れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ワルナスビ(悪茄子)

2018-06-30 05:08:58 | 野の花日記

ワルナスビ(悪茄子)
<ナス科ナス属>
北アメリカ原産。
雑草で抜こうと思っても、
茎や葉に鋭い棘があり触ると痛くて始末に困る、
ナス科の雑草。



昭和初期に千葉県で発見され、
市街地付近の道端や荒れ地などに、
全国的に広がっている。



花は径3センチで、
星形に開く。
花色は白が多いが、紫色もある。



雄しべはバナナのような色と形をしている。
地下茎をひいて増える。

節の間から出た枝に4~10個咲き、
ナスの花に似ている。
オニナスビ、ノハラナスビとも呼ばれる。

下はワルナスビの実


実はこの実はなかなか見つかりづらく(私の経験では)
始めはスイカのような緑色の筋が入ったものが
熟すと橙黄色になる。







 

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クサレダマ(草連玉)

2018-06-29 04:12:46 | 野の花日記

クサレダマ(草連玉)
<サクラソウ科オカトラノオ属>
腐れ玉じゃありません。
マメ科の低木レダマ(連玉)に似た草からこの名があるそうです。
またの名をイオウソウ(硫黄草)。



野や山の湿地に生える多年草。
茎は40~80センチになり、
葉は対生または3~4枚輪生し、
上部で枝をわけて1,5センチほどの黄色い花をつける。

 

石神井公園の野草園にて。
クサレダマは元気で毎年、見られます。

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アキノタムラソウ(秋田村草)

2018-06-28 04:33:28 | 野の花日記

アキノタムラソウ(秋田村草)
<シソ科アキギリ属>
山野の草地に見られる。
タムラソウとつく名前の植物はいくつかあるが、
名前の由来は不明。
近縁種のハルノタムラソウ、ナツノタムラソウ、
キク科のタムラソウがある。

草丈20~80センチで、
茎は四角く角ばっている。
枝先に長さ10~25センチの花序をつけ、
長さ1~1,3センチの筒形で先端が上下に分かれた
青紫色の花をいくつかずつ数段輪生する。

雄性先塾で、はじめは雄しべを上に突き出すが、
花粉を出し終わると、
下向きに曲がり、次に雌しべが開いて受粉に備える。

花の中の雄しべの形は花の上部に沿って大きく
カーブしている。
咲いて暫くすると、雄しべがだんだん下を向く。

葉は対生し、長い柄があり、
3出複葉または1~2回羽状複葉となる。


小葉は広卵形ないし、狭卵形でふちに鋸葉がある。


 

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セイバンモロコシ(西播蜀黍)

2018-06-27 06:24:42 | 野の花日記

セイバンモロコシ(西播蜀黍)
<イネ科モロコシ属>
以前から、里山に行くと気になっていた草でした。
すっと伸びた茎に涼し気に穂を付ける大形の草本です。


やっと主人に頼んで玉川温泉まで、
蛍に会いに行った。
今回は小さめなのでヘイケボタルかな。
数匹、出会うことができました。
草に留まってくれたので掌にのせることもできました。

地中海沿岸原産の多年草。
ジョンソン・グラスの名で牧草として利用されている。



戦後、関東地方などの荒地に急激に広がった。
大きな株を作り、高さ1~2メートルになる。



葉は長さ20~60センチ。
花序は茎の先に円錐状につき、
長さ20~50センチで直立する。
小穂は柄のあるものと無いものが1対となり、
無柄の小穂には芒(のぎ)がある。
小穂は長さ4~6ミリでしばしば紫色を帯び、毛がある。
若い葉は青酸を含み、ときに家畜が中毒を起こすそうだ。

実は・世界的に知られる畑の強害雑草。

 


 

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アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊)

2018-06-26 05:08:11 | 野の花日記

アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊)
<キク科アザミ属>
ヨーロッパ原産の1~2年草の帰化植物。



茎はロゼット葉の中から出て
高さ1,5メートルにもなり、全体に短い綿毛がある。

全長に著しいヒレ(翼)があり、
ヒレは鋭い棘を持つ。
頭状花は枝状に1~3個つき、
径3~4センチの紅紫色。
総萼は長卵形、幅2~4センチ、
総萼片は線形で先は鋭い棘になる。


 


筒状花は紅紫色、総萼は長卵形、幅2~4センチ
両性、花冠は長さ3~4センチ、
冠毛は白色で羽状に分岐、
花床には長さ1~2センチの白い剛毛状の麟片がある。

 

