クサグモ(草蜘蛛)の巣
<タナグモ科>
人家周辺や道端の低木に巣をつくる。
青木の葉に作られたテント状の巣。
蜘蛛は見られなかった。
クサグモの網は棚網と言われ、
糸を重ねてできた膜を低木の枝先に水平に張る。
白いテントのようだ。
暖かくなったら、蜘蛛の姿を見てみたいと思う。
ついでに、
枯葉がいつまでも残っているものに
カシワ(柏)、クヌギ(橡)、ヤマコウバシ(山香し)
下はヤマコウバシの今の季節の枯れ葉
ヤマコウバシの枯葉はいつまでも落ちずに残っている。
クサグモ(草蜘蛛)の巣
<タナグモ科>
人家周辺や道端の低木に巣をつくる。
青木の葉に作られたテント状の巣。
蜘蛛は見られなかった。
クサグモの網は棚網と言われ、
糸を重ねてできた膜を低木の枝先に水平に張る。
白いテントのようだ。
暖かくなったら、蜘蛛の姿を見てみたいと思う。
ついでに、
枯葉がいつまでも残っているものに
カシワ(柏)、クヌギ(橡)、ヤマコウバシ(山香し)
下はヤマコウバシの今の季節の枯れ葉
ヤマコウバシの枯葉はいつまでも落ちずに残っている。
オオミノガ(大避積蛾)(大蓑蛾)
<ミノガ科>
植物に、昆虫が欠かせない事をこの頃知り、
観察会で教えて頂いたものを掲載することにした。
細かく教わったわけではないので・
間違っていたらご指摘願います。
☆まづ、オオミノガは葉っぱだけで、蓑を編む。
☆蓑と枝の接点がリング状なのがオオミノガなのだそうだが、
私には見分けられなかった。
チャミノガは枝を使って蓑を編む。
この蓑の中に、いるのかどうかは確かめられなかった。
この頃は滅多にミノムシを見ない。
それは天敵のオオミノガヤドリバエが寄生することで、
今は絶滅危惧種。
上は去年の11月頃、見つけたたぶんチャミノガ。
12月にマンションの壁に引っ付いていた蓑虫。
ミノムシの生態は興味深い。
蓑虫は蛾の幼虫です。
成虫の雄(♂)は夜飛び回るが、
☆雌(♀)は脚も翅も触覚も目も口もない。
一生、蓑の外に出ず、夕方になると蓑の下から頭を出し、
フエロモンをだし雄を誘う。
雄(♂)はその匂いで雌と交尾し、
雌はその場で卵を産み、地上に落ちて死ぬ。
(西日本新聞より)
だから・・
雄と雌は目を合わせることが無いのです。
おまけ
冬芽の美しい3大美芽(コクサギ・ザイフリボク・ネジキの芽)
のうち
ザイフリボクの冬芽
よく似たものに園芸品のジューンベリー(西洋ザイフリボク)
がある。
下はまだ芽吹いたばかりのコクサギの冬芽
ネジキの冬芽はいつか撮りたいと思う。
(写真は下手だけどね・)
フクジュソウ(福寿草)
<キンポウゲ科フクジュソウ属>
今年初めて咲いているのを見る。
パソコン不調で、しばらく休んだ。
本来なら、パラボラアンテナが開いたように、
日差しに向いて咲くはずなのだ。
花の中心に太陽熱を集めるようになっていて
暖かさと黄色の花で
寒い早春に活動する昆虫を誘う。
寒い日は開かない。
これは2週間前の石神井公園の野草園にて。
アキニレの枝に優曇華の花(クサカゲロウの卵)
早く暖かくなって欲しいものだ。
ヒメウズ(姫烏頭)
<キンポウゲ科ヒメウズ属>
人里に近いやぶや道端、石垣などに生え、
春に地中の塊茎から茎を伸ばして
花を咲かせる。
草丈は20~30センチ。
ほんのり紫がかっている。
花は小さいがよく見ると、
オダマキに似ていて白い花は径5ミリほどだ。
陽が当たらないと花が開かないが、
小さく可愛いのであまり開かずに咲きます。
長い柄のある3出複葉葉で、
裏面は紫色を帯びる。
まだまだ、咲いたばかりだった。
ネコヤナギ(猫柳)
<ヤナギ科ヤナギ属>
落葉低木。
枝は弓状に曲がって斜上する。
若枝には灰白色の軟毛が密生するが、
のちに毛は落ち、緑褐色または緑色になる。
冬芽は灰白色の軟毛が密生し、
帽子状になった赤褐色の1個の麟片に覆われている。
ふわふわの白い毛を見ると、
春ももうすぐと思う。
