿草も一輪咲きだした。
いつも太陽に向って
、黄色い花をパラボラアンテナのように広げている。

キンポウゲ科の多年草。

俳句歳時記では、
新年にあたる。
元日草とも言う。

     日輪の福寿草の庭ニ歩三歩  安部みどり女
      
     下町や軒端の鉢の福寿草    石塚友二

     福寿草雪しりぞきしところより 永田耕一郎

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クヌギ

2008-02-25 07:17:07 | 野の花日記
まだまだ、芽吹きは見られそうも無いけれど、
すこしづつ、春めいているのは確かです。

これはクヌギの冬姿。
本当は、クヌギだと思いながら、
この枝に残ったものが何なのか・・
よくわからなかった。

実の落ちた後?なのかなぁ?
なんだか
冬の枝を守っているような気がした。

秋のどんぐりがなる頃だけ、注目していたから。

「俳句歳時記」では、
勿論秋の季語になる。

団栗の小春に落つる深山かな  言水

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニワトコの新芽

2008-02-24 07:22:35 | 野の花日記
ニワトコは、接骨木と書く。
スイカズラ科

樹皮に、コルク質があって、
焼いたものは、
骨接治療の薬になるというので、
接骨木だ。

ニワトコの木は、
あまり振り向かれない木だと思う。

お世辞にも綺麗な花とは言えないし、
都会の庭や公園にだってあえて、
植えたりなんてしないでしょう。

それでも里山で見つけたりすると、
私は、嬉しくなる。

こんもり膨らんだ花芽を見つけたら、
なんだか楽しくなるから不思議。

若い葉は、山菜になるので、
積んで食べた事がある♪

ただし、食べすぎはよくないそうだ。

俳句歳時記より
「接骨木の花」(にわとこ・にはとこ)
 たづの花、みやつこぎ

      接骨木の花咲けり何かにまぎれんと 加倉井秋を
  
      接骨木の芽吹き何やら山の音    飯野砂不






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロモジの芽

2008-02-23 06:57:58 | 野の花日記
クロモジの葉芽は、
特徴があるのですぐ見つけることができます。

葉の芽は紡錘形をしていて、真ん中にあり、
両脇に球形の花芽を従えている。

春に枝先についた緑色の葉っぱの周りに、
淡い黄色い小さな花をたくさんつけます。

樹皮や枝木に、
香りが在るそうで高級楊子に使われるそうです。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒイラギナンテン

2008-02-22 05:26:55 | 野の花日記
ヒイラギナンテンの小さな黄色い花が咲き始めると、
私は春だなぁ^と思う。

太郎が元気だった頃、
お散歩で必ず通っていた公園に、
植えてあったのをいつも眺めていたから。

もう太郎との散歩は、できないけれど、
公園のヒイラギナンテンは、変わらず春を告げてくれる。

太郎が、歩けなくなったのは、
桜が咲きだした時だから、
もう一年がたつのだと、しみじみ思う。

不思議に、
太郎は、歩けなくなる最後の日に、
遠くの桜並木まで頑張って歩いた。

それは、私に桜の花を見せるために必死で歩いたような気が、
今もしている。

これからは、暖かくなるので、カートに乗せて
近くの公園に連れていってあげられます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニシキマンサク

2008-02-21 05:53:17 | 野の花日記
野山にいち早く咲くから、「まず咲く」がなまって、
マンサクになったそうな。

なんだか名前からして、
万作さんを連想してしまう親しげなネーミングだと思ってしまう。

普通は、黄色が主だと思うけれど、
赤いマンサクをこの頃はよく見かける。

花弁の基部が赤みを帯びたニシキマンサクや、
花弁全体が赤いアカバナマンサクがあるそうだ。

これは花弁の基部まで赤いから、ニシキマンサクのようです。
マンサクは、
やはり黄色の方が、マンサクらしく思う。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンサクの花

2008-02-20 12:01:12 | 野の花日記
午前中、仕事を急いで終えて、
北の丸の公園まででかけた。

まだまだ、花は見つからない。
マンサクの黄色い花をやっと見つけた。

山では、いちはやく黄色い花を咲かせる。
「まず咲く」が訛って、マンサクになった。

黄色い花が、枝一杯咲くから
豊年満作から名前がつけられたともある。

でも、まだまだ寒いのか・
豊年満作とまでは咲いてはいませんでした。

      まんさくに水激しくて村静か   飯田龍太
       
      まんさくや峡人はまだ外に出でず 森 澄雄

      

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする