れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

タムケヤマモミジ

2009-11-30 04:45:48 | 野の花日記
タムケヤマ(手向山)モミジ
カエデ科・ヤマモミジ系

一般に紅枝垂と呼ばれている品種。

新芽は紅色で鮮やかだが、
開ききると紫紅色になり、夏はやや紅緑色。

葉は、7~9全裂する。
烈片は細く、縁には欠刻状の鋸葉がある。

新宿御苑にて。

「俳句歳時記」晩秋
紅葉(もみぢ)
<紅葉(こうよう)もみいずる・もみづる・名木紅葉・夕紅葉・龍田草・その他>

夕紅葉とみに水音澄みわたり    鈴木花蓑

月に寝て夜半きく雨や紅葉宿    高野素十

庭紅葉霧を来し髪まづ梳かむ    殿村莵絲

暫くは雑木紅葉の中を行く     高浜虚子



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イチョウ

2009-11-29 07:15:49 | 野の花日記
イチョウ(公孫樹・銀杏)
<イチョウ科・イチョウ属>

古い時代に渡来、
社寺の境内や街路樹に広く植えられている。
樹皮は厚く灰色で、割れ目がある。

葉は扇形。
古木になると、乳根がでる。

秋の黄葉が、美しい。

花は、春先に咲く。
雄花は、尾状で淡黄色。
雌花は、緑色で長い柄の先に二個つくが・
目立たない。

春の御苑に行ったとき、
しきりにイチョウの雄花が散っていたのに
感動したことがある。

種子は、銀杏。
匂いが嫌われるが、炒って食べる。

堅い殻がはぜて、
美しいブルーの実が美味しい。

画像は、新宿御苑の大銀杏

「俳句歳時記」晩秋
銀杏黄葉(いてふもみぢ・いちょうもみじ)

とある日の銀杏もみぢの遠眺め   久保田万太郎

ごみ箱のどれにも銀杏落葉溢る   右城墓石

暮れてなほ公孫樹もみぢの明るけれ 辻本草玻

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王子親水公園の水車

2009-11-28 07:13:00 | Weblog
王子親水公園の水車
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ナンキンハゼの紅葉と実

2009-11-27 08:07:48 | 野の花日記
ナンキンハゼ
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ウリハタカエデの紅葉

2009-11-26 06:19:42 | 野の花日記
ウリハタカエデ
(カエデ科・カエデ属)

何の葉っぱか・
今まで解らなかった。
小さな図鑑で調べたら、
これがウリハタカエデであることが解った。

ちょうど紅葉した写真が出ていたので。

万葉集には
蝦手(かえるで)または加敞流出(かへるで)
で登場する。

掌状に裂けた葉をカエルの手に見立てたのを、
その後、楓(ふう)とあてたものが、定着した。

山地に普通にはえ、材でこけしが作られた。
丈夫な樹皮は、かつては縄や蓑にされた。

雌雄異株。

今頃は、もうすっかり葉を落としているだろう。


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マルバシャリンバイの実

2009-11-25 07:24:00 | 野の花日記
マルバシャリンバイの実
(車輪梅)
<バラ科・シャリンバイ属>

暖地の海岸に自生する常緑低木。
葉は、枝先に密生し互生し、
卵形で、艶があり厚い。

春先に白色の五弁の花を咲かせる。
実がついても、
花が残っていたりする。

実は球形で、緑色から黒紫色に熟す。
公園などによく植えられている。
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ナンテンの実

2009-11-24 05:44:37 | 野の花日記
ナンテン(南天)の実
<メギ科・ナンテン属>

山地に野生もするが、
庭木に好まれて植えられる。
葉は、
三出複葉で茎の上部に集まり互生する。

茎の先に大型の円錐花序をだして、
白い花を多数つける。

果実は、球形の赤い実を多数つける。
咳止めの薬として使われる。

「俳句歳時記」秋
南天の実(なんてんのみ)
<実南天(みなんてん)>

   億年の中の今生実南天     森 澄雄

   実南天ひよどり杉の高さ翔び  和知喜八

   南天の実に惨たりし日を憶ふ  澤木欣一

   

   
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ボダイジュ(菩提樹)の実

2009-11-23 07:46:10 | 野の花日記
ボダイジュ(菩提樹)の実
(シナノキ科・シナノキ属)

寺院の境内や、公園で見られる。
葉は、互生し三角状の広卵形で裏が白い。

春に、
葉脈から散房状の集散花序をを下向きにだし
淡い黄色の花を多数咲かせ、香りもいい。

花序の柄には、
プロペラのような、へら形の葉状の笣がつく。

果実は、球形で淡い灰褐色。
枯れると白くなる。

公園にて

「俳句歳時記」晩秋
 菩提子(ぼだいし)
 <菩提の実・菩提樹の実)

  菩提樹の実の垂れ日ざしまんだらよ 大野林火

  夕凪に菩提樹の実の飛行せり    永田耕衣

  菩提子を拾ひ仏心には遠し     後藤比奈夫

  菩提子に風の忘れ音ありにけり   小林 澪

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公園のハゼの木

2009-11-22 05:44:07 | 野の花日記
公園のハゼ(黄櫨)の木
(ウルシ科・ウルシ属)

山野にはえ、葉は奇数羽状複葉で互生する。
これは、
昨日の近くの東京の公園にて。
実は毎年見ているが、なったことがない。

いつも一部のみ紅葉する。

紅葉した葉の部分のみ写したものです。
まだ、緑色の葉がたくさんついています。

「俳句歳時記」秋
櫨紅葉(はぜもみじ)

むさしのの櫨の紅葉に袖ふれゆく  大野林火

水もまた燃ゆる彩とし櫨紅葉    桑田青虎

水勢を火急と見たり櫨紅葉     上田五千石


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お茶の花

2009-11-21 07:24:23 | 野の花日記
茶の花
(ツバキ科・ツバキ属)

健久2年(1191)に、
中国の僧栄西が持ち帰り、
各地で栽培されるようになった。

葉は互生して艶があり、
長楕円形で、先がとがる。

初冬に五弁の白い花を下向きに咲かせる。
黄色い蘂が愛らしい。

朔果は、
球形で熟すと三裂して暗褐色の種子を三個だす。

「俳句歳時記」冬
 茶の花(ちゃのはな)

      蝶低くさらに低きをお茶の花   渡辺桂子

      ひと昔すぐふた昔茶が咲けり   和田耕三郎

      茶の花に暖かき日のしまひかな  高浜虚子

      茶の花や掃きゐて我も暮れにけり 津村華枝 
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