れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ドクゼリ(毒芹)

2019-07-31 05:35:00 | 野の花日記

ドクゼリ(毒芹)
<セリ科ドクゼリ属>



日本およびユーラシア大陸に広く分布し、
沼、小川などの湿地に生える有毒の多年草。

茎は中空で90~100センチとなる。

葉は2~3回羽状複葉で小葉は長楕円状披針形。
ふちには鋸歯がある。

枝先に複散形花序を出す。
小散形花序は白色の小さな花を10個ほどつけ丸くなる。

花弁は5個で、先は内側に曲がる。
とくに地下茎や根にはシクトクシンという毒性分が多く含まれる。
セリに似ているが、有毒なのでこの名がある。

なぜか?アカスジカメムシがこのドクゼリがお気に入りのようで、
たくさんいたのを見ました。

 

 



 

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クルマバナ(車花)

2019-07-30 06:06:13 | 野の花日記

クルマバナ(車花)
<シソ科クルマバナ属>
山里の道端に小さな車状に咲く。

花が茎の周りにぐるりと咲き、車輪のように咲くことから、
この名がある。

草丈20~80センチ。
四角い茎が直立し、下向きの毛がまばらに生える。

枝先の花序につく花は、長さ8~10ミリの淡紅色で、
紫色を帯びた萼がある。

花は小さい筒状で、段状にまとまってつく。
花の先端は唇形で上下に分かれ、
上唇は小さく、下唇は大形で3裂し、内側に赤い斑点がある。

葉は対生し、長さ2~4センチの卵形で両面に毛が多い。

山野の道端や草原に生える。

 

 

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ツチアケビ(土木通)

2019-07-29 04:08:11 | 野の花日記

ツチアケビ(土木通)
<ラン科ツチアケビ属>


山野の落葉樹林下や、ささやぶなどに生える腐生植物。

葉緑素を持たない。
根茎は太く長く、横に這い鱗片葉がつく。
根の中にナラタケの菌糸束を取り込み、菌と共生する。

茎は太く、高さ50~100センチになり、小さな鱗片葉がつく。

上部で枝を分け、さらに枝分かれして多数の花をつける。
花柄や萼片、子房に短毛がある。
花は黄褐色。
(私の図鑑での色は真っ赤な花だったので、
これがツチアケビの花とは思いもよらなかった。)



萼片は長楕円形で長さ15~20センチ、側花弁は萼片と同じぐらいか、
やや短い。
唇弁は広卵形で、萼片よりやや短く、縁は内側に少し巻き、
内側にはとさか状の隆起仙がある。

果実はウインナソーセージに似ており、
長さ6~10センチで赤く熟すのが、見てみたい!



和名は地中から出て、アケビに似た果実をつけることによる。
是非、一度ツチアケビの真っ赤なソーセージ状の実に出会ってみたいものです。


 

 

 

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カキラン(柿蘭)

2019-07-28 04:39:00 | 野の花日記

カキラン(柿蘭)
<ラン科カキラン属>

日当たりのよい湿地に生える多年草。
和名の柿蘭(カキラン)は花の色が熟した柿の実の色に似ていることによる。

茎は高さ30~70センチ。
葉は5~10枚が茎の中ほどより上に互生し、
しだいに小さくなり、上部は苞葉にかわる。

花は橙黄色で、茎の先に総状に10個ほどつく。

萼片は長卵形で長さ1,2~1.5センチ、先はとがる。
側花弁は卵形で萼片とほぼ同じ長さ。
唇弁も同じ長さで、内側に紅紫色の斑紋があり、
上下2唇に分かれる。

落倉自然園にて。

私は今回、初めて出会った。






 

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クサレダマ(草連玉)

2019-07-27 07:31:50 | 野の花日記

クサレダマ(草連玉)
<サクラソウ科オカトラノオ属>


山地や原野、湿原にはえる多年草。

茎は直立し、草丈は40~80センチほどで、
葉は披針形で、長さ5~10センチ程度で、
対生または3~4枚輪生する。

 

7~8月頃にほぼ円錐花序に黄色い径1,5~センチ程度の花をつける。

名前は「腐れ玉」ではなく、マメ科の低木のレダマに似た草の意味で、
またの名をイオウソウ(硫黄草)。

 

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オオウバユリ(大姥百合)

2019-07-26 06:16:53 | 野の花日記

オオウバユリ(大姥百合)
<ユリ科ユリ属>
深山や北海道の山地に生える多年草。
ウバユリより全体に大形で高さ1,5メートルにもなり、
茎も太く、花は黄緑色で10~20個が重なりあうようにつく。
葉は円心形で丸みが強い。

花の長さも10~15センチで長い。

 

まだ蕾。

 

 

姫川源流、親海湿原にて。

 

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アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊)

2019-07-21 04:03:44 | 野の花日記

アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊)
<キク科アザミ属>
ヨーロッパ原産の1~2年生草本。
茎はロゼツト葉の中から出て高さ1.5メートルほどになることもある、
全長にわたり著しいひれ(翼)があり、ひれは鋭い刺を持つ。

頭状花は枝上に1~3個つき、
直径3~4センチの紅紫色の花を咲かす。

総萼片は線形で先は鋭い刺になる。

筒状花は紅紫色、冠毛は白色で羽状に分岐、
花床には長さ1~2センチの白い剛毛状の輪片がある。

都会のコンクリートのわきから平気で生えて花を咲かせている。

 

 

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フシグロセンノウ(節黒仙翁)

2019-07-20 06:30:26 | 野の花日記

フシグロセンノウ(節黒仙翁)
<ナデシコ科マンテマ属>

山地の林下やうす暗い林のふちに生える多年草。

ひっそり咲いていても目立つ花色です。

茎の節の部分が少し太くなり、
黒紫色を帯びることから「節黒」、
京都の嵯峨の仙翁寺に近縁種のセンノウが植えられていたことから、
フシグロセンノウ(節黒仙翁)と名付けられた。

茎の先や枝先に淡朱赤色の可憐な花をまばらに咲かせる。
花は直径5センチほど、5枚の花弁が平らに開く。

茎は円柱形で直立し、
高さは50~80センチほど。

 

 

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シラヤマギク(白山菊)

2019-07-19 08:47:11 | 野の花日記

シラヤマギク(白山菊)
<キク科シオン属>
山地の乾いた場所や道端に見られ、草丈1~1,5メートルほどになる。

白い花がたくさん咲いて山のように見えるのが、名前の由来。


茎は長く赤みを帯び、茎や葉に毛があるのでざらつく。

 

下部の葉の柄は長くて翼があり、
近縁種を見分けるときのポイントになる。



ハート形の葉の先は尖り、縁に粗い鋸歯がある。
花は1~2センチで白い花がはっきりし、
舌状花の数がほかの野菊に比べて少ない。

ヨメナに対してムコナと呼ばれ食用にする。

 

 

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メリケンガヤツリ(米利堅蚊帳吊)

2019-07-18 05:40:12 | 野の花日記

メリケンガヤツリ(米利堅蚊帳吊)
<カヤツリグサ科カヤツリグサ属>

やや大型になるカヤツリグサ科の植物で、
湿地に生える帰化植物。
水辺に大きな株を作る。



去年も確か同じ水辺の場所に生えていた。

角ばった茎を切って両端から引き裂くと、
四角形に開き、この形を蚊帳に見立てたのが名前の由来。
私の年代ならそうして遊んだことも懐かしく思い出される事でしょう。

 

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