ニワフジ(庭藤)
<マメ科インディゴフェラ属>
垣根の下から地を這うように咲いていた。
別名イワフジで山地の谷川の縁に咲く。
よく庭に植えられているのでニワフジと言う。
マメ科の落葉樹で、山地や岩場にも生える。
羽状複葉の葉で小葉が互生してつき、
小葉は長楕円形で、
小葉の裏は白っぽく毛がある。
茎は堅くて細い。
フジのような花序は長さ10~20センチになり
長さ約1,5センチの蝶のような形の花を多数咲かす。
白色もある。
ニワフジ(庭藤)
<マメ科インディゴフェラ属>
垣根の下から地を這うように咲いていた。
別名イワフジで山地の谷川の縁に咲く。
よく庭に植えられているのでニワフジと言う。
マメ科の落葉樹で、山地や岩場にも生える。
羽状複葉の葉で小葉が互生してつき、
小葉は長楕円形で、
小葉の裏は白っぽく毛がある。
茎は堅くて細い。
フジのような花序は長さ10~20センチになり
長さ約1,5センチの蝶のような形の花を多数咲かす。
白色もある。
オオヤマブスマ(大山衾)
<ナデシコ科オオヤマフスマ属>
小さな白い花が印象的だ。
山地や草原にはえる小形の多年草。
茎は細く小枝をわけ、
高さ10~20センチになる。
葉は対生し、
楕円形または長楕円形で長さ1~2,5センチ、
両面に細毛がある。
少数の花が集まった集散花序をだし、
細長い花柄の先に小さな白い花を咲かせる。
花弁は5個、
萼片は卵形で5個ある。
果は広卵形。
種子は卵形で光沢があり黒色。
ハタザオ(旗竿)
<アブラナ科ハタザオ属>
山地の草原などにはえる越年草。
茎は1本で直立し、
柄のある花が花茎につき、白い小さな4弁花をつける。
根生葉はロゼット状で毛がある。
茎葉は披針形で互生し、
基部は矢じり形となり茎を抱く。
小さな十字状の花で、角果は線形で
直立し主軸に接してつく。
ヤブジラミ(藪虱)
<セリ科ヤブジラミ属>
まだ、小さいうちは、
セントウソウなのかな?と思っていた。
茎を伸ばして花が咲いてヤブジラミだと解った。
果実が服などにつくことやその形から、
この名がついた。
草丈は30~70センチで
全体に毛がありざらざらする。
果実は長さ2,5~3,5ミリで
鉤状にまがった刺毛が密生して
他のものにくっつく。
葉は2~3回羽状複葉で、
小葉は細かく切れ込む。
白くて小さな花を多数つける。
白い小さな花は5弁花で花序の外側の花が
大きい。
コバノズイナ(小葉髄菜)
<ユキノシタ科ズイナ属>
落葉低木。
コバノズイナはアメリカズイナともよばれ、
北米原産で葉が小形で先は短くとがり、
花弁は早く落ちる。
枝先に総状花序をだし、
長さ3ミリの小さな白い花を多数開く。
葉は互生し、
卵状長楕円形で、先は尖る。
花弁は5個、雄蕊も5個、雌蕊は1個。
ヤグルマソウ(矢車草)
<ユキノシタ科ヤグルマソウ属>
湿り気のある山野にはえる多年草。
5枚の小葉からなる掌状複葉で長い葉柄がある。
花茎は直立して、
数枚の茎葉を互生し、先端に円錐状の
花序をつける。
花は径6~8センチあり、
はじめは緑白色でのちに白色になる。
和名は矢車草で、
葉の形が端午の節句の鯉のぼりに添える
矢車に似ている事に寄る。
センダン(栴檀)
<センダン科センダン属>
別名オオチ
街路樹や公園などに植えられている落葉高木。
淡紫色の小さな花を多数開く。
葉は大形の奇数2~3回羽状複葉で互生する。
小葉は長さ3~6センチの卵形または卵状楕円形で
先は尖る。
花弁は5個で、長さ8~9ミリの倒披針形。
雄蕊は10個あり、
紫色の花糸が合着して筒状になり、
その上に黄色い葯がつく。
樹皮は紫黒褐色で縦に裂ける。
枝は四方に広がる。
下は10月頃の、
果実の核果。
オオキンケイギク(大金鶏菊)
<キク科キンケイギク属>
里の河原にはえていたものを、
1本いただいて庭に植えたら毎年、
黄色い鮮やかな花を咲かせて楽しませてくれている。
明治の中ごろに、観賞用として栽培された。
河川敷などで群落を作ったりする。
花の直径は、
5~7センチで、頭状花と舌状花ともに鮮やかな黄色。
草丈は30~70センチに伸び、
茎の葉は長楕円形~線針形。
葉はつけね付近に集まり、
長い葉柄がある。
グリーンベルトなどにも
よく植えられている。
ヤマブキショウマ( 山吹升麻)
<バラ科ヤマブキショウマ属>
山地にはえる雌雄異株の多年草。
茎は高さ30~80センチになる。
葉は2回3出複葉で、9枚の小葉からなる。
茎の上部に円錐状に総状花序をつくり、
黄白色の小さな5弁の花をつける。
雄花の雄蕊は花弁より長い。
雌花の雄蕊は花粉をつけず、
子房は3個で、熟すと袋花となる。
和名は葉が山吹に似ていることによる。
ヤマボウシ(山法師)
<ミズキ科ミズキ属>
各地の山野にはえる落葉小高木。
白い花弁のように見えるのは4個の総苞片で、
長さ3~6センチ。
葉は対生し卵状楕円形。
葉の上に咲くので、
下からだと見えにくい。
下は果実。
10月頃に赤く熟して食べられる。