 

果実は灰白色のそう果で長さ3ミリ。
種子繁殖する。

 

 

花期は夏から秋。
急速に分布している。

和名にアメリカとあるが、
ヨーロッパ原産のアザミなので、
セイヨウオニアザミと呼ばれることもある。

 

 




 

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ネズミムギ(鼠麦)

2018-06-25 06:25:42 | 野の花日記

ネズミムギ(鼠麦)もしかしたらホソムギ(細麦)かも。
<イネ科ドクムギ属>
ヨーロッパ原産で飼育作物(イタリアンライグラス)
として栽培され、野生化している越年生草本。


全株無毛、基部で分けつし、高さ80センチほど。
葉は線形、表面には光沢がある。

春から夏にかけて長さ30センチほどの
分岐しない穂を出し、長さ2,5センチ
10~20小花からなる扁平な小穂をつける。

通常は1センチほどの芒がある。
穂軸はざらつく。

明治年間初期、牧草として導入され、
全国的の野生化した。

ここでネズミムギとホソムギの見分け方があるが、
ネズミムギには小穂に芒があり、
ホソムギには無いとあるが、
実は・・
私にはこれがホソムギなのかネズミムギなのか
同定できないでいる。

 

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カンナ

2018-06-24 04:46:24 | 野の花日記

カンナ
<カンナ科カンナ属>
幼いころから、里山などに植えてあってよく見ていた花で、
なんとなく懐かしい花。
漢字を調べたけれど、
インドやマレー諸島が原産だったんだ。

夕方のワンコとのお散歩で、
雨に濡れた黄色いカンナ。

晴れた日に撮ってあった黄色のカンナ。

橙色も赤もある。

今、ふと思い出した俳句。
先生を泣かせてしまう赤カンナ
を思い出した。



茎が筒状の事から、
ラテン語で「あし(葦)」を表す言葉が属名になったそうだ。


高さは1~1,5メートルになり、
葉は卵状楕円形から楕円形で先が尖る。
日当たりのよい肥沃な土地を好む多年草。
初夏から秋にかけて咲きます。



 

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ヤブカンゾウ(藪萱草)

2018-06-23 07:43:42 | 野の花日記

ヤブカンゾウ(藪萱草)
<ススキノキ科ワスレグサ属>
今朝はキット咲くだろうと思っていた
咲いたばかりの我が家のヤブカンゾウです。
雨が続いたので・画像はいまいちですが、
今年初めてのヤブカンゾウとの出会いです。



有史以前に中国から、観賞用や食料として
渡来した
と考えられている。



やぶ、田畑の畔や土手、野原などに生え、
特に人家の周りに多い。



若葉や蕾は山菜として食べられる。



草丈は80~100センチ。
花は径8センチで橙赤色の大輪の花を咲かせる。
八重咲で華やかで朝開いて、夕方には萎む一日花だ。

種子はできずに、地下のひも状の塊根で増える。
もう、十年以上前からプランターで咲いてくれているので、
花が終わったら少し地面に
植え替えてあげようかと考えています。


 

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クチナシ(梔子)

2018-06-22 04:55:14 | 木の花

クチナシ(梔子)
<アカネ科クチナシ属>
暖地の常緑樹林の縁などに生える常緑低木。
下部からよく分岐し、
樹皮は灰緑色~灰褐色。



一重のクチナシから、オオヤエクチナシ、コクチナシがある。
(これはオオヤエクチナシと思われる。)



葉は対生し、
長さ4,5~17センチの長楕円形で革質。
ふちは全縁で表面は光沢がある。
基部に托葉がある。


6~7月、
枝先の葉脈に芳香のある白い花が1個づつつく。
ちなみに3芳香花は沈丁花、金木犀とこの梔子がある。

大輪で八重咲のこれは、
園芸種でオオヤエクチナシ。


 







 

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ナヨクサフジ(弱草藤)

2018-06-21 05:50:10 | 野の花日記

ナヨクサフジ(弱草藤)
<マメ科ソラマメ属>
ヨーロッパ原産の越年草。
緑肥として用いられていたものが、
野生化したもの。

茎はつる状で、2メートルくらいに伸びる。
1本が枝分かれしてたくさん咲いているように見えます。

本来は赤紫色のマメ科の花です。
川の近くによく生える。
まだ、蕾だと藍色をしていて綺麗。

緑の草の中に藍赤紫の花は目立って、
美しい。

 

 



 

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