昨日は今年初めての自然観察会だった。
去年もここで、ヤツデの葉裏に小さなクロスジホソサジヨコバイ
を教えて頂いた。
目のように黒い点が二つ見えるのが後ろで、
反対側が前だ。よく見ると目があるし、歩き方で前後が解る。
写真はここまで・・。
手脚の位地で前後が解るのだが・・
画像がねぇ・・。
クサグモの五角形のテント。
チチコグサモドキ(父子草擬)
<キク科チチコグサモドキ属>
茎の上部の葉腋から枝を出して花をつける。
強く、アスフアルトの隙間からでも生えてくる
大正から昭和暑気に渡来した帰化植物。
チチコグサによく似ているのが名前の由来。
枝分かれするのがチチコグサと見分ける大きな特徴。
地面近くの葉は開花とともに枯れる。
草丈は10~30センチ。
淡褐色の小さな頭花は、数個づつ固まってつく。
草全体に綿毛が密生しているので灰白色を帯びる。
父子草擬は、葉裏に蜘蛛の糸のような毛が生える。
よく似たウラジロチチコグサは葉裏に毛が無く、
葉裏は真っ白。
ヒロハヘビノボラズ(広葉蛇上らず)の冬枯れの実
<メギ科メギ属>
山地に生え、よく分岐して高さ1~3メートルになる
落葉高木。
枝には鋭い棘がある。
葉は倒卵形または長楕円形さじ形で洋紙質。
裏面は細い脈が目立つ。
ふちには刺毛状の鋸歯がある。
6月頃、黄色で径6ミリほどの花を密に十数個つける。
花弁と萼は6個。
是非花の頃に見に行こうと思っている。
果実は楕円形でふつうは赤く熟す。
これは冬になって黒くなり粉を吹いている状態。
ヤママユ(山繭)の繭(天蚕)
<ヤママユガ科>
信州の旧国鉄篠ノ井線の廃線跡を歩いた時、
久しぶりのヤママユに出会った。
たぶん、クヌ枝に3~4個、薄緑色の繭を見つけた。
中に蛹がいたかどうかは解らないが、
これを見つけてから、「天蚕センター」に見学に寄った。
これはもう蛾になって元気に飛び出た後と思いたい。
天蚕センターでは、卵のまま冬越しをさせ、
5月の初め頃、飼育林のクヌギの枝に
産み付けた卵(山付)の紙を巻き付け、
卵から生まれた幼虫はエノキの葉を食べて
4回の脱皮を繰り返して成長する。
葉っぱに糸をはいて繭を作り、その中で蛹になる。
成長したオスとメスを蝶籠に入れ籠に卵を産み付けさせる。
また、繭は生糸を取るために乾燥させお湯で煮て、
まゆ7~8個分で1本の糸にして、製品にするのだそうだ。
ウスタビガ(薄手火蛾)の空繭
<ヤママユガ科>
植物を追って行ったら、どうしてもその食草にいる虫にも
愛着がわいてきた。
自然観察会で色々教えて頂いたりする。
まだ、興味を持ったばかりだから、
知らないことがいっぱい。
正月に信州へ行った。
旧国鉄の篠ノ井線の廃線跡を歩いていて
カマスのような形の美しい緑色のウスタビガの繭を見つけた。
私はヤママユガの繭は以前に見ていたことがあるが、
この形の繭は初めて見て感動ものだった。
ちょっと触れてみたが、もう中の蛹は抜けていて、
空繭だった。
この画像を撮るのに、谷に落ちそうになった。
見るだけで我慢しようと思ったが、
主人に頼んで枝を折ってもらったものだ。
帰って調べたら
5齢の幼虫で体調は6センチほど。
幼虫のイモムシを触るとネズミみたいな声を出すと言うのが
可愛い。
卵がついた繭も見ることができた。
食草はコナラ、クヌギ、カシワ、桜類、
ケヤキ、エノキ類。
いつか成虫に出会ってみたいものです。
フユイチゴ(冬苺)の実の落ちた後の蔕(へた)
<バラ科キイチゴ属>
山地に生える常緑小低木。
今は赤く熟したツブツブの苺も落ちて、
蔕(へた)だけになっているけれど・
でも、それでも色のない季節に、フユイチゴの蔕でも
出会えて嬉しかった。
葉も紅葉して綺麗。
常緑なんですね。
葉は互生し、
長さ5~10センチの心形でふちは5浅裂し、
歯牙状の鋸歯がある。
すっかり美味しい所は鳥に食べられたりして、
無くなっています。
それでも可愛いフユイチゴの蔕(へた)。